K's Graffiti

文章を書いたり絵を描いたりします。

スコーピオ杯準備

月初に発表されたチャンピオンズミーティング・スコーピオ杯のレギュレーションは、東京・芝・2000m・左回り・秋・雨・重バ場、ということで……これは秋の天皇賞をモチーフにしたレースとなる。
久々の「晴れ・良バ場」以外の開催ということに加えて、アオハル杯による育成が標準となってから初の中距離レースであるため、先月、先々月に引き続き、新しい工夫が求められることになると予想される。

 

雨の秋天というとキタサンブラックの年が思い浮かぶけれど、あの時は不良の田んぼだったから微妙に条件は異なる。まぁ普通に考えたら、これまでに同じような条件が続きすぎているから、ちょっと気分を変えて……といったところなのだろうが、実際に育成してみると絶妙に難しい条件を設定してきたものだと思う。
解析の話になるが、雨自体は「雨の日」が有効になる以外に影響はないのだけれど、重バ場はパワーのステータスが一律-50されるのに加えて、スタミナの消耗が若干増加するという効果があるらしい。
東京レース場は向こう正面および最終直線に上り坂が存在していることから、パワーを軽視するわけにはいかないのだが、重バ場の影響によりパワーの数値が低いウマはますます勝ちづらくなる。特に先頭確保が必須となる逃げウマに対する要求値は、毎度のことながら過去一と言ってもいいかもしれない。

 

幸い、今回はコース補正が存在しない。いや、見方を変えるとサポカに余裕のないトレーナーとの差をつけづらくなった可能性もあるから、一概にプラス要素とも言えないけれど、基本的な方針としてはスピード1200と必要なスタミナを盛ったら、あとはバランスよく上げていけばいい形となるから、シンプルではある。

スコーピオ杯目標

ルームマッチをやっていたらわかるが、長距離だった前回と違って追込は何もしないことが多い。逃げや先行が非常に多く採用されていて、有効な加速スキルが豊富である関係から前残りになりやすく、コース形状的に直線一気が使えないとなると、追込の位置からでは届かないのだ。
というわけで考えるべきは残った三脚質になるわけだが、例によって差しは運ゲーに身を任せる他ない。乗り換えアナボが最速で発動したら強い。ただ、それが成功する確率はどれほどのものか。
明らかに自分が格下だと思うならともかく、それなりに資産がある人間が選ぶべきは、より安定感を狙った編成となるだろう。エースには逃げと先行を選ぶのが好ましい。

スタミナの目安についてだが、おおよそ750~800程度に金回復1あれば足りるように思う。脚質によって異なるため、逃げはもう少し低くても大丈夫かもしれない。
仮にネイチャがいたとしても、八方にらみ一発くらいなら耐えられるはず。二発飛んできた場合は知らない。

パワーと賢さのバランスについては、経験則からどちらも1000程度は欲しいと感じている。
パワーに関しては、終盤の加速スキルによって多少は甘えても許される部分はあるかもしれないが、坂による減速で負け筋を作りたくないのであれば1000、できれば道悪◎を付けるくらいの余裕は欲しいところ。
賢さは結局のところ乱数判定で当たりを引きやすくする効果しかないから、絶対的な運量に自信があるのなら低くても大丈夫だろう。私は運が悪いと思っているから、できる限り上げたいところだけれど、まぁ体感の話をするなら800と1000ではまったく違う。
ちなみに、差しについては中盤の位置取りよりも終盤のスキル発動による爆発的な火力が重要だと思っているので、それを活かすためにパワー1200はマストで、賢さはトレーニングの余力で上げる感じにしたほうがいいような気がしている。まぁ何が正解なのか、現時点で知っている人はいないだろう。

 

走らせるウマについてだが……逃げは相変わらず水マルがトップクラスの強さを誇り、セイちゃんマヤちんあたりも候補となる。
継承の相性とか育成難易度とか、様々な観点から決めていきたいところではあるけれど、私の場合はとりあえず水マルが確定で、あとは状況次第になりそうだ。

先行は安定有効加速持ちとしてタイキ赤マルあたりが強い印象だけれど、最強なのは先日までPUされていた秋シチーだろう。もともと引くつもりはなかったのだけれど、私はタイキシャトル未所持であり、マルゼンスキーは水着で走らせる関係から、使える強力な手札に不安があった。というわけで、なけなしのタマモ貯金を崩すこととなった。
今のところルームマッチで勝っているトップ3を挙げるなら、水マル、タイキ、秋シチーになるだろう。

差しは前が潰れた展開の時に勝つイメージで、正直なところ運ゲーを通せるならなんでもいい。
ただ、中でも強いのは加速固有持ちのモンクエルだ。未所持だから、どれだけやれるのか知らないけれど、上位にいる差しの中で頻繁に見かけるのはモンクエルだけという印象がある。
もし私が差しを採用するなら、きっと3体目の育成が間に合わないパターンで、出すのはデバフになるだろう。中距離ということで、とりあえずレオ杯の時に使ったグラスワンダーが仕事をしてくれるはずだ。

 

それにしても、終わらない因子周回と諦め続ける本育成を連日やらなければならないゲーム、あらためて考えてみると頭がおかしくなりそうになる。
システムや解析情報が明らかになってきて体感のボーダーが上がった夏頃から苦痛は多かったけれど、アオハル杯で中堅層との格差が埋まり、より苦しくなったのは明らかで、自分を含む上位層のモチベーションが心配だ。
勝った時の喜びが極上であるからこそ、今月も延々と繰り返せるわけだけれど、仮に負けたとしたら、その後にどうなってしまうのか……興味深いところではある。