K's Graffiti

文章を書いたり絵を描いたりします。

運動解禁

一週間前にワクチンを摂取したので、しばらくは激しい運動を控えるようにしていた。
副反応は先週の日記にも書いた通り、腕の痛みを除けば直接的な原因か不明な気怠さと眠気くらいのもので、それも週末までには解消していたから身体は元気そのものだった。
しかし、万が一ということもあるから、一週間くらいは空けておいたほうがいいだろうと思ったのだ。

 

運動と言っても、ジムに通っているわけでもないし、日常的に外出の用事があるわけでもないから、まともに身体を動かす機会は早朝の散歩くらいのものだ。
およそ4km弱のルートを、それなりのスピードを意識しながら30分程度で歩く。ただ歩くのではなく、脚や尻の筋肉を活用することに主観を置く。
五月から続けているし、私は体重が軽いから身体への負担も少なく、絶妙に息を切らさないで歩ききることができるけれど、おそらく普通の人に同じことをやらせたら、疲れて途中で止まってしまうだろう。
要するに、散歩をただ歩くだけの行為ではなく、全身を使った激しい運動として設定しているのだ。

前回の実施日は一週間前の日曜だったから、八日ぶりということになる。これだけ間隔を空けたのは久しぶりのことで、その間に外に出たのはワクチン接種と買い出しの二回だけであったから、流石に多少は筋肉が落ちてしまっている自覚があった。
事実、それは体重にも表れていて、このところは増える見込みが立たない。 
というわけで、いきなり全力で歩き出してしまっては序盤で息が上がってしまうだろうし、心臓への負担も大きくなりそうという懸念から、普段よりもややペースを落とした状態で、身体が温まるのを待った。
季節は秋。高温多湿の時季に比べたら随分と歩きやすい環境になっていて、半袖なので外に出た瞬間は肌寒く感じたものの、歩き始めてからは風が心地好く身体を冷やしてくれた。
いつもは汗で不快指数が高まる頃になっても、今日はまったく汗が垂れてくる気配がなく、後半はいつもと変わらないか、むしろ速いくらいのペースに上がっていった。
気がかりだった心臓の状態も問題なかったので、もう散歩の習慣を元に戻しても大丈夫そうだ。

 

比較的短い間隔で運動を続けていると、筋肉量を維持できるため一回の散歩で強烈な筋肉痛を味わうということがない。
あったとしても多少の疲労が残ったかな、という程度のもので、歩く度に筋肉の悲鳴を聞く羽目には基本的にならない。
今回は一週間以上ぶりということもあって、散歩をしたのは今朝だというのに、これを書いている段階で既に強い筋肉痛を感じている。
歩く際、意識的に力を加えて筋肉を破壊しようと努めているから、ある意味では望んだことではあるのだけれど、最近は若さを失いつつあって筋肉痛が発生するまでに時間を要することが増えていたから、久しぶりの現象に新鮮な気分になった。

まぁ午前中から夕方にかけて眠るという壊れた生活リズムのせいで、夜が実質的には翌朝のような感じになっているし、これを即時発動の筋肉痛として捉えるのは微妙なところではあるが。
学生時代は冗談抜きに、運動後数時間以内に痛みが出ていたから、当時と比べたら老いているのは間違いない。