K's Graffiti

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カプリコーン杯結果

ウマ娘の対人イベント「カプリコーン杯」の決勝戦が昨日1/27に行われた。
初の短距離という区分で年初から苦しい因子周回を余儀なくされた今大会では、枠順や加速スキルの発動有無、中盤も含めてスキルの発動タイミングなど運に左右される部分が過去一と言っていいほど多く、これまでにプラチナを維持してきた強い人間も少なからず敗北を喫したように思う。
私は既に一つ落としてしまっているから、大変な育成ではあったものの、そこそこのレベルで妥協することができた。先月も書いたが、プレイ時間に対するコスパは以前よりも上がったかもしれない。

 

まずは画像にて、結果から。

結果①結果②

これでプラチナ称号は八つ目になった。
これでも全アクティブユーザーのうち上位数パーセントというところだろうから、振り返ってみると莫大な熱量を注いできたものだと実感する。

実は、ゲーム開始から春にかけては初期投資的な意味で課金額が高じたこともあったけれど、夏以降の課金はデイリージュエルを除けばハーフアニバーサリーのお得キャンペーン以外にはゼロのため、何から何まで強い手札を揃えているわけではないというのが私の状況だ。
アオハルで必須級の樫本ライスを完凸できているのは、真の「人権」が出てくるまで石を温存する癖がついているからだし、キャラガチャ更新の都度、気軽に回すことなんて御法度だ。
そういうわけで、短距離で活躍できそうな有償キャラクターを私はほとんど所持していなかった。

中京1200の特徴は、終盤の最高速度で走れる区間が非常に短いということと、加速スキルの安定的な発動が肝要ということだ。だからスピードよりもパワー、距離Sよりも芝Sのほうが重視される傾向にあった。
まぁ実際には、稼げる距離はスピードとパワーが同じくらいだったらしいけれど、序盤中盤終盤いずれの状況においても効いてくるパワーのほうが、できればカンストさせたいというのが個人的な感触だった。
スピードを1200にするのは簡単だが、賢さを盛りつつパワーを1200にするのは成長率にもよるけれど難しい。要求ステータスが低いから継承以外には大して苦労しないだろうという予測は、意外にも打ち砕かれた。

とにかく重要だったのは「登山家」という発動さえすれば確定で有効となる加速スキルであり、入手手段は因子から持ってくるか、ライスとのアオハル特訓において低確率で拾うしかない。
登山家因子なんて短距離因子と同じくらい充実していないし、それに加えて前目の脚質なら「プランチャ☆ガナドール」や「ぐるぐるマミートリック♡」が欲しいから祖父母作り、親作りから時間をかける必要があった。さらに逃げは地固めも必須であることから、いつもと変わらず継承に命を懸けることが求められた。
一方で差しは登山家さえあれば、あとは「乗り換え上手」と「紅焔ギア/LP1211-M」を積んでおけば運ゲーに持ち込めるという点から、多少は育成が楽だったように思う。

ありがちな編成パターンは、逃げ1先行2・逃げ1先行1差し1・先行2差し1、くらいのものだろう。追込は届かないことが多そうだったし、安定感を目指すのであれば採用は控えたいというだった。
予選で入れ替えながら試してみたけれど、結果的に決勝へ送り出したのは逃げ1先行1差し1のバランス編成となった。


以下、カプリコーン杯で走ったウマたちを記録しておく。

一枠目:スマートファルコン

スマートファルコン①スマートファルコン②

やはり固有スキルを温存できた上で先頭を取っていれば特殊勝利的な形で優位が取れるウマなので、外すわけにはいかなかった。仮に相手がファル子を入れていても互いに潰れるだけなので、運ゲー要素を減らして実力勝負に持ち込みやすくなる。
サポートカードの関係でスピードパワー賢さいずれも物足りない数字ではあるけれど、このウマの役割はステータスで殴るのではなく負け筋の少ない展開を作ることなので、これでも悪くないと判断した。

ちなみに下に隠れているスキルは「アオハル点火・速」だが、画像を編集するのが面倒だったので今回はスクショをそのまま貼り付けた。

 

二枠目:タマモクロス

タマモクロス①タマモクロス②

短距離でタマモクロス!? と先月の私なら思うかもしれないが、使えるキャラクターの少なさから魔改造が珍しくもなかった今大会では、別におかしな話ではないだろう。
マミークリーク未所持でレンタル育成のため、正直なところ、あまり期待せず育成開始ボタンを押していたのだけれど、一回だけハチャメチャに上振れた継承を引くことができたので、単純に運が良かった。
これが出来なければ先行枠はバクシンオーにしていたはずだ。ファインが欲しい人生だった。
先行コーナーか短距離コーナーのどちらかがあれば、もう少し勝率が上がったに違いないけれど、これでも対戦相手のレベルを考えたら十分に活躍できると判断したので、採用することにした。

ちなみに決勝での勝ちウマでもある。
使っていて愛着が湧いたから、このウマで勝てて嬉しかった。

 

三枠目:オグリキャップ

オグリキャップ①オグリキャップ②

水マルと並ぶ適性範囲の広さと固有スキルの強さによってチャンミ人権と化しているウマなので、登場機会が本当に多い。私の場合は初回のタウラス以外で決勝の勝ちウマにはなれていないけれど、困ったらオグリ、みたいなところがある。
適性Sよりもスキルのほうが重要と判断して、トレーニングが上振れてスキルが揃ったタイミングで完成ということにした。シンプルだが、普通に働いてくれたら普通に強い。

差しという脚質の特性上、展開次第でどうしても後ろから上がれないパターンが一定確率で発生するため、爆発力はあるものの安定感は先行よりも落ちる感じはあった。
ただ、先行が中盤の乱数で負けた場合に勝ち目を残せるという意味では、非常に心強い存在だったと思う。

 

その他:サクラバクシンオー

サクラバクシンオー①サクラバクシンオー②

サクラバクシンオー③サクラバクシンオー④

タマモと最後まで迷っていたウマだが、中盤で乱数負けした場合に捲れる可能性が低い点から安定感に欠ける印象があった。
理論上は先行コーナー持ちで芝Sの後者のほうが安定するかと思っていたのだが案外な結果で、素のパワーと賢さの差なのか、少ない試行回数では答えが出なかった。練習で一緒に走らせてみると、どちらも勝ったり勝たなかったりするから、明確にどちらが抜けているというわけではないのかもしれない。

こちらもマミークリークを借りての限られた本育成で仕上げるしかなく、タマモほど納得のいく完成度にならなかったから、決勝で使えなかったのは仕方ない。
ちなみに最初はパワー1000賢さ1200を目指していたが、途中からパワー高め狙いに切り替えた。練習で比べてみると、こちらは明確に差が出たので、方針自体は間違っていなかったように思う。

 

決勝レースは、逃げ3先行4差し2という脚質分布だった。
ありがちな組み合わせだが、逃げが多いためファル子の固有スキルで勝利するのは難しいから、勝つのは先行か差しの可能性が高くなる。地力の差が出るところだろう。
編成は、一人がファル子・バクシン・オグリ、もう一人がファル子・バクシン・カレンチャン、と流石に採用率の高いウマが相手で、どこから負けてもおかしくない。
戦績を見たところ、片方は同格ちょい下くらい、もう片方は格下だった。

レース展開は、まずコンセ地固め発動によりハナの取り合いに成功し、固有は潰れたものの中盤に速度スキルを連発することで大きくリードを確保できた。
タマモは内枠かつ出遅れという最悪の乱数を引いたけれど、良い位置でプロフェッサー→燃焼速→尻尾と金速度を繰り出し一気に前に出て、終盤入口では3番手を確保、さらに抜け出し準備が接続したため、ぐるぐるマミーと固有スキルそして登山家による加速が重なり完全に抜け出した。
オグリは終始9番手の追走となり、さらに登山家が不発、遅めの乗り換え上手だけでは残り200m地点で5番手以内に届かなかったため固有が出ず、何もしなかった。

着順

予選勝率は80戦65勝の81.25%という結果で、前回のサジタリウス杯と同じだった。
内訳は、
ラウンド1が34勝(予選1日目18勝、予選2日目16勝)
ラウンド2が31勝(予選3日目16勝、予選4日目15勝)
なので、運ゲーと言いつつ安定した推移ではあった。
負けの大半は中盤に上がれなかったり終盤にブロックされたりといった事故を除けば、相手のカレンチャンの固有直撃とか、自分のファル子が出遅れて相手のファル子が固有を最終直線に出したとか、ケアが難しい低確率の負け筋だったので、基本的には考慮する必要のないものばかりだった。
絶好調固定の決勝では、そこそこ期待通りに動いてくれたように思う。

今回、あまりにも枠による有利不利が大きいような気がしたので、各ウマの枠ごとの成績を出してみたのだが、面白い結果になった。

枠成績

印象通り、圧倒的に内枠が不利だ。特に1枠は死んでいる。
逃げは真ん中あたりが好成績で、なぜかタマモは2枠で勝てているけれど、基本的に先行は外枠が良い、差しは真ん中より外が動きやすいといったところだろうか。