K's Graffiti

文章を書いたり絵を描いたりします。

4週間ぶりの青因子

ウマ娘というゲームには、大きく分けて二つの側面がある。
一方は、おそらく大ヒットの要因となったと思われる史実に即したストーリーやキャラクターの魅力であり、これはゲームを始めてハマった人のほとんどが認める素晴らしいコンテンツだ。
他方では、育成から繋がるステータスの追求や対人戦などであり、少なからずランダム要素が絡むため、人によっては肌に合わなかったり、ストレスを感じて続けていくことに苦痛を覚えたりするかもしれない。

 

私は「オタク」なのであまり実感はないのだが、普通の一般人はせいぜい一か月も同じゲームで遊んでいたら飽きるのだろうし、20分から30分程度の時間をかけた末に生まれるランダム要素の結晶である因子を求めて何度も何度も周回するなんて、相当に難しい要求なのかもしれない。
日課として毎日数回の育成を続けていても、価値のある因子が生まれる確率は非常に低く、時間のある人間に追いつけず嫌気が差して止めてしまうということも、きっと少なくないはずだ。

実際の、設定上の確率は明らかになってはいないけれど、最低限とされる青因子の星3については、育成完了時にB評価以上であることが条件となっている。
最も簡単な3B育成(5つあるステータスのうち3つをB以上)を続けた場合で約3%とも言われていて(諸説あり)、個人的にはこれまでに出てきた青3因子の数を育成回数で割った時にどれくらいの数字になるかで、運が上振れているか下振れているかを判断している。

というわけで私の状況は、先月末の時点で21/678という具合だった。ギリギリで3%を上回ってはいるものの、もう少し遡ると396育成時点で17だったという記録が残っているため、その間およそ1.4%強となる。
流石に下振れがひどいので、しばらくは運が緩和されるかと期待していたのだが……残念ながら、ますます厳しい現実を突きつけられることになった。
もしかして、確率が変わったのではないか。そう疑いたくなるくらい因子に恵まれなかったのだ。

現在の育成数は832となっている。
キャンサー杯のための育成に苦戦している影響もあって、先月までよりも回数増加ペースが上がっているのだけれど、それはさておき青3因子の累計は22……つまり今月は1/154=0.65%程度という有り様だ。
通算にすると22/832=0.264%なので、露骨に確率が下がっているのがわかる。
ゲームを始めたばかりの頃と比べたら、ほとんどの育成は3B以上、育成によっては4Bや、確率の上がるSSを含む2SS1Bなどが少なからずあったにもかかわらず、この不運。いったいどういうことなのか。
まぁ確率は所詮、確率でしかないため、運が悪ければ1000回やっても出ない可能性だってある。だから、絶対に確率を弄っている、などとは言えないけれど、あまりにも恵まれていないので、つい愚痴を言いたくなった次第だ。

 

一般層にウケているゲーム自体の魅力は、今さら語るまでもないことだけれど、その先にある育成の繰り返しという現実には、いよいよ頭がおかしくなりそうな気がしている。
いや、もう既に狂っているのかもしれない。
それでも上手くいったときは最高に脳汁が出て楽しいし、やめようとは思わないのだが。

数か月後に残っているのは私と同じような頭の壊れた人間ばかりになりそうで、正直に言うと今から恐ろしい。
ライト層が減れば減るほど競争は激しさを増していき、ガチ勢が受けるストレスも肥大化していくわけで、そうなるとゲームの寿命は先細りになる一方だろう。
だから、もう少し諸々の確率を緩和してくれてもいいのではないか。わりと強く、そう思う。