K's Graffiti

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サジタリウス杯結果

ウマ娘の対人イベント「サジタリウス杯」の決勝戦が昨日12/26に行われた。
有馬記念当日にゲーム内では決勝戦ということで、何かと慌ただしく感じた一日だったけれど、個人的には前回のチャンピオンズミーティングで敗北してプラチナの軛から解き放たれたことによって、比較的気楽にストレスなく臨めた気がする。
その分、決勝直前の緊張感は以前ほどのものではなく、もうあの感覚は味わえないのかと思うと、少し残念というか、一抹の寂しさのようなものを感じてしまう。まぁこれくらいのほうが精神には優しいだろうし、却って長続きするかもしれない。

 

まずは画像にて、結果から。

結果①結果②

これでプラチナ称号は七つ目になった。つくづく乱数判定で運悪く負けた前回の結果が悔やまれるけれど、一定確率で発生する運の偏りとウマの仕上げ具合を比べてみたら、現時点で八冠の人間は幸運すぎるくらいだと思うから、七つ取れていることを自信にして今後も育成を頑張りたいという気持ちにはなる。
スコーピオ杯の結果で書いたように、私の水準であれば普通にやっていたら勝つ確率のほうが遥かに高いという考えは、今回で確かに実感することができた。

中山2500の特徴は準備の記事でも少し触れたけれど、パワーと賢さのバランスだと思った。
中盤と終盤で二回、通過することになるホームストレッチの急坂による速度減少は少なからず順位に影響を及ぼす要素であり、また前方で直線一気を発動した追込が強すぎる点から追い抜き判定の発生率が全体を通じて肝要となる。
パワーと賢さを重視する関係から回復スキルの不発は命取りとなるため、スキル発動率という側面からも賢さは絶対に軽視できない。総じて、ステータス合計値自体はライブラ杯から落ちるものの、育成難易度はあまり変わっていない印象を受けた。
距離適性Sや直線一気といった必須スキルの入手とトレーニングの上振れが噛み合う育成を目指して試行回数を重ねるという、これまでと同じゲームだ。

戦略としては、いくつかパターンがあったように思う。それも上手い具合に「じゃんけん」が成立していたため、おそらくトレーナーの性格によって異なるものだった。
最も多く見られたのは先行1追込2という編成で、特に先行1はクリスマスオグリがベストタイミングで固有スキルを発動できれば最強格になれるという点から多用されていた。
なお追込は長距離において最強脚質であるため、追込3という編成もハマれば強い。しかし、全員が追込3を採用した場合には幸運な内側の追込がほとんど確勝となるため、基本的に安定した勝利を目指したい人間は前方脚質のウマを入れていたように感じる。
そして私が採用したのは、上に挙げた先行1追込2や追込3というマッチング時点でシステム的敗北を喫する可能性を潰せる逃げ1追込2だった。逃げを出すことで先行オグリの独走を防げる上に、単逃げならバ群が凝縮されて追込しか勝たないゲームにできるし、もう一人が逃げを出していればバ群が伸びて逃げ有利の展開になるためオグリに負けにくくなる。追込3に対してだけ、追込という強いカードの枚数が相対的に少ないため不利が生じるけれど、とにかく強キャラであるクリスマスオグリからの負け筋を潰せるという点で安定感があった。


以下、サジタリウス杯で走ったウマたちを記録しておく。

一枠目:ゴールドシップ

ゴールドシップ①ゴールドシップ②

追込のウマが増えてきたから、誰を使うかは手持ちと好みで変わってくると思うが、私は決勝時点でナリタタイシンタマモクロスを未所持だったため、ゴールドシップの採用は不可欠だった。
ジェミニ杯、ライブラ杯、サジタリウス杯と、長距離チャンミにおいて皆勤賞となる。
やはり固有スキルの発動率と安定感から、回復不発さえなければ上位に入れる力を持っているというのが、これまでの大会を通じた評価となる。

必要なスタミナを確保して、賢さを盛りつつスピパワカンストという、見栄えは悪くない個体だが、切れ者さえ引いていれば金回復2の超安定個体にできたので、やや悔やまれる。ちなみに今回、本育成中には一度も切れ者を引けなかったのだが、以前より確率が下がっていると思うのは気のせいだろうか。

 

二枠目:マンハッタンカフェ

マンハッタンカフェ①マンハッタンカフェ②

完成度で言えばゴルシよりも落ちるため、仕上げたタマモが滅茶苦茶に強いと判明した後にガチャで引いて入れ替えることも検討したが、せっかくライブラ杯の時に引いたのに採用には至らなかったという事情があって、カフェをここで使いたいと思った。
特徴は中盤に上がっていって固有スキルが発動すれば、先行を食える位置から直線一気を出せる点にある。逆に、固有が発動しないくらい後方に張り付いていると何もしないというのが欠点と言える。

育成コンセプトはゴルシと同じだが、こうして比べると、ステータスの差は成長率がそのまま反映されているように見える。
中盤スキルはそこそこ悪くなく、ハマった時は圧勝していたけれど、どうしても追込の位置取りは運ゲーとなってしまうため、ゴルシほどの安定感はなかった。特にラウンド2の後半、相手にタマモが増えてきたあたりで勝ちづらくなったような印象がある。
決勝ではカフェに勝ってほしかったのだが、なんとマエストロ不発により沈んでしまった。

 

三枠目:水着マルゼンスキー

水着マルゼンスキー①水着マルゼンスキー②

相変わらず出番の多い水着のお姉さん。冬のターフを薄着で走らせて申し訳ないと思いつつも、強いのだから採用は已む無しといったところだ。
今回は脚質分布が追込に偏り、前のウマはほとんどが先行のクリスマスオグリキャップだったこともあって、対面に逃げを出している人間が少なかった。もう誰もが知っているように、逃げ1の展開は競り合いが発生せずバ群が伸びないため、そうなると逃げ最強の水マルでも勝ち目はない。
ただ、逃げとして出ている時点で幸運な先行潰しという役割を果たしているため、それでも構わなかった。

育成自体は成長率が強いため難しくはなかったけれど、やはり相性が悪いため長距離Sの継承に苦心した。どうせ勝ちづらい逃げに距離Sなんて要らないと囁く自分もいたけれど、相手が逃げを出していた場合に意外と勝ってくれたのだ。
実は今回の勝ちウマでもある。これまでチャンミで勝ってきたキャラに被りはなかったが、これで初の二冠バ(レオ杯・サジタリウス杯)となる。

 

その他:セイウンスカイ

セイウンスカイ①セイウンスカイ②

この娘も何かと酷使されがちではあるが、今回は水マルとの二者択一だった。
中盤スキルの数だけで言えば水マルを圧倒的に上回っているのだけれど、練習で走らせてみると、どうにも先頭を取りにくい。グッChuが強すぎるのだ。もちろん、その辺の中途半端な水マルには負けないのだが、回復スキルの数や全体の安定感を考えると水マルに軍配が上がった。

スピードに成長率補正がないため、上振れた時のステータスはこちらが上回ったものの、距離Sも含めるとなかなか納得のいく個体が作れなかった。因子に先行が混じっていたのも微妙なところで、最終的に水マルを選んだことからも、セイちゃん育成に費やしていた数日間が無駄になったのは今回の反省点としたい。

 

決勝レースは、逃げ2先行1差し3追込3という脚質分布だった。
予選でもあまり見ない珍しい対面であり、相手に逃げがいたのはマッチング運に恵まれたと感じている。前回が何から何まで下振れしたことを考えると、トントンと言ったところだろう。
編成は、一人がクリオグリ・カフェ・デバフネイチャ、もう一人がブルボン・ナリブ・タイシン、という感じで、戦績を見たところどちらもなんとか決勝進出というレベルだった。明らかに格下だ。

レース展開は、水マルが先頭を取り続けたけれど意外にもブルボンが健闘してくれたおかげでバ群が伸びまくり、終盤開始時点で水マルが非常に有利な状態になっていた。そして、そのまま逃げきり勝ちを果たす。
カフェが固有スキルを発動して前に出ていたから、ひょっとしたら勝つ未来もあったかもしれないが、回復不発で残念ながら垂れウマ爆弾と化した。
ゴルシは直線一気と継承彼方を発動して超加速で詰めたものの、大きくリードした水マルには届かず1 1/4バ身差の2着に終わった。どちらも自分のウマなので、仮にどちらかが事故っていても勝てたと思えば、実力通りの盤石な勝利と言えるだろう。

着順

予選勝率は80戦65勝の81.25%という結果で、タウラス杯を除けば最低勝率を更新する形となった。他のプレイヤーのレベルが上がっているのを実感する。
とはいえ明確に同格以上と言えるマッチングは数回しかなく、敗戦のほとんどは対策のしようがない運負けだった。追込の位置取り勝負、回復の発動判定、逆噴射……10回やれば9回は勝てるような相手に負けると腹が立つけれど、確率の問題なので一定数は許容しなければならない。それにしても負けすぎ感は否めないが。
まぁ競馬に絶対はないと言うし、そう思えばよく出来たゲームではある。

次回「カプリコーン杯」の予想は既に各所で行われているけれど、これまでの流れから察するに、京都1600か中山2000のどちらかではないかと思う。
ぼちぼち因子周回を進めているので、来月も無理しすぎない程度にプラチナ目指して頑張りたい。