K's Graffiti

文章を書いたり絵を描いたりします。

劇場版プリプリ②

9/23から公開されている『プリンセス・プリンシパル Crown Handler』第2章を観てきた。
平日だからか知らないけれど、公開されて間もないというのに観客は20人に満たないくらいで、個人的には人が少ないほうが楽だから幸いだったものの、興行収入は大丈夫だろうかと思ってしまう。
まぁ全6話構成での制作は当初から決まっていて、途中で変更になることはないだろうし、ここまで観ている人間は最後まで付き合うだろうから、要らぬ心配かもしれないが。

 

前回、つまり第1章は今年の二月だったらしく、もうそんなに経ったのかと時間が進む速さを実感してしまうが、記憶は経過した分だけしっかり薄れているため、どんな話だったのか半分くらいしか覚えておらず、冒頭は思い出すために頭を使うことになった。
わざわざ予習をするほどでもないし、この現象の対策はどうしたらいいのだろう。

観ていて感じたのは、やはり1時間のアニメ映画は良いなぁという気持ちだ。
第1章もそうだし、同じ形式で制作されているガルパンの第1話から第3話まで観ていても毎度のように思ったのだが、テンポよく進んで内容が詰まっているから上映時間に対する満足感の密度が高い。
ちょうど集中力が切れないくらいの長さで、終わり際には続きが気になる。次も観たいという期待感が生まれる。

欲を言えば、普通のアニメみたいに短い期間にまとめて摂取してしまいたいのだが、それが叶うのは数年後に配信が始まってからになるだろう。
今回は第1章がコロナの影響で延期したおかげで、第2章の公開までが短かったけれど、基本的には一年以上の間隔を想定すべきなので、おそらく完結となる第6章は2026年とか2027年とか、そのあたりになる可能性が高い。

内容的には期待通り、展開は概ね序盤の予想通りといった感じで、新キャラクターが出てきたり不穏な空気が漂い始めたりしていたから、次かその次の章で大きく物語が動いていくと思われる。
今回は大きな盛り上がりポイントはなかった印象で、布石を打つようなイメージになるだろうか。
第1章はわりと単体でも完結していたけれど、第2章の評価は続き次第な感じだから早く第3章が観たいところ。


余談だが、私は立川シネマシティの会員なので、通常だと平日は1,000円、土日祝日は1,300円で予約することができる。
しかし、ガルパンやプリプリのような1時間枠の映画だと特別料金の扱いになるようで、会員割引が適用されずに1,500円となってしまうため、相対的に損をすることになるのだ。
おそらく配給会社の指定か何かで料金を動かせないのだと思うのだけれど、2時間の映画が1,000円で観られるのに1時間の尺で1,500円というのは……もちろん払う分には構わないし、安くしろという話ではないのだが、どうにも頭の中で上手く納得することができないから、毎度毎度やや不思議な気分になっている。

まぁ面白ければ問題はないし、ガルパンもプリプリも楽しめているから今のところ特に不満はない。