K's Graffiti

文章を書いたり絵を描いたりします。

睡眠中毒

もはや病気だよ。病気。
ということで、最近ちょっと寝すぎなのではないかと思ったので書いてみることにした。
書くことで問題が意識化され対応できるようになる……というわけではないけれど、そういう状態なのだと理解しておけば、きっと想定外の事態を避けられるようになるだろう。

 

朝に起きて、夜に眠る。それが普通にできるなら、どれだけ気が楽なのだろう。
複数の要因が合わさって生活リズムが壊れてしまったり、寝不足気味になってしまったりと、今年は睡眠関係で苦労していることが多い印象なのだが、実際問題このところ日によって寝起きの時間がバラバラすぎて、一般的に正しいとされる「規則」を守れなくなっている。
わりと安定していた昨年末から何かを変えたという自覚はあまりないから、解決の糸口が見つからないのが大きな悩みだ。

ただ単に夜更ししてしまって、半徹夜状態で明るくなってきてから就寝する、という程度のことなら別に珍しい現象ではないだろう。
普通の人なら土日にそうなってしまったとしても、平日には学校や会社といった行動が制限される絶対的な都合があるため、無理矢理にでも修正を試みて、数日以内には元通りの生活に戻るはずだ。
私には今のところ外的な強制力がないため、そのあたりの修正には手間取ることが多いものの、しかし三日程度あれば正しい生活時間を取り戻すことができる。これだけであれば、特に大きな悩みにはならない。

問題なのは、修正完了後の生活リズムだ。
朝は7時台から8時台までの間に起きているのだから、夜は24時近くになれば眠くなるのが当然で、そのまま布団に入って翌朝まで安眠を取れれば、それがそのまま規則正しい生活ということになる。
けれど、そうやって私の身に起こるのは主に二つのパターンで、一方は寝付けずに早朝まで起きたまま、もう一方は眠ってから半日以上の時間が経過するまで起きられないという……なんとも極端な形で生活リズムの定着を妨げてくるのだ。
前者の原因は比較的わかりやすく、隣人の騒音であったり、交感神経が活発になりすぎてしまったりと、人為的な問題によって生じていることが多いため、対策としては24時を回ったらPCの電源を落とす、耳栓をする、などの方法がないわけではない。
後者については困ったことに、アラームをセットしておいても止めた後にまた布団に戻ってしまうせいで、対策のしようがない。予定がある日には普通に起床できるので、生活に緊張感が足りていないということなのかもしれない。
いくらでも寝てしまうのはつまり、根本的に寝不足ということなのだろうけれど、それにしても7時間や8時間でも駄目というのは大変な話だ。どれだけ睡眠を欲するんだ。わけがわからない。

ちなみに今日の目覚めは併せ技のようなもので、寝始めたのが深夜の3時頃、起きたのが16時ちょっと前くらいだった。
確か一度、9時くらいに目を覚ましてウマ娘のデイリーをクリアした記憶があるのだが、布団から出ていなかったので、終わるとそのまま二度寝に突入してしまった。
たぶん、一回の睡眠時間が睡眠欲を満たす基準に達していないと、二度寝センサーが働いて身体を再び眠りに向かわせるのだと思う。いっそのこと、寝る時間が遅くなった日には午前中の活動を諦めて、昼くらいまでは許容すべきなのだろうか。
起きた時に夕方間近になっていると、絶望的が大きすぎるから精神衛生的に好ましくないのだ。


どこかの誰かが言っていた話で、朝ちゃんと起きるのが苦手だからスケジュール通りに作業を進められないという問題への回答として、起きる時間は考慮しないという話があった。
その日に取り組むべき作業は計画するけれど、それを何時に達成するかは決めておかない。起床時点をゼロとして、そこから次に眠る時までに一日の作業をクリアできていればいい。

これを聞いた時に、なるほどいいなぁと思った。固定の時間で縛られる生活でなくなった以上は、自由に使えるところは存分に活用したほうがいい。
やるべき課題がいくつも目の前にあったとして、このタイミングでないと駄目という考えでは一つのミスで全部の想定が崩れることになる。むしろ絶対的な時間はどうでもよくて、「起きている時間」という相対的で曖昧な範囲の中で柔軟にこなしていくほうが効率も上がるのではないか。

まだ思っただけで取り入れてはいないのだが、睡眠時間に振り回されている最近の事情を考えると、本格的にその方針で生活していったほうがいい気がしてきた。
無理に時間と紐付けたスケジュールは、私の体質には合わないのだということを、そろそろ理解したほうがいいのかもしれない。