K's Graffiti

文章を書いたり絵を描いたりします。

合計記帳と体力

私は三菱UFJ銀行の口座を普段から使っているのだけれど、年に何度か記帳する機会を作っている。
というのも、UFJの口座は定期的に取引履歴が「合計記帳」としてまとめられてしまうため、長く放置していると、その間にどのような出し入れがあったかわからなくなってしまうからだ。
まぁ電子化が推奨されている世の中なので、エコ通帳に切り替える手もあるのだけれど……最大で十年間という縛りが引っかかっていて、どうにも通帳に関しては、もうしばらく紙のお世話になりそうな気がする。

 

調べてみたところ、合計記帳が実施されるのは五月と十一月の第三土曜日とのことだった。
合計記帳のことを思い出したのは偶然なのだが、五月の第三土曜日といえば今週末のことで、つまり合計記帳を回避するためには今日しかチャンスがない。
そういうわけで、午後になってから駅前の支店まで足を運ぶこととなった。

十分程度とはいえ駅まで歩くのは久しぶりで、しかも外は思っていた以上に暑く、想定よりも体力を消耗した実感がある。
軽く息を切らしながら銀行に入ると、ATMがずらりと並ぶ光景が待っていて、これは地元のそれと大差なく見えて妙な安心感があった。現金を使わなくなったせいか銀行を訪れることがほとんどなくなり、引っ越してきてからは初めてのこととなる。
既に窓口が閉まっているのもいつも通りという感じだったが、しかし銀行の営業時間はなぜ短いのだろうと今さらながら疑問に感じた。
ググってみると、なるほど法律で定められているのだと知った。またひとつ、賢くなってしまった。

数年前から使っていた通帳は今回で最終行まで書き込まれ、画面には繰越の案内が表示される。
特にディズニーが好きというわけでもないから、デザインは既存の赤いものを選び、二冊の通帳が出てくるまで独特の打刻音を聞いて待った。

今日のミッションを達成して満足した後は、切らしていた食材を買いにスーパーへと寄ってから帰宅する。
それにしても大した距離ではないはずのに、家に着いてからの疲労感はこの数週間で一番のものだった。普段の買い出しではあまり疲れないのに、いったいどうしたのだろう。
過去に覚えがないくらいの体力不足を感じたので、少し前に買っておいた体重計を開封することにした。
二月頃に実家で計測した時と比べて、何か変化があるだろうか。可能性は低いけれど、多少は増えていたらいいのに。

日本の高いブランド品ではないから、正確性については期待していない。だから、表示された数字が以前のデータと比較していいものなのか微妙なところだ。
それでも、体重計に乗ってから中身入りのペットボトルを手に取ると、その分だけ重さが増すことから、大きな間違いはないものと思われる。
驚いたことに、この三か月でさらに痩せているらしかった。

BMIの変遷をメモ代わりに残しておきたいのだが、記憶の限りでは二年前は17前後だったように思う。
昨年、引きこもり生活に突入してから運動不足に由来する体重の激減を招き、今年の年明け時点で15.6付近まで落ち込んでいた。
そして、本日の測定結果は15.2……いよいよ自ら健康を心配し始めたので、正直このあたりが底なのではないかという願望はあるのだが、とにかく食事の優先度を上げたほうがよさそうだ。

このところ連日続く異様な眠気や無気力感の原因も、突き詰めると「痩せすぎ」というところにあるのではないかと思う。心なしか頭も冴えないし、とりわけ今日の文章は駄文そのもののように感じる。別に書き直す気は起らないけれど。
面倒くさいが、ちゃんと食おう。ふと、そう思わされる一日だった。