K's Graffiti

文章を書いたり絵を描いたりします。

やっぱりウマ娘が好き

情報が多すぎる。洪水に溺れるようだ。
この感覚を味わうのは実に半年ぶりと言っていいだろう。いや、それ以上かもしれない。
ウマ娘の2周年直前となる今月の「ぱかライブTV Vol.26」は、本当に情報が盛りだくさんで圧倒されてしまった。そして、あらためて感じた。やはり私は、このコンテンツが好きなのだと思う。

 

細かく情報を整理してまとめるのは、有象無象の有志が明日までにやってくれるだろうから、ここでは特に気になったポイントについて感想を書いていきたい。
とにかく今は、満足感が大きい。期待はしていたけれど、落胆しないために期待しすぎないようにしていた分だけ、そのハードルをあっさり越えてきてくれたことが、とにかく嬉しいのだ。

まずゲームのアップデート情報になるが、「スキルの進化」はこれまで使いづらく出番の少なかったキャラクターに活躍の可能性が生まれそうで、環境がガラッと変わる期待感が持てる。
長く遊んできたユーザーにとってはマンネリ化の解消になるし、始めたばかりの人にとってもウマごとの強みを感じやすくて、かなりの良アプデに思えた。
他にも全体的にバランス調整などが行われる予定となっているが、細かい仕様に関しては24日以降の実装後に試してみてから判断することになるだろうから、今はアレコレ適当に妄想しつつ、楽しみに待っておけばいいだろう。

そして注目が集まる新シナリオは、過去のシナリオと同様にPVで紹介されたけれど……あまりにも要素が多すぎて初見では何が何やら理解できなかった。
ただ、久々に育成を面白そうだと感じることができたのはモチベーションの向上に繋がりそうなので、とても好感が持てる。時間がかかりそうなのは懸念点ではあるものの、まず第一に重要なのは楽しいという感情なので、複雑に見えるところを考えながら攻略していく体験ができるなら、個人的には文句ない。
周回するとなると話は変わってくるけれど、「面構えが違う」トレーナーに属すると自負しているので、その点の心配はない。
まぁこちらも実装後に遊んでみないことには完全にわからないことだらけだから、せいぜいPVで軽く予習しておく程度に留めておこう。
どうせ、高確率で半年間は遊ぶことになるシナリオなのだ。いくらでも触れる機会はあるし、焦る必要はない。
あとは、グランドライブ実装後のような「想定外」の調整ミスが起こらないことを祈るのみだ。

新規実装のウマ娘とサポートカードについては、シービーとターボはほとんど公開されていたようなものなので驚きはなかったけれど、ビジュアルやら性能面やら、引きたくなる魅力満載で周年ガチャの目玉としては満点と言っていいだろう。
サポガチャは新公開のウマを含んでいて意外に感じたが、新規SSRは昨年のトプロ同様に1種類ということで、新シナリオ前の完凸目的としては助かる気持ちだ。弱くはなさそうなので、少なくとも1天井は決めている。
なお、既に4天井分は石を確保している私だが、使用を抑えられるのであれば越したことはないため、120連無料は恒例ながらありがたい。

新アニメの情報もあり、春から配信開始となるトプロ主人公のアニメPVは期待感が上がる内容で高まったし、テレビアニメ3期に関しては来年だと思っていたら、年内スタートという情報には驚いた。
おそらく秋の放送にはなるのだろうが、アニメ制作に必要な人的コストはなんとなく知っているので、きっと優先的にリソースを投入しているのだろうと考えられる。
気がかりなのはシナリオ面のクオリティで、やはり2期の出来が素晴らしかったために、過大な期待がかかること必至だろう。
キタサト主役ということは明かされたので、もちろん楽しみではあるものの、どうドラマを描いていくのか不安もある。実馬の関係を思うと、実装が難しそうなキャラクターの扱いをどうするのか、あるいは大きな隠し玉が控えているのか……今のところトプロアニメは安心して見ようと思えるが、3期については程々の期待感のまま待ちたい感じはある。

あとはもう、新しいウマ娘の発表に尽きるだろう。Twitterのトレンドもこのあたりからウマ一色となり、あらためて非常に大きな注目を集めているのだと思わされた。
リリース直後のピーク時と比べたら勢いが落ちているのは誰もが実感しているはずだが、そもそものパイがデカすぎるがゆえ、依然として桁違いの規模を誇るコンテンツなのだ。
同接は見ていた限りでは最大19万人と少し、昨年は20万人を上回っていた気がするから減りはしたけれど、まだまだバケモンに違いない。
運営方針については、お世辞にも上手いとは言えないところがあり、多くのプレイヤーが抱く不満点にはおおよそ同意できるし、挙げていけば改善点は無数に出てくる。逆に言えば良化する余地も大きいということなので、まだ見捨てるには早い……気もしている。
Cygamesの他作品への注力具合を見るに、ひたすら盲信するというわけにはいかないのだけれど、ウマ娘の場合はコンテンツ全体が持つ魅力の深さがある意味で異質なので、たとえば今回のように新境地の開拓可能性が見えてくれば、再び盛り上がるための燃料に困ることはないはずなのだ。
現状、育成ゲームとしては難しい立場にあることは否めないものの、こうして定期的に話題を集めることはできるのだから、その灯火が強いうちに、少しずつでもいいから需要と供給がマッチするような方向に進化していってほしい。切実に願う。

 

新たなウマの可能性について、これまでは基本的に個人馬主の所有馬しか実装されていないという状況から、類推ではあったものの、クラブ馬が難しいのではないかという仮説が主流となっていた。
しかしながら、近年の競馬においてはクラブ馬たちの活躍が顕著であり、いくつか実装されているキャラクターの同世代をライバル関係を含めて描こうとした時に、どうしても具体的な形で登場させられないという制限があった。
それがなんと、まだ全面的にOKが出たという確証はないが、かつては妄想でしかなかった夢の展開を現実的に願える状況になったというのは、コンテンツとしても、ユーザーの盛り上がりとしても、大きな一歩なのではないかと思う。
これは前述したアニメ3期の話とも重なるところで、もし描ける対象が増えるとなれば、受け手の満足感は段違いに上がるだろう。
最初の交渉からコンテンツの中核に登場するようになるまでに、いったいどれほどの時間を要するのか部外者には知る由もないが、この流れで拡大が続いていくのであれば、3周年や4周年といった少し遠い将来に、ぼんやりと希望を抱き望みを託すことができる。

ちなみに私の夢は、あのジャパンカップの再現を見ること、とだけ書いておこう。