K's Graffiti

文章を書いたり絵を描いたりします。

節約と忍耐

いよいよ寒さが厳しい日が続いているけれど、その過酷さと比例して電気代は上がる一方なので、倹約家である私は暖房の使用制限を自らに課す必要がある。
何も気にせずに快適さのみを追求したら、エアコンを止めるタイミングがないのだ。当然それでは電気代が跳ね上がること必至なので、効率の良い使い方を考えなければならない。

 

先週くらいから、次回請求分の期間における電気使用量を日々チェックするようになった。
なるべく請求額を昨年と同水準に抑えたいという気持ちがあり、もし大幅にボーダーを超えてしまうと気分が悪くなるからだ。
一か月に使っていい具体的な数字は計算で導き出せるため、そこから逆算して一日あたりの目安を把握することができる。
というわけで、その作業を先週に実施した結果……そのまま特に電気代を意識せずに生活を続けていくと、かなり不愉快な思いをすることになる確率が高そうだったので、可能な範囲で節約に努めることにしたという次第だ。

起きている間はほとんどPCを稼働させっぱなしなのだが、これが意外と暖房と電気代の関係を考える上で悩ましいポイントだということに気づいた。
おおよそPC分だけで1時間あたり0.2kWh程度になるのだが、睡眠時間を8時間と仮定すると、3.2kWhは確実に持っていかれることになる。
暖房による電気使用量は外気温によって大きく変わるため安定して計算することはできないのだが、通常1時間あたり0.2~0.3kWhくらいだろう。
一日の目安上限を5.0kWh前後にしたいため、そうなると暖房使用可能時間は7時間程度ということになる。これでは活動時間の半分にも満たないため、どうしても寒さに耐えなければならなくなってしまうのだ。
節約のためにPCを動かさなければ、もう少し暖房の恩恵を受けられる機会は増えるけれど、PCがなければ何もできない現代人ゆえに、そこは固定コストと捉えるしかない。

 

上半身の重ね着は当然のこと、下半身もズボンを二重にすることで、どうにか冷気が身体に触れる可能性を下げている。
痩せすぎという極端に寒さに弱い身体だから、これでも普通の人間なら十分に我慢できる気温なのだろうけれど……ギリギリ数時間、身体を震わせながらも耐えられるラインが16℃台であることが判明した。
おそらく寒いと代謝が上がるため、いつの間にか勝手に痩せていっているような気もするけれど、食後は体温が上がって寒さ耐性が若干ながら上がることに気づいた私は、ここ数日の食事量が微増している。
本当に微増だし、それ以上にエネルギーを消費してしまっているから太れる可能性なんて皆無だけれど、夏よりは食事に前向きになれたという意味では、必ずしも冬は悪いことばかりではない。

我慢を続けたおかげで、残りの使用可能量には随分と余裕が生まれた。
今月分の期間も残り少なくなってきたけれど、これだけ節約できていれば、少しは我慢の時間を減らして暖房に頼っても大丈夫な計算になってきた。
まぁ深夜に眠って昼に活動するパターンを確実に続けられるのなら、自然と電気代を抑制できるはずなので、ここまで苦労する必要はないのだが、外気温が0℃に近くなる時間帯にも起きていることが多いため、仕方ないところはある。

日々の電気使用量のチェックは今後も継続していくとして、来月分の算定期間は年末年始が含まれるため帰省により大幅に節約できるはずだけれど、問題は寒さが極まる再来月分だろうか。
長い目で見ると、やはり生活自体の改善が最も簡単で効率的な気がしてならない。