K's Graffiti

文章を書いたり絵を描いたりします。

ライブラ杯2022結果

ウマ娘の対人イベント「ライブラ杯」の決勝戦が本日10/19に行われた。
グランドライブ環境では初のマイルであり、コース自体は昨年のヴァルゴ杯と同じだけれど、環境は常に変動していくものだから、その時々に応じて勝ちやすいウマを見極めることが、ある意味でチャンミの醍醐味となっている。
しかし、最近は特定のキャラクターの活躍機会が多すぎて、編成に飽きを感じるようになってきている。百歩譲って中距離で強いのは仕方ないが、まさかマイルにまで出張ってくるなんて……クリオグリが登場した当初には想像すらしていなかった。

 

まずは画像にて、結果から。

結果

今回も無事に勝利することができた。
マイルや短距離は位置取りによる加速ガチャが発生するため、どうしたって中距離や長距離よりも運ゲーの傾向になりがちで、成績を安定させるのは至難の業となる。ちょっとでも運が下振れれば平気で格下の相手に惨敗を喫することもあるし、逆に一見すると勝てそうにない対面でも勝ち筋が皆無というわけではない。
特に長距離で発生しがちな、ウマの完成度で圧倒するという芸当はほとんど不可能であり、トレーナーにできることと言えば、少しでも勝利の期待値を高めるために有用なスキルをたくさん積んだり、あるいは編成を工夫したりすることしかできない。
理不尽な側面はあるが、強者が必ずしも勝てるわけではないのが競馬であり、ウマ娘なのだ。

さて、そんな中で私は、過去一と言っていいくらいに手を抜いた。
理由は簡単な話で、強烈な運要素を排除できないコースにおいては、育成に時間をかけて労力を費やすコスパが極めて悪すぎるからだ。
最低限のステータスとスキル要件を満たす個体が用意できたら、あとは祈りながら送り出すだけ。「準備」の記事にも書いたようにモチベーションの問題もあって、どうしても省エネのスタイルでしか臨めず、最終的に走らせることになったのは、先月末から今月上旬という早い時期に生まれた個体だった。
一応、自然回復分で毎日レンタル育成を続けてはいたものの、最後まで更新に至らなかったあたり、育成難易度は低くなかったのだと思う。石を割って延々と育成開始から「あきらめる」の流れを繰り返したトレーナーには頭が下がる。


以下、ライブラ杯で走ったウマたちを記録しておく。

一枠目:オグリキャップ(クリスマス)

オグリキャップ(クリスマス)

またこのウマか……と思ってはいるが仕方ない。この安定しないコース条件において、順位不問で最大火力を出せるパワーは貴重であり、パーティー全体の成績向上に大きく寄与することが明らかだったから、手を抜きたい今回こそ外せない要員となってしまったのだった。
評価値はUG3と低いほうではあるが、たとえばUF級と比べてみても差が出ているのはスピードの数値くらいのもので、実際の最高速度は誤差に近い。ほとんどバ身差のない追い比べ時には格上に負けてしまうけれど、それ以外の状況ではパフォーマンスに大して違いが生まれないことから、優勝するにはこれで十分だと判断した。

実はチャンミ決勝にクリオグリを採用したのは四度目なのだが、今回が初の勝利となる。
ばっちり噛み合うはずの中距離では勝たず、なぜマイルで栄光を掴んだのかわからないが、おそらく相対的な突出度の問題なのだろうと思う。今回はクリオグリ以外が、あまりにも不安定だったのだ。


二枠目:タイキシャトル

タイキシャトル

クリオグリが事故った時の保険として採用した先行枠その①といったところで、勝率が示すように、たまに勝ってくれた。
先行は今年のレオ杯でもそうだったが乱数依存の順位ガチャがあり、相手の逃げや先行の数によって振れ幅が大きすぎるため、狙って加速スキルを直撃させることは不可能だった。都合よく、3,4番手で最終コーナーから終盤に突入することを祈るしかない。

先行はスピードタキオンという偉大な存在のおかげで仕上げやすく、マイルSの継承さえ通してしまえば、資産のある人間ならだれでもUFに近いウマを作ることができる。
むしろユーザー間で差が生じづらいからこそ、そこそこの個体が出来たら妥協することができたと言えるかもしれない。

 

三枠目:ニシノフラワー

ニシノフラワー

保険用の先行枠その②だが、こちらもたまに勝ってくれた。
注目すべきは連対率と複勝率がタイキシャトルと同じ数字で終わった点であり、先行のウマとして実力がかなり拮抗していたようだ。
個別に成績を見ると安定感がなさそうに思ってしまうが、これを先行枠というひとつの塊で捉えれば、クリオグリの半分ほどは勝利に貢献していて意外と悪くない。

ちなみに、逃げを使うとしたらセイウンスカイにするつもりだったが、採用しなかった理由は育成難易度が高そうなことと、大逃げスズカがいた場合に潰れてしまう可能性が高いこと、後ろに追い比べられたら勝ち目がなくなるであろうことや、先行を減らすことによって先行自体の安定度が著しく下がってしまう恐れがあること、などが挙げられる。

 

決勝レースは、先行7追込2という脚質分布だった。
今回はこういう、ちょっと偏ったマッチングが予選から多発していたから、別に驚きはしなかったけれど、先行の運ゲーを強いられるのは気分が良いものではない。
相手の編成は、一人がタイキシャトルニシノフラワー・クリオグリ、もう一人が花嫁ファイン・通常エル・タイキシャトルだった。正直、ミラーマッチは嫌だが、クリオグリ×3にならなかったのは僥倖だったかもしれない。

レース展開は、幸か不幸か私の先行2人がしっかり先行し、なんと固有スキルの出ない先頭と2番手を確保してしまう。このまま終盤まで進んだら、固有以外の加速スキルが直撃しない限りは、勝ち筋がクリオグリだけになってしまう。スタートして数秒しか経っていないにもかかわらず、直感的に負けたかもしれないと思った。
一方でクリオグリは最後方を追走し、中団まで上がってくる気配がない。固有スキルと電光石火さえ出てしまえば中盤の順位なんて後ろでも構わないが、コーナーの中間あたりまで速度スキルがあまり出ていなかったからハラハラした。
心配は杞憂に終わる。最終コーナーに入るあたりで残していた速度スキルを一気に放出し、さらに固有スキルもしっかり発動して、8番手から7番手付近まで位置を上げる。複数の速度スキルが終盤接続するベストタイミングで発動し、電光石火からのアナボリックという黄金パターンを決めて、最終直線の入口で一気に先頭へと躍り出た。
対抗バとなったのは、同じく加速を決めた相手の嫁ファインとクリオグリで、直線の途中からは追い比べ体制に入った。先行との追い比べには負けないが、対追込だと差される可能性がある。しかし中盤に最後方から進めた分、自分のクリオグリが運良く内側を回ってくれていた。相手のクリオグリにトップスピードでは劣っていたものの、距離ロスを抑えることができたおかげで、なんとか3/4バ身差で勝利した。

着順

 

今回から決勝レース後に Ms. VICTORIA というウイニングライブの演出が追加された。
個人的にはオマケ程度かと思って期待していなかったのだけれど、非常に凝っていて素直に感動した。順位と名前が並ぶ光景には恥ずかしさというか、くすぐったさのようなものを感じて笑ってしまった。
まぁ勝てたからこそ、自分のウマがセンターだからこそ面白いという側面は否定できないが、チャンミ育成を頑張るモチベーションとしては、決して悪いものではないのではないかと思う。

ウイニングライブ

右下の数字は本来トレーナー名が表示されているのだが、走破タイムにしておくと映えるというアイデアTwitterで目にしたので、使わせてもらうことにした。
現実ではレコードクラスの時計が簡単に出る高速バ場……まぁ芝が荒れて云々といった要素を追加するとゲーム的な意味でレースへの影響が計り知れないから、現状に不満はないけれど、もう少し数字は控えめでいいような気がしなくもない。

 

予選勝率は80戦64勝の80%という結果で、過去の成績と比較すると下から3番目に悪い。調子差のある運ゲーとはいえ、納得のいかない展開が多かった印象だ。
内訳は、
ラウンド1が33勝(予選1日目17勝、予選2日目16勝)
ラウンド2が31勝(予選3日目16勝、予選4日目15勝)
となっていて、全般的に下振れ感があった。
もし運が良い人間がプレイしていたら、各日2勝ずつくらいは拾えていた可能性が高い。そうすれば予選の全体勝率が90%になるため、満足できそうではある。
ただ、予選で不運を被った分だけ決勝で展開に恵まれたという見方もできるから、不満を漏らし嘆き続けるのが一概に正解とも思えない。とにかく、最後に勝てればなんでもいいのだから。

 

今回も参考までに、各ウマの枠ごとの成績を出したので貼っておく。
ウマはそれぞれ連対率まで、全体は複勝率まで載せている。

枠成績

クリオグリは追込だけあって、枠による有利不利があまり出ていない感じがするけれど、先行の2人は好対照な結果となっている。
タイキシャトルは内枠の場合、揉まれて後方に下がりやすいからダメ、逆に外側なら好位を確保しやすいという感じだろうか。
ニシノフラワーはむしろ内側のほうが連対率が高く、外側ではあまり結果が出ていない。原因は不明だが、中間の速度スキルや加速スキルのバランスの問題なのだろうか。
しかし全体を見ると、やや外寄りのほうが好ましいとはいえ、数字的にはほとんど内外フラットと言ってもいいかもしれない。短距離ほどの極端なバイアスは出ていないようだ。

 

さて、来月のスコーピオ杯だが、昨年は天皇賞(秋)モチーフの東京2000だった。また中距離となるとクリオグリ品評会になりかねないので、そろそろ長距離が欲しいところだけれど、菊花賞をやるには遅い上に、年末は有馬の中山2500だと思っているので、どうにも確信が持てず微妙なところではある。
ヤマニンゼファーの実装から秋天と読むか、ボリクリのサポートスキルから長距離と読むか……はたまた中京1800ダートなんていう可能性もないわけではない。

個人的な話をすると、初めてプラチナ称号を落とした月なので、忘れ物を取りにいきたいという気持ちは強い。コースによっては、また無理をせず省エネで頑張ることになるかもしれないけれど、実力で勝ちやすい長距離なら多少はモチベーションが上がるだろう。