K's Graffiti

文章を書いたり絵を描いたりします。

せっかく午前中に起きられたので今日は詰まっているタスクを消化できそうだ、などと考えていたのに、現実は厳しいものだった。
正午を過ぎたあたりから異様に目蓋が重くなる。頭も痛いような気がする。寝不足だったのかわからないが、横になると気が楽になるので、少しだけ仮眠を取ろう。
そして次に布団から出ることができたのは、すっかりと日が暮れてからだった。

 

暗闇の中、いったいいつまで眠り続ければ元に戻るのだろうかと、気持ち悪い微睡みに耐えていた。
時間は夕方から夜に移り変わるくらいの頃だろうか。猛烈な豪風雨の音に目を覚ます。
そういえば、昼間にTwitterで雨がどうのこうのと言っている人がいたような覚えがあった。これのことか。
雷も鳴っている。台風のような轟音に、たまには自然の音を聞くのも悪くないと感じたが、思いの外すぐに悪天候は過ぎていった。

本当に台風のようだ。外が静寂に包まれてからは、次第に身体の不調が緩やかに解けていった。
日中は気づかなかったけれど、どうやら「いつもの」やつだったらしい。
身体が脆弱なのか自律神経が乱れやすいのか、実際の原因は知らないけれど、私は低気圧によって突発的に体調を崩すことが昔から多い。

一度、調子が崩れてしまうと、眠って休む時間を確保しないと回復することがない。眠ってもどれくらいで元気を取り戻せるか決まっていないのが厄介なところで、今日は八時間といったところだろうか。だいぶ下振れした感じだ。
発症のタイミングが、午後に予定がある日の午前なんかだと絶望的で、そういう場合はとにかく一日が早く終わることを願いながら、最低限の動きをすることしかできなくなる。
二年くらい前に、某資格試験の日に絶不調に陥ったことがあるけれど、勉強は足りていたはずなのに思うように頭が働かず合格できなかった。
たとえば会社でも、通勤中とか昼休みとか、ちょっと気を抜いたタイミングでダメになることがあったので、その日はもう仕事にならない。*1
在宅勤務が一般的になって、その点で言えば昨年は随分と楽ではあったが、結局こうやって寝るしかないレベルまで悪化すると何もできなくなるから、体質を改善したいという考えは常にある。

体力的には余裕があるはずの現在の生活において、ここまで具合が悪くなったのは意外というか、過去半年では初めてのことだった。
抗いようのない眠気はなくなったものの、まだ微妙に頭が痛むし、意識の半分は夢見心地のような違和感があって、絶好調には程遠い。
今夜はどうせしばらく眠れないだろうから、昼間にできなかった作業を深夜に進めることになるとは思うが……やっとの想いで修正した生活リズムが一発で壊されてしまうとなると、本当に規則正しい生き方に意味なんてあるのかと疑わしくなる。

*1:もともと、会社での仕事には全力を出さず50%くらいの力で取り組んでいたので、具合が悪い状態で100%を目指すとちょうど普段くらいのクオリティを保てるというインチキが可能だったので、なんとか誤魔化せていた。