K's Graffiti

文章を書いたり絵を描いたりします。

予約完了

人権がないため一向に目処が立たなかった例の予約だが、本日ようやく私も許可される運びとなったので、受付開始時間にPCで待機していた。
昨夜は思わず夜更しの都合が出来てしまった関係で、本当はもう少し眠っていたかったのだが仕方ない。
こういう状況で、今回のチャンスを逃したらいつになるか不明瞭である以上は、まず第一歩を踏み出さないと話にならないのだ。


専用の予約サイトにアクセスし、番号とパスワードを入力してログインを試みる。
受付開始前には、番号かパスワードに誤りがあるというメッセージが表示されてログイン不可だったけれど、過ぎてからは問題なく入ることができた。
最初はメールアドレスの登録からで、初回利用者はこの手間がある分だけ、二回目以降のユーザーよりも不利という話を、以前にどこかで読んだのを思い出した。
とはいえ、受付開始直後のタイミングというだけで大多数の人間よりはアドバンテージを確保しているはずだ。数分の遅れくらい、大して影響はないだろう。

無事にメールアドレスの登録を終えて、いよいよ予約画面に入る。
接種会場を検索して選ぶ方式であるため、事前に調べていなかったのはミスだったかもしれない。とりあえず、トップに表示された集団接種が可能な会場を選択して、日時を選ぶ画面に入ってみる。
初めは見方がよくわからなかったのだが、結論から言うと、どうやら選んだ会場は予約ができない状態らしかった。
カレンダーから日にちを選ぶ一般的な予約フォームではあるものの、予約可能日は色が変わっている。本日を起点に三週間後までが範囲となっているので、これは三週間以上の間隔を確実に空けさせるための仕組みなのだろう。
その中で、○やら△やらの記号によって予約できるか判断するような形になっているのだが、なんと三週間の期間のうち、記号が表示されているのは、たった一日だけだった。
当然、記号は✕を示しており、予約できるはずもなく……あまり期待していなかったものの、少しがっかりした。

自治体のホームページを開き、他に会場はないのかと探ってみる。
流石に開始数分で予約不可になっているなんて、おかしいと思ったからだ。いや、Twitterで調べてみたら、そういう目に遭っている人はたくさん見つかるから、珍しい事象ではないとは思うけれど、ダメ元で探すくらいはいいだろう。
すると、集団接種会場に関する記載を発見した。まず書かれていたのは、先ほど予約できなかった会場。しかし、その下にもう一つ、別の会場が書かれていた。

というわけで、最速の予約可能日からは一週間遅れになったものの、なんとか今月中に予約できるとわかった。
スケジュールに融通が利くのだから、わざわざ世間一般の休日にこだわる必要はないし、時間帯も早起きが求められる早朝以外ならば何時でも構わない。
さて、思っていたより簡単に予約が取れて拍子抜けといったところで、まだ心の準備は出来ていない。
急ぐ必要はないけれどチャンスは逃さないほうがいいという精神で、今から多少の緊張はしているけれど、いわばこれは人権を得るための通過儀礼なのだ。深く考える必要などなく、体調悪化に備えた後は、平常心で打ちにいけばいい。


それにしても、この手の日記は久しぶりに書いたような気がする。
体験した出来事について順を追って、事実と主観的な考えを交互に述べていくパターン。筆が乗るので気づいたら字数が伸びているし、けれど意外と時間は使っていない。

毎日こんな感じで書けたら望ましいのだけれど、まぁ普段はこの程度のわかりやすいイベントすら滅多に起こらないから、難しさもある。
もうちょっと刺激的な毎日ならいいのに……とは思うけれど、穏やかに生活を送れている以上、それはそれで悪いことではないから、理想を語るのは程々にしておこう。