K's Graffiti

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レオ杯2022結果

ウマ娘の対人イベント「レオ杯」の決勝戦が8/18に行われた。
条件はスプリンターズステークスと同じ中山1200で、数少ない短距離GⅠだ。
短距離は強い因子が少なくて育成準備に時間がかかるわりに、強く育てたとしても勝てるかどうかは運による部分が大きい……これはゲームの仕様上、仕方ないことではあるけれど、個人的には本気で取り組もうと思いづらい大会だった。

 

まずは画像にて、結果から。

結果

正直、ほとんど負けると思っていた。
ルームマッチで検証を進めるうち、今回のコースで最も火力を出しやすいのは、加速スキルをたくさん積んだ3,4番手の先行ということがわかったのだけれど、それがチャンミ参加者全体の認識として固まってしまった結果、脚質が極端に先行に偏る状況に陥った。
それが意味するのは、3,4番手を確保できるかどうかの椅子取りゲーム……先頭でも、2位や5位でもダメ。終盤開始時の位置だけで勝ち負けが決まってしまう可能性の高い、嫌なゲームとなっていた。
そういう中でプラチナを獲得することができたのは運が良かったとも言えるけれど、過去には実力勝ちしやすい中距離で格下に理不尽な負けを連続で食らう不運もあったわけなので、ようやく運のバランスが取れてきたという風に捉えることにしている。

ポジションキープの仕様に怒られて逆噴射、好位を取れず加速スキルが出せない、外を回されて距離ロス、相手に追い比べで差される……これだけ対策が難しい負け筋が散りばめられているチャンミは、きっと過去になかっただろう。
逃亡者をドンピシャで出した逃げでさえ、加速に成功して追い比べた先行には勝てないゲームだった。
というわけで、3,4番手を取れる確率を上げるために先行3という編成で挑んだ人は多かったと思うが、育成の手間も考慮すると、私も不本意ながら他の人と似たようなメンバーにせざるを得なくなった。


以下、レオ杯で走ったウマたちを記録しておく。

一枠目:タイキシャトル

タイキシャトル

そもそも未所持であったので、溜まっていたピースで交換したウマなのだが、交換後に星4まで上げるためには莫大な女神像が必要であり、ほぼ持っていた全部を費やす羽目になった。
成長率が強く、ダートを走れるためステータス自体は上げやすい印象だったけれど、相変わらず適性の継承とスキルの取得が噛み合わず、時間をかけたくない私は芝S個体で妥協した。
そのせいか1バ身以内の負けが多く勝率は低かったけれど、育成期間が数日しか残されていなかったので更新する気力は起きなかった。


二枠目:オグリキャップ

オグリキャップ

ウマ娘のゲーム仕様に愛されているウマであり、固有スキルの安定感から採用しないわけにはいかなかった。
終盤突入時3,4番手を取れていれば高確率で勝てるし、それより前にいても200m地点の順位によっては差し返せる。強すぎた。
短距離でこの勝率は十分に高いし、複勝率も悪くない……とは思うのだが、もっと時間とやる気があれば完成度の高いオグリに仕上げられたと思うと、育成に心残りがある。
まぁそれでも、より勝てるようになるとは限らないのだが。

 

三枠目:ニシノフラワー

ニシノフラワー

かわいい。
固有スキル的にはタイキシャトルと似たような立ち位置だけれど、中距離もダートも走れないためクライマックスシナリオでは育成難易度が高く、しかも女神像が足りなくて星3のまま……継承が良くてもステータス不足になることが多く、なかなか完成が遠いウマだった。
走らせた個体も自身があるとは言いがたく、予選の挙動は安定感に欠けるところがあった。
それでも、決勝で勝利を手にしたのはこのウマだった。もう、よくわからない。


決勝レースは、先行8差し1という脚質分布だった。
非常に極端ではあるが、予選では何度も見た分布だ。「幸運」な先行が勝つとも限らないし、とにかく序盤中盤に逆噴射しないことを願うだけ。
相手の編成は、一人がタイキシャトルエアグルーヴサクラバクシンオー、もう一人がフジキセキゴールドシチー(着物)・タイキシャトル、とタイキシャトル以外は被りなしで、理想的なムーブをされた場合の破壊力という意味では戦いやすいメンツだったように思う。
ただ、シチーは一時話題になった、水着ゴルシ固有を使った布陣の発動を狙うもの。これもまた運による負け筋を増やされた形で、本当に嫌だった。

レース展開は、タイキシャトルが出遅れ判定ではなかったものの相対的に遅れるスタートで、オグリキャップは逆噴射、内枠から良い位置を走れていたのはニシノフラワーだけだった。
短距離は一瞬で終わる。中盤までに決まった隊列から大きく変わることはなく、そのまま終盤に入った。
ニシノフラワーは道中3番手で、おそらく速度スキルも接続した状態で理想的なスパートに成功……そのまま勝ちきった。
後方にいたオグリキャップが、なぜか捲って2位まで上がってきたのでウマ自体のパワーを実感してしまうけれど、ともあれ運ゲーでも格下にしっかり勝てたというのは、モチベーションの維持に繋がったように感じる。

着順

 

予選勝率は80戦60勝の75%という結果で、初回のタウラス杯を除くと歴代最低だった。
内訳は、
ラウンド1が34勝(予選1日目17勝、予選2日目17勝)
ラウンド2が26勝(予選3日目12勝、予選4日目14勝)
となっていて、やや下振れすぎな気もするけれど、ウマの完成度から考えたら妥当な感じもする。
とにかく、決勝に向けて安定して勝てるビジョンが湧かない予選だった。

 

今回も参考までに、各ウマの枠ごとの成績を出したので貼っておく。
ウマは連対率まで、全体は複勝率まで載せている。

枠成績

一般的には内枠有利と思われているようだが、これを見ると揉まれない外側のほうが勝ちやすいのではないかと思った。やや出負けするくらいのほうが、逆噴射しづらいという側面はあったのかもしれない。
そういう意味では、内枠の成績が唯一悪くなかったニシノフラワーが内枠に入り、そこから勝ってくれたのは良かった。運が味方してくれた感がある。

 

さて、来月のヴァルゴ杯がどうなるのか、少し楽しみにしている。
1.5周年を挟み、新シナリオ実装後の初回となるだけあって、いかに有益な情報を活用できるかが、勝負の分かれ目になるだろう。

しばらく長距離が実施されていないから、昨年の菊花賞モチーフで阪神3000か、あるいは地方のダートコース実装の流れに乗って、こちらも久々のダートチャンミになるのか……まだロンシャンは来ないだろうし、現時点の予想は二択といったところだ。
ダートよりは長距離のほうが実力で勝ちやすいから、あと数日はそのつもりで因子周回しておきたい。