K's Graffiti

文章を書いたり絵を描いたりします。

健康と金の話

早く寝てしまおうという昨夜の判断は大正解だったようで、今朝は5時に起床できたし、夕方を過ぎた頃から徐々に眠気が出始めて、今夜も早めに就寝できそうだ。
深夜にはぐっすりと眠っていたおかげか、隣人の騒音を迷惑に感じることもなかった。まぁ他人の生活時間帯を操ることはできないため、今後も上手くいくかはわからないけれど、早寝早起きをしていると体調不良に悩まされる確率が減りそうな実感があるので、普通に健康上の心がけとして継続していきたい。

 

そんな私が最近、外に出る機会と言えば、買い出し以外にはゴミ出しと、朝の散歩がある。散歩は脚の負担を考慮して三日に一度と決めていて、次は明日の朝だ。
筋力を取り戻して体重を増やしたいというささやかな目標に貢献しているかは不明だけれど、この半月ほどで多少は下半身の肉付きが良くなった気がする。毎日、目覚めてすぐに計測している体重も、0.5kgほど増加した。

外出機会が増えたとはいえ、まだまだ毎日というわけにはいかないため、たとえば郵便受けが、いつの間にかパンパンになっていることがある。一人暮らしの家にそんな大量の投函なんてないだろうという考えと、単純に面倒だと思う気持ちから、外に出る度にチェックしているわけではない。
しかし、思っていた以上に無駄なチラシが頻繁に入っているものだから、開けてみて溜息が出ることが少なくない。配っている側は手持ちがなくなればノルマ達成ということなのだろうが、分譲マンションだとか高齢者向けのセミナーだとか、どう考えても需要のなさそうな内容のチラシばかりで、あんまり頭を使っていないのだろうと思う。
文字通り、世の中にはゴミを配る仕事をしている人がいる。

 

先日、珍しく封筒が入っていた。
チラシや水道ガスの検針票を除けば、たいていは重要な書類だ。さっそく開けてみた。
越してきたばかりの頃は比較的高頻度に入っていた書類も、最近では滅多に見ないのでなんだろうと思った。確定申告に基づいて送られてくる各種納付書は六月だったはずだし、身に覚えがない。
まぁ表に差出人が書いてあるので、開ける前から中身はわかるわけだが。
それは、国民年金の付加年金に関する書類だった。

普通に定年まで会社員をやって人生を終える人は知らない可能性もあるのだが、国民年金には貰える額を増やすための様々な方法がある。有名なのは国民年金基金だけれど、どうにも厚生年金の代わりという部分がしっくりこなくて、否定的な考えを持っていたのが、数か月前のこと。
国民年金は生きてさえいれば数年で元が取れるけれど、厚生年金はほとんど丸損に近い制度である(将来的には特に希望がない)ため、結局のところ現在進行形で貯蓄していく以上に魅力的なシステムには思えなかったのだ。年老いてから使える金より、元気なうちに使える金のほうが価値は高い。

もう一つの制度に、付加年金というものがあり、これは毎月400円を追加で支払うことにより、60歳までの累計額の半分(20歳から納めていれば400×12×40÷2=96,000)が毎年の年金に上乗せされるというものだ。簡単に言ってしまえば、二年で元が取れる爆益投資ということになる。
仮に62歳までに死んだとしても、損失は新卒サラリーマンの初任給にも満たないレベルなので(個人差あり)、長い目で見れば誤差と言ってもいい。
そんなわけで、老後のことなんて一切考えていない私ではあるが、勝率の高い儲け話ということで申し込んでおいたのだ。

年金の支払いはクレジットカード払いにしているため、先月に一括で引き落とされたばかりなのだけれど、申請のタイミングの問題で今年の三月分(申請月)だけは未納状態となっていた。
届いた納付書は、その400円分のものだった。
最近は便利になったもので、家から一歩も出ずにあらゆる支払いを済ませることができる。その分、金を使ったという意識が希薄になって仕方ないが、性格的に大きな出費というのは滅多にないし、自身の感覚を頼りにした支出で困ったことは一度もない。

……なんてことを言っていたら、そのうち某ゲームに破産させられるかもしれないから、定期的に資産のチェックだけはしておこう。