K's Graffiti

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カプリコーン杯2023準備

今月のチャンピオンズミーティング・サジタリウス杯のレギュレーションは、中京・芝・1200m・左回り・冬・晴れ・良バ場、ということで……なんと昨年同様に高松宮記念の短距離になってしまった。
先月末、発表される前の予想では最近のダート推しの傾向からダートマイルが有力だと思っていたから、短距離に決まってしまったのは残念というか……十中八九ほとんど枠と展開の運ゲーになってしまいそうだから、やりたくないという気持ちが大きかった。

 

運の比重が大きい短距離チャンミは、ウマの仕上がりが結果に結びつきづらいという点から多少の不満はありつつも、この一年で意外にも短距離を走れるキャラクターが追加されていて、育成シナリオも重要なスキルも異なるため、レース自体の光景は昨年とは違ったものが見られるだろう。
特に、加速スキルの充実によって最高速度が軽視できなくなっている気がするため、以前の短距離よりは育成に力を注ぐ甲斐はあるかもしれない。
まぁ私は相変わらず、レンタル本育成のみの省エネウマ娘を貫くわけだけれど。

今回、短距離ということは、来月はダートの公算が高い。本日ちょうどダートのタルマエが実装されたことで、より現実味が増してきた。
ただ中距離だと、既にうんざりしているクリオグリ環境になってしまうだろうから、できればマイルを希望したいところだけれど……はたしてどうなるか。

 

短距離チャンミの特徴として、最も重要な要素が加速スキルであることは誰もが知っているだろう。
次に重要というか、加速スキルとセットで大事なのは、積んでいる加速スキルを有効に発動するポジションを確保することであり、代表的なのは先行3,4番手の椅子取りゲームということになる。
前に行きすぎてはダメ、後ろでも当然ダメ、ここを取るためには脚質分布からスタートから道中速度スキルや賢さ乱数判定などなど、様々な条件が噛み合う必要がある。基本的にはウマの完成度で操作できるところではないため、短距離最大の焦点であり面白くないところでもある。

昨年の夏、クライマックスシナリオ環境ではあるものの、レオ杯が中山1200の短距離チャンミだった。その傾向は、好位から抜け出した先行、特に内前で追い比べた先行が最強というもので、逃げは追い比べにくい上に継承アンスキだけでは火力不足、後方脚質は直線が短くて差し届かないことが多かったのだ。
今回は中京なので直線がそこそこ長く、そして終盤の入口が最終直線の入口と一致している。そういう意味では、中山よりも逃げは厳しく、逆に差し追込にはチャンスがあるという風に捉えることができる。
キャラクターが増えているため、必ずしも以前の傾向と同じとは言えないものの、実際に現在までのルームマッチ環境を調査してみると、どうやら逃げはほとんど勝てず、先行と追込が強いという風潮になっているようだった。

できれば、なるべく育成に時間と手間をかけたくない。簡単なのは先行3という編成だが、先行という脚質はどこまでいっても運に委ねる側面が強い。せっかく後方脚質を有効に使えることだし、団長キングは後方脚質の候補の中では育成が比較的簡単な部類だ。
というわけで、早々に先行2追込キングという形に決まった。差しではなく追込にするのは、固有スキルおよび電光石火の発動率重視と、ほとんど同じ位置から加速するのであれば終盤速度が差しより優れていると考えたからだ。誤差程度の違いかもしれないが。

先行枠は、とりあえず固有スキルが強力なニシノフラワーは確定で、あとは通常オグリキャップか通常エルコンドルパサーで悩んでいる。
前者の強みは追い比べでごちゃついている時に固有スキルで勝ちやすい点が強く、後者は勝ちパターンが必ず最内からの最速固有となるため距離ロスなく前粘りできる点が強く見える。
現状では、格下相手に安定感を求めるならエル優勢といったところだけれど、とにかく短距離継承必須なのがネックであり、育成に時間を要するところが省エネ方針と乖離していて複雑なところだ。

 

ポジションとスキルの発動が要であり、評価値なんて飾りに等しいチャンミにおいて必ず満たさなければならない目標ステータスなんてないけれど、ここまで育成してきた感覚に基づく現実的な数字は、おおよそ以下のようになる。
1500/350/1100/800/1100

スピードは無理して1600を狙う必要なんてない。今回に関しては評価値を盛るための意味合いのほうが大きいだろう。
スタミナは勝手に上がるし下り坂ゾーンが長くて気にする意味はなく、パワーと賢さは1200近く欲しいが最低1000を超えていれば妥協ラインにはなる。
根性は上げられるだけ上げたい。根性因子に頼ることで800という数字はそれほど苦労しないけれど、高ければ高いほど強いのだから、きっとウマ娘星人は1000以上を狙うのだろう。私は頑張りすぎないようにする。

距離適性に関しては、一応なくても勝てる。ただ、接戦になることが多いため、やはりSのほうが強いのは当たり前の事実であり、なんだかんだ距離S個体を出すことになりそうだ。
芝Sは別に重要だと思っていないが、一方で脚質Sは下り坂モードの期待値を上げられるので、付けられるなら付けたい。追込因子を7以上は積む団長キングでは、特に狙っていきたいところだ。

まぁ突き詰めていくと、上に書いたように脚質分布と枠の影響が大きく、予選はともかく決勝はどうしても運ゲーになるだろうから、結果にこだわりすぎず適当にチャンミ育成を楽しむくらいの意気込みで臨みたい。