春頃だったと思うが、グラフィックボードに関する日記を書いた。
PCのスペック不足を感じたので最新のグラボを買おうとしたが、時すでに遅しというやつで購入できず、仕方なく入荷未定ではあるが予約をしたという話だった。
なかなか情報が更新されず、いつ入手できるのだろうと期待半分諦め半分くらいの気持ちで待っていたのだけれど……結論から言えば駄目だった。
予約自体は二月の前半くらいに済ませていたのだが、当時から品薄が深刻化していて、いわゆる「時期が悪い」状態だったことは確かだろう。
まだ昨年末の段階では、買おうと思えば余裕で買えた記憶があるだけに（それでも発売時よりはだいぶ値上がりしていたが）、悔しい気持ちはあるけれど、まさかこれほど入手が困難になるとは想像していなかった。
感染症の問題もあり、秋葉原に出向くほどの行動力はなかったため、経路は通販に限られる。ほとんどの商品ページでは入荷未定のステータスが続いていたから、たまに予約可能になっているのを見つけると、飛びついていた。
結局、二箇所で予約することに成功し、先に発送されたほうを優先して、遅いほうはキャンセルにしようと考えていたのだけれど……片方は夏に自動キャンセルされ、残ったもう片方も生産終了につき入荷不可ということで予約が取り消されてしまった。
仕入れられないのであれば、そもそも予約できるようにするなという感じだが、まぁこうした世界的な半導体不足の状況について正確に予測を求めるのは、やや酷な話だとも思う。
マイニングに適さないタイプのグラボが後から登場しているから、通常の使い方だけであれば、そちらで妥協すべきだったかもしれない。
そのあたりの、普段使いにおけるスペックの比較に関しては知識がないのでなんとも言えないのだけれど、私は激しいFPSゲームを最高画質でプレイする人間ではないため、いずれにせよ問題はなかっただろう。
そうしたモデルも徐々に価格が上昇を続けている状況であり、出た当初に買っていれば数万円は節約できたのに……と思ってしまうから、いまだに手が出せないでいる。
現状、すぐに高スペックのグラボが必要というわけではないから、別に焦る必要はないのだ。文字通り時期が悪いのだから、可能であれば年単位で待ったほうがいい。
ただ、このPCもそろそろ五年目が近づいてきている上に、引きこもりであるため起きている時間イコール稼働時間となっているから、機器にかかる負担は想定されている使用方法よりは大きいはずだ。
今のところ電源関連とメモリ関連以外で不具合は発生していないものの、急にグラボが故障しないとも限らない。他のパーツと比べても手に入れるのが大変な分、できることなら早めに予備を確保しておきたいというのが本音ではある。
せめて6GBなら我慢できただろうに、よりにもよってゴミ同然の1060Ti3GBだから、買い替えたい気持ちは強い。
まぁ本当に困っているのなら、さっさと1660Superあたりに換装すればいいわけで、実際には動かなくなるまで深く悩むことはなさそうだ。
