K's Graffiti

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サジタリウス杯2022結果

ウマ娘の対人イベント「サジタリウス杯」の決勝戦が本日12/20に行われた。
コースは昨年と同様に有馬記念をモチーフとした中山2500mということで久々の長距離チャンミとなったが、過去の長距離では終盤速度補正を活かした追込が強かったのに対して、今回は圧倒的な逃げ環境であったことがキーポイントと言えるだろう。
中盤速度スキルが充実した逃げが作り出すバ群の長さは、後方脚質が届かないほどのバ身を稼ぐことを可能にしていた。すなわち、どれだけ強い逃げを育成できるかが最大の焦点だったのだ。

 

まずは画像にて、結果から。

結果

負けてしまった。素直に悔しい。
敗北を喫したのは五月のタウラス杯以来だから、半年間はプラチナに恵まれていたことになる。だから確率的にはそろそろ負けても不思議ではなかったのだけれど、格上に蹂躙されたというわけではなく、相手の上振れと自分の下振れが重なった結果として偶然にも足を掬われたような形になるので、納得はできていないし、乱数の偏りを恨むことしかできないのがもどかしい。
ちなみに、練習で10回勝負をしたところ9勝1敗だったから、過去の負けパターンと同じく低確率の負け筋を決勝の一発勝負で引いてしまったことになる。本当に運が悪かった。

本育成はレンタル限定の省エネスタイルで臨んだとはいえ、自分のウマと相手のウマとの完成度の差から推測できる期待勝率を鑑みると、なんとも言えない嫌な後味が残る。
勝った時の快感は極上である一方で、こういう負け方は何度経験しても慣れることはないし、ただひたすらに大きな溜め息が出るのだ。


以下、サジタリウス杯で走ったウマたちを記録しておく。

一枠目:ミホノブルボン(バレンタイン)

ミホノブルボン(バレンタイン)

衣装別の個体採用回数では水着マルゼンスキーと並ぶトップの六度目となる、お気に入りのキャラクターなのだけれど、残念ながらいまだに勝ち星はない。
必要なスキルを初めから持っているだけでなく、シナリオリンクということもあって仕上げやすい上に、コースに合った固有スキルということで今回のTierGodではあったのだが、逆に言えば相手のブルボンが強かった場合は勝つのが厳しくなるということで、なかなか妥協できなかった。

切れ者を引いていない、根性が867未満である、右冬がなく緑スキルが不十分、先手必勝ではなく先駆け、などなど弱点を指摘したらキリがないけれど、普通に考えてこれくらいの水準であれば、プラチナを得るだけの資格はあると思った。
実際、弱くないことは戦績が示している。なぜか勝てなかったけれど。


二枠目:スペシャルウィーク(総大将)

スペシャルウィーク(総大将)

有馬記念特効と言っても過言ではない固有スキルおよび覚醒スキルを備えていて、今回を除いて出番はないと思ったので、せっかくだから使うことにした。
必須スキルである無我夢中のためにサポカ編成が歪んでしまって、なかなか育成には苦労したが、評価値の割には強いと思っている。
スタミナ867以上と右冬一匹狼で、実質的にはスピード1600と遜色ないし、ほとんど手持ちで作れる上限には近いはずだ。

逃げ有利環境な分、あまり勝率は伸びなかったけれど、ちょこちょこ見せ場を作る動きをしてくれていたので満足ではある。
次の出番は来年のサジタリウス杯になるか、あるいは一生ないかもしれない。

 

三枠目:ダイワスカーレット(クリスマス)

ダイワスカーレット(クリスマス)

レーニングが上振れてスタミナ根性が867を超え、しかも切れ者を引いたおかげで各種スキルを◎にできている。一見すると最強に見えるクリダスカなのだが、実は地固めを落としてしまっているという致命的な弱点があった。
それでも、ステータスとスキルの暴力で先頭争いに参加することが珍しくなく、他に育てた地固め完備の個体と練習で比べても優劣が出なかったことから、終盤速度とスタミナの安定性を重視してこちらを走らせることにした。

安定感のチョコボン、最大火力のクリダスカといった感じで固有の特性がそのまま戦績に反映されているが……この枠は大逃げスズカにする可能性もあったし、終わった今でもどちらが正解だったのかわからない。

 

決勝レースは、逃げ3先行1差し4追込1という脚質分布だった。
環境を考えると、これだけ後方が多いのは珍しい組み合わせと言えそうだが、基本的に格下が相手ということを前提にした場合、もう少し逃げが多いほうが相対的な勝率は見込めそうに思える。
相手の編成は、一人がチョコボン・大将スペ・ネイチャ(デバフ)、もう一人がタイシン・ハヤヒデ・チケゾーだった。BNWで挑んでいるのは味があっていいなぁと思いつつも、警戒すべきはチョコボンというのがレース前の見解で、実際チョコボンにやられてしまった。

レース展開は、スタートこそ問題なく加速スキルが出たものの、相手のチョコボンが賢さ判定の恩恵を受けまくって、特にスキルが出ていないのに序盤から異常なほど前に出てしまった。こちらも負けじと位置取り争いや速度スキルで追いつき追い越したものの、ホームストレッチから1, 2コーナーにかけて、やはり乱数の競り合いに負ける。さらに、こちらがスキルを出して追い越そうとしたタイミングで相手が後から速度スキルを出して抜かさないという、これ以上ない完璧なハマり方だった。
向こう正面に入った時点で、およそ1バ身の差。下り坂モードは五分五分といった具合で、なかなか差は詰まらず……チョコボンはギリギリまで応戦できていたけれど、クリダスカは中盤以降、離される一方でありえない下振れ方だった。
結局、そのまま終盤に突入して、最後は1/2バ身差で及ばずの2着に終わる。
根性867以上と緑スキル1個分あればおそらく交わせていたから、本当の意味で最強に仕上げていれば負けなかったかもしれない。とはいえ、そんな結果論に意味はなく、突き付けられたのは相手の運が良かったという現実だけだった。

着順

 

予選勝率は80戦73勝の91.25%という結果で、過去の成績の中では4位タイ、決して悪くない成績を残すことができたように思う。だからこそ、決勝の負けが意味不明なのだが。
内訳は、
ラウンド1が37勝(予選1日目19勝、予選2日目18勝)
ラウンド2が36勝(予選3日目18勝、予選4日目18勝)
となっていて、全勝した日はなかったけれどラウンド2でも大して勝率が落ちなかったので、獲得ジュエルの効率は上々だった。
負けはいずれも相手の逃げにハナを取られる形で、後ろに差されることはなかったように思う。予選は調子差もあるから格下に負けても納得できるけれど、まさか決勝でこれほど不運を被るとは思いもせず……競馬らしくもあり、ウマ娘らしくもある。

 

今回も参考までに、枠ごとの成績を出したので貼っておく。

枠成績

有馬記念らしく露骨に外枠の成績が芳しくないことが見て取れる。
そういえば、決勝は相手のチョコボン4番で自分のチョコボン8番と、枠も不利だった。

 

気が早いようだが、年末年始は人並みにゆっくりすると思うと、来月のチャンミまで大きな猶予はないのではないか……という気がしたので、軽く予想を書いて締めたい。
不当な敗北に対する悔しさを紛らわせる意味もある。

昨年は年明け初っ端から短距離の因子周回をさせられて非難轟々だったカプリコーン杯だが、今年はコースを変えてくると思うから、あえて短距離の用意は発表まで不要だと考える。
候補としては、最近のダート推しや時季的な都合から、チャンピオンズカップの中京1800m、あるいは全日本2歳優駿の川崎1600m、やや季節がズレるけれどかしわ記念船橋1600m、南部杯の盛岡1600m、以上のいずれかになるではないかと予想、というか期待をしている。
やったことのない条件を優先するとしたら、大井や府中、そして順番的に中距離になる可能性は低く、長距離や短距離のダートは走れるウマが少ないため、消去法でマイルなのではないかという話だ。
まぁ距離は不明だが、暖かくなってくると芝の大レースが立て続けに開催される関係で、一月か二月しかダートを実施する機会がないと思われるので、次の条件発表までの自由期間にはダート決め打ちで因子周回しておくといい気がしている。

そもそも来年になってモチベーションが維持できているか、はなはだ疑問ではあるのだが……現状の省エネスタイルならもう少しだけ続けていけそうではあるから、環境についていけないと感じるまでは、なんだかんだで遊ぶことになるのだろう。