K's Graffiti

文章を書いたり絵を描いたりします。

絶不調の淵

この夏場における不調のピークを迎えたと思ったので、書いておこう。
本音を言うと、これ以上に具合が悪くなったら冗談では済まないレベルな気がしているから、願望込みの話ではあるのだが……そろそろ復調に期待してもいい頃合いだろう。
今の私は、暑さに起因する純粋な気怠さだけでなく、極度の寝不足と胸痛に悩まされている。今年に入ってワースト級の体調と言って差し支えない。

 

兆しは数日前から発生していたのだが、特に昨日と今日は苦しいものだった。
いったい、どこからバランスが崩壊し始めたのか……考えても答えは出ないのだけれど、とにかく身体の調子というのは一度でも大きく悪い方向に傾いてしまうと、しばらくは低調期間を我慢しなければならない。
きついトンネルを抜けた先に、上がり目があるかどうか。そこはまた、自身を取り巻く環境との兼ね合いで復活する時期に変動はあると思うが、少なくとも調子を落とした後に短期間で絶好調に戻るということは、経験上まずないことだ。

このところ、暑さにやられている。
これは私ばかりの問題ではなく、多くの日本人が苦しんでいる現実に他ならないだろう。同じように具合が悪くなっている人は、Twitterで軽く検索するだけでも大量に出てくるし、たとえば熱中症などによって救急車で搬送されたり死亡したり人も、例年の同時期よりは多いはずだ。
まぁ細かい数字はニュースを見ていないから知らないけれど、この気候に負けて調子を落とすこと自体に不思議はないということが言いたい。体力のない私が油断していたら、むしろ必然ですらある。

おかげで、朝は予定している起床時刻の数時間前には目を覚まさざるを得ない。暑さに起こされるのは夏の風物詩ではあるものの、今年は頻度と不愉快さが例年以上なので、流石に電気代の節約などと言っていられない状況だ。
そして削られた睡眠時間のツケは、日中になって払わされる。昼から夕方にかけて、毎日どこかのタイミングで体力的な限界を感じて、昼寝を行う。
これも、結局は暑いことに変わりないため長くても一時間程度で起きることになるのだけれど、こんなもので身体が満足しているはずはない。
夜も足りない、昼も足りない……それを埋め合わせる機会は、いつになったら訪れるのだろう。睡眠不足が連日のように積み重なったところ、当然の結果としてパフォーマンスの大きな低下を招いてしまっている。

さらに追い打ちをかけるように、私は室内に滞留した熱気の処理を誤ってしまった。
間違えたというよりは、何もしなかったというほうが近いかもしれないが、身体にダメージを与えかねない状況を作り出していたらしい。
主に、夜から朝にかけて……確かに昼間と比べたら外気温は下がるわけだが、建物は日中の熱を吸収しているから、夜間にエアコン出力を弱めていいことにはならないのだ。
じわり、じわりと不快指数が上昇していく。けれど、就寝時には大して悪化していないから、睡眠中という完全にノーガード、無意識のうちにダメージを蓄積していくことになる。

 

身体への負荷は、ひょっとすると相当なものだったのかもしれない。
昨日から、嫌な動悸を感じる。専門家ではないから、問題が心臓に生じているのかどうか判断できかねるが、断続的に胸部に痛みが走る。
脱水症状の延長線上に、たとえば心不全のような非常事態が待っているのかわからないけれど、健康に不安を覚えずにはいられない現象に直面して、少し精神的なダメージも受けているように思う。
胸の苦しさは、過去にも何度か経験はあった。それぞれ若干、状態に違いはあるような気がするけれど、昔は若いからと軽視してもそれ以上の異常に至ることはなかったし、特に悪い記憶として頭に残ることもなかった。
今は、まだ若者の範疇とはいえ徐々に老化が始まっている年齢であり、悠長に構えていたら急激に状態が悪化する可能性があるし、うっかり死なないとも言いきれない。

今晩からは極力、気温の影響を受けないように努めるつもりだが、身体の異常に関しては現在進行系で怖いところがあるため、当分は安静に経過観察としたい。
もし突然、日課の日記が更新されなくなったとしたら、半分くらいの確率で急死しているかもしれない……ということだけ書き残しておく。誰も読んでいないとは思うが。