K's Graffiti

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ピスケス杯2023結果

ウマ娘の対人イベント「ピスケス杯」の決勝戦が本日3/19に行われた。
コースは昨年のアリエス杯で行われた皐月賞の中山2000、天候やバ場条件は同じということで、個人的にはリベンジマッチのような感覚で参加していた。
一年前とは環境が異なるけれど、相変わらず中距離はクリオグリが強く、そして今回は正月キタちゃんが最強格に名を連ねており、それを新シナリオで仕上げなければならないため、省エネを意識しつつも随分と時間を取られたように思う。

 

まずは画像にて、結果から。

結果

無事に勝利した。
昨年のピスケス杯はクライマックスシナリオの初回かつ長距離ということで、やり込んでいる人間からすればかなり余裕のある大会だったという印象を持っている。
しかしながら今年はステータス的に大きな差が出にくい条件ということや、進化スキルの実装、強サポカの登場などスキル面においても基本的な部分は全員が標準搭載ということで、やはり最も重要なのはマッチング運なのではないかという気がしてきた。

コース形状的には逃げが有利すぎるため、何も対策を打たなければ高い確率で先頭のキタサンが勝ってしまい、後方脚質は中盤に位置を上げた上で金加速を直撃させるくらいでないと勝負にならないという、ある意味でクソ環境だった。
そんな中で私が選んだ戦略は、大逃げスズカを出すことによってキタサン必勝の構図を崩しつつ、安定感のあるクリオグリに勝ち筋を作り、あわよくばスズカで逃げきってしまおうというものだった。
自分のキタサンが最強だと言いきれるのならスズカを出す必要はないのだけれど、乱数が絡む以上は絶対なんてないし、後方のエースやデバフなんかを出したところで、どれだけ勝率に寄与するのかわからない。だったら、スズカ白キタクリオグリが最も総合力で勝負できる編成だろうと考えたのだ。


以下、ピスケス杯で走ったウマたちを記録しておく。

一枠目:サイレンススズカ

サイレンススズカ

危険回避ポジセンアオ賢でハナを奪いつつ、対面の大逃げに競りかけられても走りきれる可能性を残せるスタミナを確保した育成で、正直なところ育成難易度は高かった。
なるべく位置取り争いで消耗しないように根性は抑えつつ、スタミナは1200以上かつ金回復、そしてスピードは最低限1400は欲しいし、坂があるためパワーも必要ということで、とにかくステータスとスキル取得が噛み合うことが稀だった。その上で適性Sとなれば無限に試行回数が求められるため、狙ってはいたものの上手くいかず、結局は適性Aで妥協することにした。

UG後半の似たような個体を量産していたところ、ラウンド2終了後に完全上位互換の育成に成功したため、決勝は初出走のスズカとなった。
展開的に結果は出なかったものの、何度かやり直せば勝つ世界線もあっただろう。

 

二枠目:キタサンブラック(正月)

キタサンブラック(正月)

あまりにも上振れた。持っているスキルが強く、脚質がコースに適合しているとはいえ、1キャラクターでここまで素晴らしい戦績を残せたのはいつ以来だろう。
アオ賢が取れていなかったり、サポ編成的にキラーチューンが積めなかったり、スキル面に関しては完璧とは言いがたいところがあるけれど、それでも格下相手ならステータスの暴力で勝てるシーンが多かった。

普段は評価値を気にしない私だが、スタミナ以外UG以上のイカつさとUF6という見映えの良さに、流石に育成完了時は満足度が高かった。
期待通りの結果を出してくれて、本当に嬉しい。

 

三枠目:オグリキャップ(クリスマス)

オグリキャップ(クリスマス)

キタサンが強すぎるため、この枠は通常テイオーでも問題なかったかもしれない。あるいは、昨年のヴァルゴ杯の使い回しでも普通に勝てるくらいだったようにも思う。
ただ、やはり80%弱の確率で好走してくれる安定感と、新シナリオで作り直したほうが確実に強くなるという確信があったため、頑張ることにした。

戦績自体は一年前の環境と比べるとキタちゃんに吸われた分だけ落ちてしまっているけれど、それでも差し追込を採用するよりは全体勝率の向上に繋がったことだろう。
育成難易度は他のキャラよりも低いため、もっと仕上げることはできたかもしれない。しかし、納得できるステータス適性スキルが揃った時点で満足してしまった。
まぁクリオグリは何度も使っているし、どちらかと言えばスズカやキタちゃんを勝たせたい気持ちがあったため、あくまで保険という認識だったのだ。

 

決勝レースは、逃げ3先行3差し2追込1という脚質分布だった。
逃げが多すぎず、ほぼ確実にキタちゃんが固有を出せるのは悪くない。対面に大逃げ不在ということで、スズカのスタミナ切れも心配する必要がなくなった。先行は彼方の順位条件を満たしやすいし、理想的な脚質分布と言えるだろう。
相手の編成は、一人が白キタ・クリオグリ・差しシービー、もう一人がクリオグリ・追込シービー・デバフネイチャだった。後者は明確に格下だったが、前者はほとんど同格と言ってよく、乱数次第では十分に負けられる相手だった。

レース展開は、スズカが先頭を走り、自分のキタちゃんがパワー差で2番手を確保、クリオグリは出遅れて5,6番手付近を追走という形で、途中までは相手のクリオグリの猛追が怖くなる流れだった。
中盤はスズカが下り坂モードを引けなかったのか、あまり伸びず追いつかれそうになるくらいで、終盤に入る直前にとうとう飲み込まれてしまった。その際、キタちゃんが太陽の叡智を不発してしまい、勢いよく抜かしきれなかったことで最内レーンを確保できなかったのは、やや痛手だった。
状況は決して悪くない。何しろ、キタちゃんが先頭で終盤に突入しているのだから、普通ならこの時点で確勝モードだ。けれど、なんと不運なことにアンスキも不発という事故に遭ってしまい、思ったほど引き離すことができず……自分のクリオグリは5番手で固有と彼方、やや遅れて鍔迫り合いを発動するも、4番手にいる相手のクリオグリも鍔迫り合い発動により加速力の差はほとんどなく、あとは最終直線の勝負という形になった。
後ろからなので仕方ないが自分のクリオグリは大外を回るロスがあり、さらに運の悪いことに相手のクリオグリは3番手にいた相手のキタちゃんとの追い比べを開始、終盤速度と追い比べにより物凄い勢いで迫ってきて……負けるかと思った。

本当に危ないところだったが最後はかろうじて粘りきり、クビ差の勝利。3着には1/2バ身差で自分のクリオグリが入った。
スキル不発という不運があったものの、それにしたってこれだけの完成度でなければ負けていたと思うと……まったく恐ろしいゲームだ。むしろ、逆境で勝ちきったのは実力の証明と言えるかもしれない。

着順

 

予選勝率は80戦71勝の88.75%という結果で、惜しくも90%には届かなかったけれど歴代7位タイ、最近の対面レベルを考えると上々と言っていい結果となった。
内訳は、
ラウンド1が38勝(予選1日目18勝、予選2日目20勝)
ラウンド2が33勝(予選3日目17勝、予選4日目16勝)
となっていて、ラウンド2はそこそこ強い相手と当たった印象だけれど、ラウンド1は一昔前の感覚で勝ちまくれたので気分が良かった。
マッチング運は置いておいて、今回は選んだキャラクター、編成、完成度によって予選の戦績が人によって大きく変わるチャンミだったように思う。おそらく、私の選択はかなり勝率の出やすいものだった。

 

今回も参考までに、枠ごとの成績を出したので貼っておく。

枠成績

現実の皐月賞にも当てはまる特徴だが、内枠よりも真ん中から外側のほうが動きに制限がなくて勝ちやすいイメージを抱いた。スズカにしろキタサンにしろ危険回避からのレーン移動速度上昇の恩恵を受けたいため、外枠のほうが前に行きやすかったのだ。
クリオグリは内枠で包まれると終わってしまうため、こちらも被されない位置のほうが活躍しやすかったと思う。
逆に有馬記念は圧倒的に外枠が不利だし、単純に中山コースがクソなのではないだろうか。

 

さて、来月は長距離と予想している人が多いし、私も京都3200に決め打ちでいいのではないかと思っているくらいだけれど、それよりも明日から実装される三女神のグループサポカが……このタイミングでシナリオ特効の追加というのは、あまりにも性格が悪すぎやしないだろうか。
なぜ、ラモーヌとのダブルピックアップではいけなかったのか、引いたとしても5か月しか使えないとなれば損した気分になるし、どうかしている。
ライトハローのように1凸くらいで使えるなら1天井と結晶で耐えられるし、玉座と大差ないならそれでも構わない。圧倒的人権サポカでありつつ完凸必須というパターンになったら、ユーザー離れを招きかねないから心配だ。