K's Graffiti

文章を書いたり絵を描いたりします。

タウラス杯2022結果

ウマ娘の対人イベント「タウラス杯」の決勝戦が5/29に行われた。
条件は昨年の同大会と同じ東京2400ということで、一年前と比べた環境変化が非常にわかりやすいチャンミだった。
いつも思うのだけれど、同日にGⅠが開催される日曜日に決勝を持ってくるのは、精神的に慌ただしくて落ち着かない。来月からは中旬に移るようだし、運営にも思惑はあるのだろうが……個人的には何もない平日のほうが他の出来事と被らないから好ましい。

 

まずは画像にて、結果から。

結果

負けた。
あまり言い訳したくはないのだが、正直なところ運が悪すぎると思う。
先月もそうだった。予選の成績からは想像できないほどの、かなり確率の低い負け筋を一発勝負で見事に引く不運……たまに下振れるのならまだ心の整理をつけやすいけれど、連続でこういう結果を突きつけられると、流石に納得はできないし、当然モチベーションにも影響する。
萎えてしまった。

どの脚質でも、しっかり仕上げれば展開次第で勝ちが狙える、バランスの良いチャンミだと言われていた。
それは、ルームマッチで同じウマが安定して勝たないことからも正しくて、だからこそコースに合った強いキャラクターで偏りがちなチャンミ環境において、珍しく好きなウマを勝たせてやれるチャンスなのだとも感じていた。
蓋を開けてみたら、いつも通り運の良い人間が一番偉い……というより、運の悪い人間が悪なのだと思った。期待値を引き寄せられない人間は、このゲームに向いていない。
とても悲しい。

私の戦略が大きく誤っていたとは思わないし、決勝のマッチングを何度もやり直すことができるのであれば、十中八九プラチナ称号に手が届いていたはずだ。
そういうウマを送り出したはずだった。
例によって、決勝メンバーを練習登録して走らせてみたところ、10戦やって9勝してくれた。これで溜飲が下がるわけではないが、やはり私が弱かったわけではないのだと確信する。
同格以上と当たったことは一度もない。ただ、運が悪いという一点のみで、いつも格下に負けている。

一応、結論パとは言わないまでも、期待値の高い編成は存在していた。先行かつ根性育成のクリオグリに、アグネスデジタルゴールドシップというパーティだ。
しかし私はクリオグリが好きではないため、ベスト条件でない今回は採用したくなかったし、そもそもデジたんは持っていない。ゴルシだけは使ったけれど、他のメンバーはコース適性が高くて、なおかつ勝たせてやりたいウマを使うことにした。
究極的に勝ちへのこだわりを優先していたら、結果は違ったという見方はあるかもしれない。それでも、今回の負け方は乱数に恵まれなかったという以外に説明できないため、おそらく私の場合は何をしても勝てなかったような気がする。
運の偏りとは、そういうものなのだ。


以下、タウラス杯で走ったウマたちを記録しておく。

一枠目:ミホノブルボン(バレンタイン)

ミホノブルボン(バレンタイン)

そもそも決勝で逃げを入れるかどうかが、ひとつの焦点だった。
予選の戦績次第では使わなかった可能性もあるけれど、私の観測した範囲ではブルボンを使うことで明らかに安定性が増すという結論に至った。
基本的に、対面の逃げに負けることはなかったし、仮にハナを奪われても後ろのウマが差してくれるパターンばかりで、相手の逃げにそのまま勝たれた試合は一度あったかどうかというレベルだったように思う。

残念ながら、決勝では賢さの判定で下振れを引き、有効な場面でスキルが発動せず、活躍することはできなかった。

 

二枠目:メジロアルダン

メジロアルダン

先行枠として私が選んだのは、固有スキルおよび自前の覚醒スキルがコースにマッチしているアルダンだった。
理想を言えば根性育成したかったのだが、試行回数と時間の都合、サポートカードや因子の状況などから難しいと判断して、スタンダードなスピパワ賢さ育成となった。
道中の挙動は逃げと同様に賢さ判定とスキルの発動に依存する部分が多く、圧倒的に突き抜けることもあれば途中から後退して何もしないこともあったけれど、様々な脚質分布に対応したかったし、好きなキャラだから使いたいという気持ちが強く、決勝エントリーの優先度は高めだった。

残念ながら、決勝では出遅れた上に前の脚質が多すぎて回復スキルが発動せず、一切の見せ場も作ることはできなかった。

 

三枠目:ゴールドシップ

ゴールドシップ

完成度、そして戦績において他とは格の違う魅力を見せてくれたウマだった。
賢さネイチャ未所持の私であったが、ミスターシービーのサポートカード登場によって賢さが盛れるようになり、さらに強攻策という強スキルを使えるようになった。
実際の育成においては、クライマックス因子が複数発動してくれた恩恵もあり、回復スキルなしで走りきれるスタミナと根性を獲得できたことで中盤終盤の速度スキルにポイントを回すことができた。
単なる評価値が高いウマではなく、本当に安定した強さを持っていたように思う。

残念ながら、決勝では中盤にスキルをほとんど発動することなく、まったく追走できず信じられないような凡走を披露してしまった。
そんなところまで現実のゴルシを真似しなくてもいいのに、とは思ったけれど、練習を何度やり直しても決勝レースを再現できなかったし、逆にレアなものを見られたと喜ぶべきかもしれない。
ああ、溜め息しか出ない。いったいどれだけ不運なのだろう。

 

その他:メジロドーベル

メジロドーベル

差しの候補として検討していた。
固有スキルが直撃すれば善戦するものの、やはり安定性に欠ける側面があり信用しづらく、機械的な戦績の比較においても評価を下げざるを得なかった。

 

その他:ナイスネイチャ(チア)

ナイスネイチャ(チア)

こちらも差しの候補ではあったが、もし後方ポツンとなっても独占力で最低限の仕事はしてくれるかもしれないという意味で、ドーベルよりは採用可能性が高かった。
まぁ結局、ブルボンを使うことになったので出番はなかったし、勝利に向けた高い期待を寄せるには出来が不足していた感は否めない。
かわいいので、今後どこかの中距離チャンミで再び出番を作ってやりたい気持ちは強い。

 

決勝レースは、逃げ4先行3差し1追込1という脚質分布だった。
これほど前に脚質が寄ることは予選でも滅多になく、想定の範囲外だった。それでも、能力通りに動いてくれれば不利ということは決してなく、勝ち目はあるレースだったように思う。実際、練習では圧倒的に勝ち越したわけで、見立て自体に誤りはなかった。
編成は、一人がチョコボン・水マル・クリオグリ、もう一人がチョコボン・クリオグリ・デジタル、と普通に強いとされているウマばかりで面白味はなく、しかも前者はアリエス杯の使い回しだった。

レース展開は、私のブルボンが相手の格下ブルボンに乱数負けしてハナを取られ、最終コーナー手前まで競り合うも先頭を奪えず逃げの勝負には敗北した。
そこで頼りにしたいアルダンだったけれど、出遅れにより先行の中では後方に位置取ることになって回復スキルおよび加速スキルの継承ギアが不発確定となり、まるで勝負にならなかった。
最後の頼みのゴルシはというと、スタート直後からやる気を一切感じさせない「ポツン」を見せつけてくれた。相手のデジたんがスキルを出して上がっていくというのに、私のゴルシはどんどん引き離されていく。
結局、有効にスキルを出しまくった相手のクリオグリとデジタルが直線で突き抜けて、ワンツースリーを決められてしまった。

先月の決勝でも驚くほどスキルが不発して意味不明な負け方をしたけれど、今回のように終盤に入る前に完全に勝負が終わってしまったチャンミ決勝は初めてだった。
繰り返しになるが、決勝後の練習では大半が圧勝だったのだ。本当に信じられない。

 

予選勝率は80戦70勝の87.5%という結果で、これまた先月と同じという……なんとも言いがたい平凡な成績だ。
内訳は、
ラウンド1が38勝(予選1日目19勝、予選2日目19勝)
ラウンド2が32勝(予選3日目17勝、予選4日目15勝)
なので、またまた4日目に下振れを引いた形になる。
明らかな格上とは当たらず、同格マッチが何度かあったように思うが、4日目は自分のウマの調子がほとんど普通か不調で、乱数による不利を相当に受けていた。
もし全レースにゴルシを入れていたら、おそらく勝率90%は狙えただろう。試行錯誤で入れ替えていたから、勝ちにくい編成の特に負けを重ねてしまった印象がある。

今回も参考までに、各ウマの枠ごとの成績を出したので貼っておく。
出走数が分散したため、いつもとは違い複勝率まで含めた。

枠成績

リアル競馬にも言えることだが、極端な枠というのはデメリットのほうが大きいようだ。
特に内枠は揉まれるというか、このゲームにおいてはブロックという明確にパフォーマンスを下げる要素がある。
外枠ならまだスキルの発動次第で捲れるため、今後のチャンミではとにかく真ん中より外目を引くことを強く祈っていきたい。

 

来月のジェミニ杯は中旬開催に変更ということで準備期間が短いため、なかなか強いウマを揃えるのは大変かもしれない。
逃げ環境になりそうな感じだが、育成難易度は高いだろう。はたして間に合うのだろうか。