K's Graffiti

文章を書いたり絵を描いたりします。

雪は眩しい

雪というから警戒感を強めていたのだけれど、気温自体は過酷というほどではない気がした。ほとんど暖房を使わず、冷えきった部屋で過ごすことに慣れすぎてしまって感覚が狂っている可能性もあるが、少なくとも先々週あたりの寒波がピークを迎えていたタイミングと比べたら、随分と楽だったというのが簡潔な感想となる。
とはいえ、やはり手先は強張るし不健康感は否めないため、早急に春の到来を願う気持ちは変わらない。

 

目を覚ましたのは午前中の、それほど遅い時間ではなかったのだけれど、諸事情あって布団から出るのは11時を過ぎたあたりになった。
思っていたほどではないにせよ室温は13℃前後まで低下していたから、あまり早起きしすぎても寒い思いをするだけで、いいことがない。
基本的には起きてから就寝するまでの間隔が変わらないのだから、どうしても朝から活動する必要がないのであれば、なるべく昼に近づいて気温が上がるまで待つほうが電気代の節約にも繋がる。
また、正午になる直前くらいに食事を摂ることで、一日二食の食習慣がバランスよく実施できるため、不規則な毎日の中で少しでも規則性を生み出すという意味でも、早起きしすぎないことが私には合っていそうだ。

実際のところ、眠りの質は低かった。
先週ぶりくらいの結構な寒さに包まれた深夜から朝の時間帯は、決して寝心地のいいものではなかったし、それに加えて隣人が早朝からドタバタと配慮のない動きをしていたため、起こされてしまったのだ。
布団の中には10時間程度いたように思うが、そのうち睡眠に充てることができていたのは7時間くらいで、間に目覚めて二度寝三度寝していたはずだから、継続的な睡眠は最長で4時間くらいしかできていない。
前日や前々日には比較的ぐっすりと、およそ6時間以上の途切れることのない眠りを実行できていたこともあって、目覚めた直後のコンディションは微妙と言わざるを得ないものだった。
これが、もし午前中にでも外出しなければならない日だったとしたら頗る不機嫌なまま布団から出る羽目になっていたはずだけれど、起き上がるタイミングはいくらでもマイペースに選択できる日だったから、今回の睡眠不足は大きなストレスに変換することなく済んだように思う。

 

このように、若干の体調不良気味の寝起きを経験した日の午後には、たいてい調子が悪化して横たわりたくなるものだ。
しかしながら、幸運にも今日は元気を保ったまま夜まで身体を起こしていることに成功した。
これは厳しい寒さの数少ないメリットと言えるかもしれない。身体の芯まで冷えきらない限りは布団の温もりを欲することはなく、頭が冷えるため眠気を催しづらい。
もちろん身体の動きは全体的に緩慢になるし、手先が上手く動かないから細かい作業には不向きなのだけれど、たとえば溜まっているアニメを消化するといった、受動的な活動を長く続けるには最適な状況なのだ。
今期の放送作品ではないのだが、気になっていたアニメを最後まで見終えたので、気が向いたら近いうちに感想を書くかもしれない。

明日からは再び、わりと暖かさを感じられる日が戻ってくるようなので、このまま春に向けて季節が進んでほしいものだ。
寒波とか雪とか、もう十分に寒さは苦しんだ。花粉が飛び始めるのは若干、嫌ではあるけれど、滅多に外出することのない生活だから影響は少ない。
考えれば考えるほど、春が大好きになっていく。某エンドレスエイトのような事象を望むわけではないのだが、春から秋の半年間を延々と繰り返すような人生であれば、どれだけ活動の効率が上がるのだろうと思ってしまう。