K's Graffiti

文章を書いたり絵を描いたりします。

確定申告準備

二月になって、例の時期が近づいてきた。
昨年は初めてのことで、年が明ける前からどうしようかと頭を悩ませていたけれど、今年は二回目……二年目だから、少し心に余裕がある。
まぁ私は夏休みの宿題を終盤まで取っておくタイプだったから、こうして早めに動こうとするのは性に合っていないかもしれない。ただ、これは個人的な問題ではなく、言ってしまえば国とのやり取りになるわけで、ギリギリまで放置するよりも、さっさと済ませてしまったほうが諸々の取り組みにおいて気が楽だと思ったのだ。

 

確定申告、なんていう言い方が悪い。
なんだか堅苦しくて、煩雑そうで、いかにも時間と手間のかかる作業っぽさを醸し出している。
実際のところは人それぞれというか、本当に個人差が大きいところだと思うから、一段落するまでに何日も時間を要する人がいれば、一時間あれば終わってしまう人もいる。
私は大して面倒な立場にいないし、まだ本格的に動ける状況にないということもあって、その過程はシンプル極まるものだった。

昨年は一昨年の分について申告したわけだけれど、会社からの給与と別の所得がそれなりにあったせいで、思っていたよりも面倒だった覚えがある。
そんなに高額ではないものの、いい加減に済ませるわけにもいかないから、細かい数字の計算には神経を使うものだ。
一方で今回、昨年分の内容はというと……投資によるちょっとした売買の利益はあったけれど、胸を張って仕事と主張できる成果を上げることはできなかったので、実のところ何もない。
ただ単純に、プラスになった値を入力して、滅茶苦茶に安い所得税の額が導き出されたら、ひとまず満足してしまって大丈夫な感じだ。
今年は昨年と違って、余計な支払いが少なくて済む。嬉しいのか、悲しいのか、今の私にはよくわからない。

一応、書類上は事業を進めていることになっているから、細かい収支について提出する必要があるのか懸念事項ではあった。
調べてみたところ、所得が基準を満たしていなければ義務ではないらしく、まぁ提出するにしても空白あるいはゼロが並ぶだけだから意味なんてないし、無駄な仕事を増やすのは控えようと思う。
来年はこの作業を大変に感じられるように、どうにかしたいものだ。

 

仮に、今年も駄目だった場合……もしくは来年も上手くいかなかったらどうなるのかを考えてみた。
要するに、貯金から毎月の生活費を引いていって、どこまで生きていけるかという根本的な話になる。
あまり、こういうところでオープンに書く情報ではないだろうから、非常に大雑把な表現になるけれど、捉え方によってはまたまだ余裕と感じる人がいるかもしれないし、そろそろ真剣に考えなければ危機感を覚え始めるという人がいるかもしれない……そんなレベルだ。
切羽詰まるほどではない。けれど、まったく気にしないわけにはいかない。なんとも絶妙なポイント、分岐路に立たされているような気分になった。

一年ほど前の想定では、最短で半年ほど、悪くて三年くらいと考えていたが、今でも変わっていない。
つまり、頑張れば今年の夏頃には明確な変化が起こっているだろうし、絶好調とは行かなくても二年以内にはなんとかする感覚でいる。
ふと、上に書いたことのフラグ回収になるかもしれないと思った。ここから一年半は大して変わらず、設定した期限まで残り半年を切ってから猛烈な勢いで追い上げるパターンだ。そうなってしまったら心身ともにきっと大変だろうから、できればコツコツと取り組んでいきたい。