K's Graffiti

文章を書いたり絵を描いたりします。

必要な手続き

昨年下期からバタバタと自身の環境変化があったので、たとえば所属していた組織に対する手続きは完遂したし、役所にも何度か赴いた。
ただ、他に大きなものとして国との金銭が絡む手続きがいくつか控えていて、このままいつもの調子で過ごしていたら期限ギリギリに大変なことになると思ったのだ。一昨日の出来事から私は変わったのだから(自己暗示)、これくらいの事務作業は手早く終わらせるに限る。

 

証明写真なんて撮ったのは、いつ以来だろう。おそらく就活の時が最後なのだが……まだ若いと思いながらも、少し老けたような気がしないでもない。
あの手の写真は履歴書などの書類にしか使わないから余ることが多くて、私のように物持ちがいい人間は数年前と今の姿を比べることができるから面白い。中学から大学までの学生証それぞれと、就活前と入社前の写真、そして現在……どれも微妙に異なるというか、だんだんと顔の輪郭がすっきりしてきたことがわかって、随分と痩せたものだと思う。昔は痩せ型ながらも、まだ平均の最底辺くらいには標準的だったのだ。きっと。

それにしても、国が作っている公式の申請書というのは、どうしてこう……いわゆるExcel方眼紙のようなものが多くて、セル結合も多くて、見栄えは悪くないかもしれないが使い勝手は悪いという印象を持ちやすい。
現代っ子なので、わざわざ現地に置いてある用紙に手書きをするのではなく、可能な限りダウンロードした用紙にデジタル入力して、印刷したものを持っていく。
わざわざ足を運ばずとも、今はネットから申請できるものも少なくない。少し前まで要らないと思っていたマイナンバーカードについても、今後は要求される機会が増えそうなのでこの機会に申請しておいた。
年金や健康保険料は、放っておくと納付書を送り付けられて非常に面倒なので、クレジットカードによる支払いに切り替えることにする。

かくして払うほうの手続きが終わった後は、貰う手続きも行わなければならない。これは「必要なこと」というよりは「やったほうがいいこと」ではあるのだが、使える制度は使っておくべきだろう。
初めて訪れたハローワークは、この情勢だというのに驚くほど混雑していて、番号の書かれた券を取ってから一時間弱は待たされた。まぁしかし、こういう日常的な運に恵まれない私が悪いだけなのだ。ちょうど混んでいるタイミングだったらしい。私が到着してからは、次第に人がまばらになっていったので、なんだかなぁという想いにならざるを得ない。
新型感染症のせいと言うべきか、おかげと言うべきか、雇用保険に関する手続きは本来想定されているシナリオ通りに進めることが難しくなっているようで、いくつか特例措置を受けられるようだった。
聞いたところによると、私の場合は追加で新しく書類を用意しなければならないようではあったが、わりと機械的に条件を満たしていればいいとのことだったので、思っていたよりも気を楽にして話を進めることができた。
未確定ながら再来月の頭くらいには、私の立場も別のステージに切り替わることになると思っているので、それまでの期間は制度の対象者でいられるはずだ。
とはいえ、現状はまだ動き出す具体的な日程が不明で、先日からたびたび日記に書いている案件は口約束の範疇を超えていない。時期的にちょっと、どうなのかなと、後から咎められやしないかと懸念している部分もある。最悪、今回の手続きが無意味になる可能性もあるから、これから数週間は細かなスケジュールの確認が必要になりそうだ。
もっとも、もし本当に例の件に関わっていくことになるとしたら、形式的な開始時期についてはいくらでも調整できそうな気もするし、最も都合のいい解釈ができる形で進めていけたら嬉しいのだが……はたして本当に上手くいくだろうか。

手続きと言えば、来週か再来週には確定申告を済ませておきたいと考えている。
これも今回が初めてになるので、入力内容を間違えていないか気がかりではあるのだけれど、税理士に依頼するほどでもない大したことのない額だから大丈夫だろうという楽観的な姿勢でいる。だいたい、この程度で問題視されることがあるのなら、税務署の人は過労で死んでしまうだろうという……まぁそのくらいの話だ。
……本当かな?

これらの数々の手続きについては、昨年の初夏の頃に思いきって人生を変える決断をしなければ……思考を殺して流されるままに生きることを選択していたら、もしかしたら一生、自ら経験することはなかったかもしれない。
国の制度や税制について、この半年ほどでかなり知識が付いたし、これは生きていく上で今後も無駄にならないものだ。本来であれば義務教育で習っていることなのかもしれないけれど、残念ながら私の母校は教育指導要領を遵守していなかったので、ところどころ私は常識に欠けるところがある。
そういう意味でも、勇気を出して道なき道に飛び出したことは間違いではなかったのだと思っている。


久しぶりに街中を歩き回ったので、かなり疲れた。
一昨日の夜、興奮してなかなか眠れなかったために昨日から急に眠くなったり眠気が飛んだりとテンションがぶっ壊れているので、今日は安らかに眠れたらいいのだが。