K's Graffiti

文章を書いたり絵を描いたりします。

ライブラ杯2022準備

今年十月のチャンピオンズミーティング・ライブラ杯のレギュレーションは、阪神・芝・1600m・右回り・秋・曇り・良バ場、ということで……天候は違うけれど基本的には昨年のヴァルゴ杯と同じコースとなる。
とはいえ、この一年で起きた環境変化を考えたら、以前と同じような戦略で勝てるわけもなく、新シナリオと新しいスキルを組み合わせて、より勝ちやすい構成で挑む必要がある。

 

個人的な話になるが、ここ数日の体調不良やモチベーションの低下などにより、今月のプレイ時間は過去最低と言ってもいいくらいだ。
チャンミ勝利はウマ娘を遊ぶ際の大きな目標の一つではあるけれど、今月は呆気なく負けてしまっても仕方ないと思っている。
まぁ時間や労力をそれほど注いでいないだけあって、負けても大して悔しいとは感じないだろうけれど、先月は頑張っていただけあって、自分でもその落差に驚いている。

エントリーは毎月、三日前から行われるけれど、今月は日程を確認しつつ追い込み育成、という形ではなかったので、もうそんな時期なのかと時間が過ぎる速度を思い知った。
一応、決勝に行けるであろうメンバーは揃えているものの、正直なところ決勝だけでなく予選勝率も過去最悪を想定しなければならないくらい、完成度は低い気がしている。
そもそもマイルという距離が、いつもステータスに差がつきづらく運ゲー感が強い。しかも今回は、頻出する勝ち筋が順位条件のない追込クリオグリを除けば、短距離だった今年のレオ杯とほとんど変わらない環境となっているのが苦しいところだ。
要するに、3,4番手を確保した先行が強い。逃げは相当に仕上げた上で展開が向かなければ厳しい。ジョーカーとしてクリオグリが君臨している。
勝利期待値を優先すると、好きなキャラクター、使いたいキャラクターを採用しづらい……というのは昨年から同じではあるが、その傾向がますます強くなってきているのが最近のチャンミであると感じる。

さて、「準備」と言いつつ備えが不十分なので、実際の環境とはズレがあるかもしれないが、チラ見した有識者の意見から導き出される強いキャラクターを挙げていくと、以下になるだろう。

オグリキャップ(クリスマス)
ニシノフラワー
タイキシャトル
セイウンスカイ

まず、追込の回復スキルである下校の楽しみの発動タイミングが終盤接続にピッタリということで、追込クリオグリは中距離と同様に「普通に強い」。ダイイチルビーのサポートカードで取得できる電光石火も発動条件が終盤接続状態とマッチしており、追込という脚質の速度補正も強力だから、今回も理論的にはクリオグリが最強なのだ。残念ながら。
中距離とは異なり、U=ma2が使えないという点で固有スキルの発動率が賢さ1200の場合80%弱の計算になるため絶対視はできないものの、逆に言えば高確率で上位に食い込んでくるという意味で、順位ガチャになりがちな他の脚質よりも相対的に好成績を残しやすいという状況になっている。

先行枠は短距離と同様に固有スキルが順位条件付きの加速効果であること、他のランダム加速スキルを積みやすいこと、育成難易度が低いことなど、クリオグリさえいなければ上位に入りやすい要素が揃っているため、脚質分布次第ではあるが入れておいて損はないと判断できる。

また、「追い比べ」がここまで強くなければ逃げを優先的に育てる流れになったと思うのだが、現状では後ろに追い比べられた時点で逃げ切るのはかなり難しく、もし逃げウマで一定以上の安定感を持たせたいのならば、おそらく最強クラスに仕上げたセイウンスカイ+デバフ×2という尖った編成にしなければならないだろう。
継承アンスキでは火力不足になりがちで、中盤の位置取りに乱数が絡む以上は本体アンスキ以外は心許ない。

その他、衣装違いドーベルやナリタタイシンも戦力としては悪くないと思うが、追込を使うならクリオグリの下位互換になってしまうし、差しに安定感を求めるのは相変わらず難しく、どうしても優先度は落ちてしまう。
あるいは、逃げ3採用で先行を潰す戦略もないわけではないが、相手が逃げを入れていなかった場合は先行に負ける可能性が高く、そもそも上手く立ち回ったクリオグリには勝ち目がない。

結局は脚質分布と道中乱数に委ねられるわけだけれど、様々なパターンを想定して、いかに負け筋が少ない編成を組めるかどうかが、今回のポイントなのではないかと思う。
特に、私のように省エネで挑む場合には、その効率が最重要となる。
そういうわけで、最終的には先行2+クリオグリという面白味のないメンバーになってしまった。

 

先行には地固めを積まなければならないとか、評価値は最低でもUFはないと話にならないとか、上位層の考えに合わせようとしたら、いったいどれだけ試行回数を重ねなければならないのか……今の私には無理だと思ったので、ひとまず予選通過できそうなラインを目安に育成することにした。

一週間ほど前には既に妥協個体自体は完成していて、あとは暇を見つけてレンタル育成による更新を狙っているのだが……残念ながら妥協のウマを上回ることができていない。
だいたい開催の数日前には満足いく育成ができる傾向にあるのだけれど、省エネにせよ一週間やって進捗が生まれないあたりも、今月が過去にないレベルで仕上がっていない証拠だろう。
むしろ、これでプラチナが取れてしまったら今後も頑張れなくなりそうだから、妥当な結果に終わってほしいという気持ちさえ生まれている。