K's Graffiti

文章を書いたり絵を描いたりします。

眠りたいわけではないのだが

昨日に続き早朝に起床することに成功したわけだけれど、朝早くから活動することが一日の活動時間を増やすわけではない。
私に体力がないのが、主な原因なのかもしれない。起きてから一定時間が経過すると、名状しがたい気怠さに襲われるのだ。
そして仕方なく横になったら、驚くほどスムーズに眠りへと落ちた。おかげで、今日は午後の半分を不本意な睡眠に奪われる形となってしまった。

 

ありがちな昼食後の眠気というわけではなく、ガス欠というかスタミナ切れというか、とりわけ集中して取り組んでいる作業がない場合に発生しやすい、急激な疲労感というイメージだろうか。
今朝は6時に起きたのだけれど、14時から15時くらいを過ぎた頃になって、露骨にパフォーマンスが低下した。眠気はなかったが、どうにも身体を起こした状態を維持しているのがしんどいのだ。
椅子の背もたれに寄りかかって、溜息を吐く。ずっとモニターの前にいるから、眼精疲労の類いかもしれない。一日二食が習慣化しているし、昼時にわかりやすい昼食休憩なんてものは存在せず、脳を休めるタイミングを作れていない。
耐えきれず、ベッドへ移動した。

ガッツリと一つの作業に没頭し続けていたわけではなく、終始リラックスに近かったとは思うが、一般的な労働時間として設定されることの多い8時間くらいが、連続稼働の目安なのかもしれない。
昼夜逆転パターンなら、こんなことは起こりにくいのだけれど……朝から活動を始める日に関しては一定時間で体力的な限界を迎える可能性があるということを、今後は意識する必要がありそうだ。

ひと眠りをして、昨日の就寝時間と同じくらいの時刻に目を覚ました。今はすっかり、午前中に蓄積した疲労が抜けきっていて、起きていることに苦痛は感じない。
問題があるとすれば、夜型の私が珍しく自然な流れで朝型の生活を作れていたのに、それが容易に崩壊してしまったことだ。今晩は当然すんなりと眠ることはできないだろうし、再び布団に戻るのが明日の朝以降になる可能性も高い。
とにかく、眠る時間を何時に設定するにしても、そこに規則正しさを追求しようとすると本当に難易度が高くなる。生物に向いていない。

土日は競馬をリアルタイムで観戦したいという都合で、昼間に睡眠のピークを直撃させたくない。朝に就寝するにしても昼頃には起きたいし、若干の無理をするなら夕方まで眠れないことになる。
たまに後者を選ぶことはあるが、明らかに意味なく寿命を削っている感が強いため、できれば睡眠時間を軽視する択は取りたくないのだ。これまでに何度も睡眠という営為に悩まされてきて唯一断言できるのは、食の優先度は下げても大して問題にならないが、睡眠は何よりも大切にしなければならないということだ。
睡眠が不十分では、まともに趣味も楽しめない。

 

HPが尽きて倒れるところまでは、仕方ないものとして許容したとしよう。
ただ、その後の睡眠が本当に必要だったのかは諸説ある。眠らなくとも、横になっているだけで体力は徐々に回復するからだ。たとえば、30分でもいいから目と頭を休めて起きることができていれば、午後の時間をより有意義に使えたかもしれない。
そもそも眠気は感じていなかったのだから、ちょっとでも意識すれば可能だったはずなのに……うっかり眠りに落ちてしまったのは、春の暖かさと布団の組み合わせが心地好かったからに他ならない。

結局は、求めたタイミングで質の高い睡眠ができれば文句なんてなく、不本意に中途半端な形で眠るのが生活リズムを崩す要因になるのだ。
身体が欲するままに眠りたい時に眠ることで生まれるストレス軽減効果と、不規則な生活を続けることで発生するストレス、どちらが大きいのか、バランスが取れているのかは、もう少し観察する必要がありそうだ。