K's Graffiti

文章を書いたり絵を描いたりします。

気分と体調がぐちゃぐちゃな件

嫌な予感は当たる。
隣人の騒音迷惑が、金曜の深夜だけで済むはずはなかったのだ。今は連休中……ということで、招いた友人が一向に帰らない。土曜の深夜も騒ぎ続け、そして今夜も21時あたりからクソみたいな笑い声が響いてきている。昨日と同じなら翌朝7時台までこれが続くものだから、流石に生活リズムをずらしている私も睡眠不足にならざるを得ない。
静かになった昼間にかろうじて数時間だけ眠ることはできたが、寝起きの体調は絶不調そのものだった。

 

自身の具合を別にすれば、実に悪くない日だったように思う。
まぁ眠れないままベッドに転がりストレスを溜め込んでいる時間が長すぎるため、じっくり「一日」を過ごした感はあまりないのだけれど、起きている間の僅かな楽しみの質は、決して低いものではなかった。
というのも、競馬の話になるが、サリオスが勝ったのだ。こんなに嬉しいことはない。
毎日王冠はGⅡであるため、予想の記事は書かないし馬券を購入してもいないけれど、毎年レベルの高いメンバーが揃う傾向にあるため、注目していない競馬ファンはいない。
今年は比較的、少頭数で行われたものの、実績を重ねてきている馬が多く、上位のオッズは分散する形になった。実力のある馬で決着する確率が高そうだったので、回収値に期待するよりは、純粋にレースを楽しむのに向いていたように思う。

出走馬の中で、個人的に応援していた馬が2頭いる。サリオスとレイパパレだ。
どちらも5歳であり、大好きなコントレイル世代の獲得賞金上位に名を連ねる駿馬なのだが、このところ勝利を掴むことができていない。
特にサリオスに関しては、適正距離が判然としないまま、満足に走れないローテーションを経験してきただけあって、ポテンシャルの高さと実績に大きな乖離があると感じていた。
前走の安田記念では、回顧記事にも書いたように「サリオスしか見えない」という状態になった結果……買い目が下手で馬券は外れてしまったけれど、喜ばしい結果を目にすることができて非常に気分が良くなった。
そして休養明けの今回だが、一昨年に勝利している毎日王冠での復活勝利、レコードというオマケ付きだ。私には珍しく、ゴールした瞬間に思わず興奮して腕が上がってしまった。
これが復活なのか、あるいは本格化なのかは人によって意見が異なるところではあるだろうが、いずれにせよサリオスは強い馬だという事実を確認できたことが何よりも嬉しい。
姉のサラキアも5歳の秋に凄まじいパフォーマンスを見せたことだし、今後の数レースは注目していきたい。

それにしても、東京1800のコースレコードがサリオスとなったわけだが、実はこの馬、東京1600の2歳レコードも保持している。そして、東京1800の2歳レコードはコントレイルのものであり……やはり2020年のクラシック上位馬は、弱いなんてことはないのだ。もちろん、私は知っていたけれど。
レコードなんて馬場と展開で左右されるものだから大して価値はない、という見方も部分的には合っていると思うが、時計というスピードの限界値を示すこと無意味だとは思わない。たとえば、スピード能力の低い馬は高速すぎる決着についていけなくなるわけで、欧州とは異なる日本競馬が目指す方向性に合致しているという観点では、その脚力は認めるべきだと考える。
いずれ、ディープインパクトハーツクライの関係のように、後継種牡馬としてもコントレイルとサリオスが切磋琢磨するようになると面白いのだが……仮に実現するとしても未来の話すぎて想像がつかない。

 

なんてことを思いながら、これから盛り上がっていく秋競馬に思いを馳せることになった連休の真ん中で、私は今にも力尽きようとしている。
寝不足が徐々に私から元気を奪いつつあるのだ。頭の中が、まるで飲酒後のようにフワフワしていて、上手く思考がまとまらない。通常であれば、横になったら短時間のうちに深い眠りに落ちていきそうなくらい、著しくパフォーマンスが低下している。
残念ながら隣人の音に妨げられて、眠ろうとしても眠れなさそうなのが果てしなく苦しいところだ。こうなるともう、意識が限界を迎えて己の意思では制御できないくらいに強烈な眠気が襲いかかってくる段階まで待たなければ、期待する水準の睡眠を得ることはできないだろう。
明日は、また競馬もあるが、夕方には外出を予定しているから、そのタイミングを日中に持ってくるわけにはいかない。今夜のうちに眠らねばならない。

既に脳の疲労は随分と進んでいて、とっくに正常ではないというのに、考えれば考えるほど、そして隣人の声が聞こえてくる度に眠りから遠ざかっていくような感じがして、本当に気分が悪い。
自律神経は壊れかかっているし、情緒も不安定になっていることだろう。どうして、こんな目に遭わなければならないのだ。