K's Graffiti

文章を書いたり絵を描いたりします。

自己叱咤

二月は短いから早く終わってしまう、というのはよく言われることで、実際に前後の月と比べたら三日も短いのだから当たり前なのだけれど、それにしても短いような気がしている。
より正確に言えば短いというよりも、短いと思うあまりに時間経過の体感速度が上がっているように錯覚してしまう、と捉えたほうが近いかもしれない。
だって、いつの間にか、もう二週間が終わってしまったのだから。

 

例月であれば、今日を終えてようやく半分が過ぎたことになるわけだが、二月は短いため昨日の終了で半分の経過ということになる。
これはたった一日の差であって、ひと月で考えたら約三十分の一でしかないはずなのに、不思議とこの一日の違いを大きく感じる。

先月は年末年始の休みという形で一週間の帰省をしていたこともあって、体感時間を加速させる要素は他の月よりも比較的多かった。特に下旬に入ってから月末までは一瞬で過ぎ去り、もう二月なのかと軽く焦ったくらいだ。
しかし驚くべきことに、今はもう、それから二週間以上が経過しているらしい。この間に、いったい私は何をしていたのだろう。何日か眠り続けていたか、記憶を失っていたとしか思えない。
日課の日記を振り返れば、そんなことはなく毎日が着実に進んできていることはわかるのだが、それにしたって直感的に理解するのは難しい事象ではある。

大袈裟に気分を表現するなら、二週間ほぼ丸々を欠損したのは痛すぎるという感じなので、流石に目を覚ますことにした。
いつまで私は眠っているのだ。
生活習慣が整わないだとか、体調が優れないだとか、上手くいかない理由なんて生きていたら無数に生じてくる。その一つひとつに足止めを喰らっていたら、目指すところに到達するまでに何十年かかるかもわからない。
日常生活が困難になる致命的な疾患に罹っているわけでもないのだから、多少の不都合は無視して動けるくらいにならなければ、真っ当に生きていけるわけがないだろう。何を甘えているのだ。
年初に掲げた最低限度のミッションすら、満足に達成できていないではないか。駄目人間すぎるだろう。

 

というわけで、もう無理矢理にでも身体を動かそうと思う。
ちょっとやる気が出ないから……なんて言い訳は却下する。やる気が出ないなら、出るようになるまで他のことを禁止する。
具合が悪いから、眠いから……たまにはそういうこともあるだろう。気のせいではなく本当に睡眠不足なら足りるまで眠ればいいし、そうでないなら課題に向き合えるよう工夫すべきだ。
自らの要請とはいえ、ある作業を担うというのは、そういうことなのだ。やらないままでは、昨日の私ががっかりする。少しは自分の期待に応えられるようにしなければ、道が未来に繋がることはないだろう。

諸々のタイミングが月末に重なりそうで、気分を切り替える契機としては悪くないだろう。
一か月後の私が今日の日記を前向きに振り返るように、行動をコントロールしていきたい。