K's Graffiti

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早寝早起き

ちょうど一週間前の夜から始めた生活習慣改善運動は、今日まで無事に続いている。
まぁやっていることと言えばタイトル通りに早寝早起きなのだが、思いつきで始めたにしては身体に馴染むまでが早かった。
これまでには考えられなかったような時間に消灯して布団に入る。すぐに眠れるとは限らないけれど、横になって目を瞑ること自体に休養の効果があるらしく、それほど長時間の睡眠は取れずとも、朝の目覚まし用アラームに抗って二度寝するということはなくなった。

 

一日のリズムというのは、日によって多少の違いがある。同じ時間に起きても、日中から夜にかけて感じる眠気が同じとは限らないし、生理的な欲求に従って睡眠時間を決めていたら、あっという間に生活習慣は崩壊してしまうだろう。
だから、私はおおよそ3パターンに分けて寝起きを繰り返すことにした。

まず、早朝の運動を目的とした早起きだ。
5時に起きて30分ほど散歩に出かける。
かなり速いペースで歩くため息は上がるし、程良く脚の筋肉を刺激することができるため、運動不足解消と体力作りの両方を並行して進めるのに最適だ。
先週の土曜、今週の火曜、そして今朝、3日ごとに実施しているが、身体の調子とモチベーションがちょうどマッチする間隔で、続けていけそうに思える。
しかし5時に起きて運動もしているから、昼頃になると眠気に襲われることがしばしば……ということで、30分程度の昼寝を導入しているが、今のところ夜の睡眠に影響は出ていないので、しばらくはこのままで大丈夫だろう。

次に6時に起きるパターンで、散歩をしない日はこれが基本となる。
早起きすると何か変わるかと言えば食事の回数で、しっかりこの時間に朝食を撮ることで正午前後には空腹を感じることができるようになるし、夕方にも食事の機会を作れる。
寝坊をすると面倒くさがって一日二食にしてしまうから、栄養不足に陥って体重の減少を招いていた。三食の習慣を取り戻すことで、運動と併せて肉体を正常範囲内に戻すことへの期待もできる。

最後の選択肢は、7時に起きるというもの。
やや設定時間が遅くなっているのは、前夜に様々な原因で就寝が遅くなった場合の保険という理由から。
他には、特に深い意味はない。睡眠不足のまま無理をしては元も子もないのだから、たまにはイレギュラーな日があっても仕方ない。
それでも朝食の時間を確保するために、以前よりはずっと早いため、ひょっとすると調子を崩しかねない。早寝早起きの試みが中断するとしたら、このパターンの日になることだろう。
ちなみにこの一週間では一度だけ、このパターンがあった。


早く起きるようになって気づいた最も大きな変化は、一日の時間を長く感じることだ。
これまでは起きてすぐに、あるいは起きた頃には昼を過ぎていたというのに、たとえば6時に起床していると体感では夕方くらいであるにもかかわらず、まだ昼という現象に遭遇する。
そして長い午後の時間を、さらに満喫できる可能性がある。なんて素晴らしいのだろう。
こんなこと、普通の社会人にとっては至極当たり前のことかもしれないが、そうではない人間にとっては、強制されてもいないのに生活習慣を正していくには大きな新体験が伴うものなのだ。

まぁ結局、夜は自然と眠くなって早く寝てしまうし、深夜の長い時間は睡眠に充てるのだから可処分時間に違いはないのだけれど、どうにも夜中というのは経験上、時間を無駄に浪費しがちなので、日中に使える時間が増えるというのは長い目で見るとメリットが大きい。
おそらく私は本質的には夜型だと思うのだが、世の中の流れは昼間をメインに動いているのだから、今後あり得る活動を見据えるなら昼型に慣らしておくのも悪いことではない。

これを書いているのは20時台だが、既に若干の眠気を感じており、あとは洗い物を済ませて一息ついたらもう気持ちよく眠れそうな勢いだ。
唯一の懸念点は、やはり隣人の騒音となる。実は昨晩もちょっと迷惑を被ったばかりで……なんとか耳栓を使って眠気が勝る状況を生み出せたので大事には至らなかったけれど、いつまた安眠を邪魔されるかわからないから気が気でない。
まるでウマ娘の「休む」でバッドステータスを付与されるかのごとく、ランダム感あるイベントで本当に許しがたい。乱数はゲームの中だけにしてほしいものだ。