K's Graffiti

文章を書いたり絵を描いたりします。

進展

昨日の夜に某人物から一週間以上ぶりに連絡があり、今週の半ばから私の頭を悩ませていた問題……もとい一方的な不安は解消された。
予想していた通り、どうやら本来の想定よりも私に割ける余裕が少ないらしく(直接それを尋ねたわけではないが雰囲気から察した)、関係性を次の段階へと進めるための会(仮)は一週間ほど先送りとなった。

 

私が待望していた連絡は期待外れの内容となってしまったけれど、最悪のパターンとして考えていた「唐突な縁切り」の可能性がこれでほとんどなくなったことは安心材料ではある。
たびたび自分で納得しているはずなのに、どうしても疑ってしまうのは私の性格ゆえのことか……そもそも私を騙すような真似をするメリットが先方に何もないので、特に悪材料が介在していない以上は不安がる必要などないというのに。

いきなり、これをやってくれと仕事を投げられても、そろそろ慌てることはなくなってきた。後回しにしていたらギリギリまで手を付けない自分の性格を熟知している私は、興味を失う前に作業に取りかかる。
まだ慣れていないから二時間ほど時間を使ってしまったけれど、相手からしたらむしろ早すぎる成果物であると思われるので、今回も印象を損ねずに済んだはずだ。
依頼したら短時間で結果が返ってくる。なんだか便利に扱われているような気がしないでもないけれど、そのあたりの感覚的な話も次の話し合いで客観性を持たせて、諸々の制限を定めてしまおうと考えているから問題ない。


そんなこんなで、しばらくは無駄に病む必要がなくなったので気分を切り替えようと思った今日は、先週から続いていた昼夜逆転生活と崩壊しきった生活リズムを、一気にリセットしてしまおうと思い立った。
まぁ、今日いきなり意識して変わるものではないから実際には昨晩からというのが正しいのだけれど、なんとか午前中に目覚めることに成功して、現時点まで昼寝をしていないから勝利したも同然というものだろう。
いずれにせよ明日は用があって午前中に外出しなければならないから、ある程度は自然に矯正されたはずではある。ただ、調子が上がらないまま出かけては蓄積されたダメージの回復に手間取ってしまい、また悪循環にとらわれるだけなので、事前に正しておくことに意味があるのだ。
このままいけば、来週は本格的にイラスト学習に取り組めそうだから、少しわくわくしてきた。

気分を変えるには内面だけでなく、身の周りを変化させることも有効だ。
周囲に目をやると、開けずに放置されている引っ越しに使った段ボールや、生活しているうちに溜まったチラシや袋、机上に堆積した埃などが気になった。別にそのままでも困らないそれらは、しかしながら知らないうちにQOLを下げる要因となる。
というわけで、思いついた勢いのまま掃除と整理を始めることにした。
久々の肉体労働だ。手や腕が少しの労力で疲れを訴える。しかし、一度作業を開始した私の集中力を妨げるほどではない。
気づいたらすっかり日が暮れていて、この程度の内容しか日記に書くことがなくなってしまった。

なんだか、書いた事柄を軽く振り返ってみると、常人にとっては当たり前のアレコレについて、異常なくらい難儀している面倒くさいやつだなぁという印象を受けてしまう。
そう、面倒くさいのだ。
外では真面目ぶった冷静な人間を装っているが、数年も付き合えば変わったやつだとみんなが思う。そんな私と長年の付き合いを保てる人間もまた、どこかおかしい。
今日もまた、普通とはなんだろうという哲学に悩まされ、そしてある種の憧憬を抱くのだった。