K's Graffiti

文章を書いたり絵を描いたりします。

昼型

先週までずっと朝から昼の間に就寝して、起きるのは夕方以降という生活が続いていた私なのだが、週末あたりから徐々にその時間帯がズレていった。
人間の体内時計は24時間ではないらしいので、時間に厳格な日々を送っているのでなければ、むしろ自然なことなのかもしれないけれど、ともかく昼夜逆転生活というのも長くは続かないものだ。
完全にひっくり返った状態から、また少しずつ元の状態に近づいてきて、現在は昼に起きて深夜から早朝の間に眠る生活習慣に移り変わっている。

 

あまりの眠気に朝まで起きていられなくなったのが数日前のことで、深夜の中途半端な時間に布団に入ってしまった。
頑張れば午前中に目覚めることが可能だったから、一度は起きようとアラームをセットしておいたのだが、残念ながら予定のない日の目覚まし時計は役割を果たせない運命なので、無意味に終わる。
身体が満足するまで存分に寝ていたら、起きるのは当然のように午後となる。

そんな中で、無理に午前から活動しようとしたのが一昨日のことで、日記に書いたとおり昼寝の欲求に逆らえず力尽きてしまった。
しかし昨日は、また若干のズレが発生して正午より前に起きることに成功したし、今日も目覚めたのは午前中だった。
まだまだ早起きには程遠い時間ではあるけれど、どうやら慢性的な睡眠不足もすっかり解消されたようなので、そろそろ午前中に予定を入れても大丈夫かもしれないと思った。
そういうわけで、明日は久しぶりに映画を観にいくことにする。

昼に起きる生活で何が問題かと言えば、起きてから太陽が沈むまでが非常に短いため、一日の時間を損しているという感覚に陥る点だ。
その分、夜間の活動時間は長めではあるものの、同じ長さの時間であっても昼と夜では微妙に感じ方が異なる。具体的には、夜のほうが速く過ぎてしまうような気がする。
ただの錯覚なので気にするべきではないのだが、早寝早起きができていた時分には日記を更新する時間まで随分と間隔があったのに、最近は起きてからあまり経たないうちに何か書かなければと意識することになるため、そういう意味ではやはり余裕がなくなっている。
まぁ日記なんて何時に書いても問題ないのだから、夜になって慌てるよりも、寝る前や起床直後といったように、柔軟に変えていくべきなのかもしれない。
その場合は頭の働きに差が出るだろうから、日によって極端にクオリティが低下する可能性もあるけれど。

 

明日は寝坊するわけにはいかないから、それなりに常識的な時間に起きることになる。
とはいえ今夜すぐに眠れるとも限らないし、思いつきで映画の予定を立てる前は、どちらかと言えば早朝に散歩をしてから寝ようと考えていたくらいなので、万全なコンディションでは臨めないような気がしている。

映画を予約する際の半分くらいは突発的な気分によって決めているため、都合が悪いなら明後日にも変えてしまえばいいのだが、それはそれで面倒だ。
しかも土曜となると映画館に集まる人間が増えて、諸々のリスクも増大することだろう。
まだ人権のない私は、そもそも劇場で映画を観るという選択肢が間違っているという話もあるけれど、流石に刺激が少ない日々のオアシスとして許してほしいところではある。
映画は映画館で観てこそだと思っているし、配信を待っていたら来年になってしまう。
その時には興味を失っていて手を付けない可能性も高いわけで、せっかくモチベーションの生まれたこの機会を逃す手はないのだ。

というわけで、なんとか夜型から昼型へと生活リズムが変わってきた今のタイミングで、もう少し手を伸ばして朝型へと切り替えていく試みは成功するかどうか……無事に観ることができたら、その感想が明日の日記となるだろう。