K's Graffiti

文章を書いたり絵を描いたりします。

雨と追加コンテンツ

現在時刻は翌早朝の4時台……つまり普段の更新時間から6時間以上も遅れて日記を書いているわけだが、実のところ特に理由はない。
主観的な意味で、その一日は就寝することで終わりを迎えると考えているためか、まだ私にとっては3月18日なのだ。相変わらず生活リズムが崩壊しているという一点を除いて、何も問題はない。
しかし、そろそろ外が明るくなってきそうな頃になって前日のことを今日と表現するのは違和感があるから、渋々ながら「昨日の出来事」として書くことにする。

 

例によって、週に一度の買い出し機会を逃す羽目になった。
他者との約束がない日に外出することが極端に苦手な社会不適合者なので、家に置いてある食べ物がちょっと足りなくなってきた程度のことでは、なかなかスーパーへ赴くためのモチベーションが上がらない。
まぁ実際には、現実的に健康的な食事を考慮すると一昨日でもいいくらいだったので、そろそろ食糧難に陥りそうな点には若干の危機感を覚えるものの、しかしそれはそれ、どうしても外に出る気力が湧かなかったのだから仕方ない。

外の状況は常に変化する。
飛び交う花粉を警戒して引きこもりの傾向を強めることになったり、いざ重い腰を上げようとしたら雨が降っていたりと、世界は私の都合に合わせて変化してくれないものだ。
昨日は、時間帯次第で別の未来もあったとは思うけれど、午前中に一度にわか雨が降り、夕方以降は夜中まで強い雨が続いていたから、どうにもタイミングが悪かった。
昼過ぎは、個人的に最も心身ともに動きが緩慢になる頃だ。雨天と雨天に挟まれた僅かな曇天を狙って買い物をするには、ややハードルが高かったように思う。

 

買い物を諦めた私が向かった先は、当然ながらPCの前だった。いつも通りすぎて、わざわざ書くまでもない。
昨日は正午から、ウマに追加されたストーリーを楽しんだ。育成ばかりが取り上げられがちだけれど、正直なところストーリーのほうがメインコンテンツと言っても過言ではないと思っているから、定期的に追加されるストーリーを読むのは密かな楽しみなのだ。
多くの人の入口となったであろうアニメはもちろん、大人気の漫画や、ゲーム内の育成シナリオおよびメインストーリー……イベントのストーリーは評価が諸説分かれる場合もあるけれど、基本的には非常に質が高い。

今回は、これまでに続いてきた大きなストーリーの最終章という位置付けで、アニメ1期の別世界線的な形で「黄金世代」の物語が展開された。
交錯するライバル関係と、熱いレースの数々……現実に起こったにしては出来すぎているくらい面白い素材が、ひとまとまりのコンテンツとして上質に仕上げられている。
これまでの第5章までも濃い内容で満足度が高かったのだけれど、最終章は流石に密度が違うらしい。ひとまず実装された前後半の前編だけでも、しばらくは満腹でいられそうなくらい胸が熱くなる描写の宝庫だった。

史実は知っているし、実際のレース映像だって何度も見たことがある。コンテンツとしてもアニメや各育成シナリオで既習の内容であるにもかかわらず、毎度毎度、どうしてこれほどまでに胸を打たれるのか。
ただでさえ人の感情を揺さぶるドラマが、人の形を借りて緻密に再構成される。ずるいのだ。作り手が熱量を込めた分だけ、確実にユーザーへと想いが伝わる。
先日、一周年を過ぎたばかりだが、ますますコンテンツとしての底力というか、潜在的な強さが感じられるようになってきた気がする。

 

そして、夜は某ウマの配信を見ながら私もウマの育成を延々と続けていき……久々に熱中してしまったせいで気づいたら朝になっていたという流れだった。
これもあらためて感じたことだが、つくづく自分で制限しないと無限に時間が持っていかれるゲームだと思う。