K's Graffiti

文章を書いたり絵を描いたりします。

生活リズム270°ずらし

徹夜後も起きたまま頑張っていたのだが、思っていた以上にパフォーマンスの低下が著しかったので、夕方には布団に入った。
全身が睡眠を欲していたからなのか、眠るのが不得手になる夜の時間にまだ入っていなかったからなのか、とにかく一瞬で眠りに落ちることができたのは気持ち良かった。

 

日記を書かなければならないと思いながらも、昨日の更新が大幅に遅れた流れを変えることはできそうになく、起きてからで大丈夫だと考えた。
現在時刻は午前2時を回ったところ……まだ完全に眠気が覚めているわけではないものの、およそ一晩分に相当する睡眠を経て、頭の状態は随分とすっきりしたような気がする。

大きな出来事があったわけではない。ただ、多少の無理をしてでも長く起きていたかったのだ。
前日の日記にも書いたように、買い出しに行くことはマストだった。早朝、珍しく早い時間にシャワーを浴びて、軽く充血した目を擦りつつ、社会が活動を本格化させる前に外出する。
8時を過ぎたくらいだったか。土曜日だから、駅の近くといえど平日ほど人で溢れてはいない。開店してから間もないスーパーは、いつもより品揃えが豊富な気がした。

直前まで雨が降っていたのか、地面は濡れているし花粉の量は少ない感じだった。30分にも満たない外出ではあったけれど、ここ数日では最も適したタイミングだったように思う。
帰宅してからは一週間以上ぶりの運動により、どっと疲れが押し寄せてきた。家と駅前の往復なんて、数kmにも及ばないというのに、この程度でバテるとは情けない限りだ。
寝ていない上に疲れが出てきて、昼よりも前に身体は露骨に睡眠を求めてきた。油断していると、意識が持っていかれそうになる。
どうせ明日や明後日に予定なんてないのだから、いつ寝たって問題はない。しかし、ここで力尽きたら次に起きるのは夕方になってしまうだろう。それは、何度も繰り返してきた生活リズム崩壊の序章を意味する。
変化が欲しいと思った。せっかく予想していることだし、せめて競馬の重賞を見届けてから就寝しよう。
そして一応、目論見は成功し、早すぎる早起きをすることとなった。

 

この時間に起きることは稀だから、状況に対する感覚はいつもとは異なる。
耳を澄まさなくても響いてくる隣人の鼾が相変わらず不愉快ではあるものの、これから眠るのではないという点において、普段ほどのストレスには感じない。
静寂に轟く凄まじい音量だけを聞いていたら流石に苛立ちが募りはするけれど、PCを起動させるなどこちらの空間で音を発生させることによって、気にならなくすることは可能だ。

身体は寝起きで、新たな栄養を求めている。早すぎる朝食を用意して口にするべきか、少し悩ましいところだ。
いつも一方的に騒音被害に遭っている立場とはいえ、キッチンで作業をしたら深夜には無視しがたい音が発生してしまうだろう。隣人への配慮という考えが生活の根底にある以上は、どうしても躊躇してしまう。
まぁそんなことを気にするような神経質な人間なら、私と同様に普段の音の立て方にも注意してくれるはずだから、すなわち逆の立場として、私が夜中に若干の音を発する行動をしたとしても、何も問題にはならないかもしれない。

こんな時間から行動を開始したら、また昼過ぎには眠くなってしまうだろう。
生活の時間は少しずつズレて変動していくものだし、それ自体は構わないのだが、リアルタイムで競馬は見たい。その時間帯に睡眠欲のピークを合わせないようにだけ、気をつけておきたいところだ。
隣人の鼾という騒音さえなければ数時間の二度寝に突入していたところだが、それも難しそうだし、ぼちぼち布団から出ることにしよう。