K's Graffiti

文章を書いたり絵を描いたりします。

ガチャを乗り越えて

Appleが値上げする云々で一部の人間が騒いでいるが、私はAndroid民だから当分は関係ないものと思っておく。
まぁイマイチ具体的にどう変わるか理解できていないので、アプリ内課金の設定額が本当に上がってしまうのか、もし上がった場合はGoogleなど他社が追従して全体的に上がる可能性があるのか……などなど、業界全体の動向を注視していく必要はあるだろうけれど、とりあえず言えるのは、やはりAppleはクソだということだろう。

 

iPadを除き今後もApple製品を使うつもりはないから、わざわざ適当な理由を付けて殴る必要もないのだが、仮に課金体系が消費者にとって不利なように変化していくのであれば、無視することはできない。
特にウマ娘のように、場合によっては多額の投入が求められる可能性のあるゲームを遊んでいる人にとって、値上げの有無は死活問題に違いない。

さて、先月ウマ娘は1.5周年を迎えて、リリース日から遊んでいる私としては嬉しいというか、非常に感慨深く思うところがあるのだけれど、その一方で1.5周年前後に実装された各種ガチャについては、多少なりともストレスを覚えていた。
ちょうど新シナリオが実装されるタイミングで、引いたほうがいいのか、絶対に引くべきなのか、スルーでも大丈夫なのか、手持ちのジュエルを考慮しつつシビアな判断が要求された。
当然のことだが、未来に実装される内容は不明であり、現在の正解と思われる選択が半月後に正しいとは限らないのだ。育成やレースでの乱数だけでなく、ガチャを引くか引かないかの答え合わせにおいても相当に運が絡んでくる。

Twitterのトレンドにもなっていた気がするけれど、なんとも嫌らしいことに、アニバーサリーを迎える前に有用と思われるサポートカードのガチャが連続で来ていた。「玉座」と、水着ピックアップのスピードマルゼンスキーだ。
前者はクライマックスシナリオにおいてステータスの底上げに最適なカードであり、実装後には明らかに平均評価値の上昇が見られた。実装からしばらくすると「引き得」であることが明らかになり、あとは間近に迫る新シナリオで使えるかどうか……そうした難しい選択がユーザーに強いられた。
後者はトレーニング性能や取得可能スキルなど、強いことしか書いていない強力なカードであり、カタログスペックだけで言えばスピードサポカ最上位と言っても過言ではない。
というわけで、おそらく新シナリオに合わせた強いカードが実装されるであろうというタイミングで、過去最大級にジュエルの消費を促してくる期間が存在したのだ。
本当に恐ろしいゲームだ。

1.5周年の目玉キャラとなるリッキー、そして新シナリオ実装記念の衣装違いファル子、さらにシナリオ特効のライトハローおよびスピードタキオン……これらのラインナップを眺めていると、長い時間をかけて大量のジュエルを集めてきた人間と、いくらでも金を使える富豪以外は、軽率にガチャを回してはいけないのだと思い知らされる。
今月のチャンミがダートだったこともあり、できれば全部引きたい……でも金やジュエルが足りない……という悩みを多くのユーザーが抱えたことだろう。私も実際に何を引いて何を我慢するべきか、ガチャの更新ギリギリまで結論を出せなかった。

 

玉座からアニバーサリーのガチャが終了までの選択について、結果から書いていこう。
まず、とりあえず確保しておきたいという判断で玉座は1天井した。幸い、天井までに2枚を引くことができたので、交換を含めて2凸となった。しかし、虹結晶が手元に2個あり、さらにアニバーサリーで引換券が手に入るかもしれない……ジュエルを節約するためにも、それ以上は無理に追わなかった。
次にスピードマルゼンだが、これは逃げには必須かもしれないけれど、他の脚質なら既存のスピードサポカで代用可能に思えて、逃げ育成の場合のみ借りる方針で我慢することにした。

そして迎えた新シナリオと、引き続き実装される悩ましいガチャだ。
新シナリオ「グランドライブ」に関しては実装当初、あまり強くないのではないかという疑惑もとい不具合があり、もし今後半年間の正解がクライマックス環境で継続するのであればスルーしてもよい、というのが有識者の意見だったように思う。
今月の頭にバランスが修正された後は、本育成はグランドライブ一択という流れになったため、私も渋々ながら引かざるを得なくなったわけだが……ジュエルを減らしたくなさすぎて1天井で止めることにした。
ライトハローは無凸でも使えないことはないということで、最悪0でも構わないという考えだったのだが、無事1枚引きの交換で1凸という結果に終わった。タキオンは必要になったら借りる予定だ。

しかし、サポカガチャには石の放出を渋るくせに、かわいいと思ったキャラは引く気になってしまうのが不思議なところだ。
節約できるなら節約したかったけれど、リッキーも黄ファル子も、とりあえず確保した。どちらもお迎えできるまで突っ込む覚悟で挑んだのだけれど、リッキーはチケットで28連目、ファル子は天井まで連れていかれた。

 

消費したジュエルについては、おはガチャやチケットを使って最効率を目指しているから厳密ではないかもしれないけれど、まだ無償ジュエルが十分に残っているところから大きくズレることはないと考えて、手元のスクショを使って計算してみる。

玉座   65,505→43,005(-22,500)
ハロー  75,670→60,670(-15,000)
ファル子 60,670→41,170(-19,500)

なお、今回は珍しく当たりテーブルに乗っかっていたらしく、確率的には上振れた。すり抜けがかなり多かったものの、期待値を上回るガチャは久しぶりだったので、回していて楽しさ感じることができたのは僥倖だったように思う。
特にサポートガチャは玉座とCB、キャラガチャは New! がたくさんということで、狙いは引けずとも天井まで回した分の見返りはあったというか、お得感が強かった。

キャラガチャすり抜け

3天井を57,000ジュエルで引いた上で、実際には無料10連分やおはガチャで100回ほど増えているから約700連、そのうち虹の回数は……29回だった。
約4.14%だから、若干の上振れ程度でしかないのだが、これまでは引いた回数の2%前後で終わることも少なくなかったから、出まくったという印象が強い。

一応、育成は1凸ハローを内側に入れて、育てるキャラに合わせてスピマルかスピタキを借りるというスタイルで戦っていけそうだから、今のところ問題は感じていない。
あれだけのガチャを乗り越えて、40,000以上のジュエルを温存できているのだから、戦略としてベストではないにしろ悪くないはずだ。
ゲームリリースからしばらくはジュエル不足に喘いでいたけれど、1.5周年を過ぎてモチベーションも落ち着いてきたことだし、そろそろ常に2~3天井分くらいの余裕を確保した育成生活に入っていきたい。
ダイレクトに有償ジュエルを削られるようなガチャは、もう一生やりたくないのだ。課金分はおはガチャだけで、末永くまったり遊んでいきたい。