K's Graffiti

文章を書いたり絵を描いたりします。

逆に当たったら奇跡というくらい

いよいよ来週には今年最初のGⅠが開催されるわけだけれど、今回は馬券購入を見送ろうと考えている。
というのも、そもそもダートは芝と比べてコレという馬が少なく格落ち感がある上に、今年に入ってからの予想がまったく当たらないせいで自信を失っているからだ。
競馬は、ケンでも十分に楽しめる。

 

一応、楽しみを増強するために予想はするし、枠順発表後には恒例の記事を書こうとも思っているが、モチベーションは高くない。
何しろ、当たらないのだから。頑張って予想しても、意味なんてないのではないかと思わされている。

年明けからここまでで開催された重賞は16回を数えるけれど……実は的中率および回収率が、なんと驚異の0%を記録している。
初めのほうは外れても、今回は運が悪かったけれどそのうち当たるだろう、などと考えていた。しかし認識が甘かったらしい。
重賞とはいえ、全部のレースに対して平等に時間を費やして本気で予想しているわけではない。エア馬券ということで、いい加減になっている部分はあるだろう。
ただ、それにしても一度たりとも当てられないなんて、あまりにも今の私と競馬の噛み合いが悪すぎる。もはや、今後ちょっと調子が上向いたとしても、既に年間回収率を100%以上まで持っていくのは至難の業というレベルになっているのだ。

今年からの試みとして、本命と対抗については単勝複勝の回収率を記録している。
予想は絶不調ではあるものの、流石に16レースもあれば、どちらも全外しということはなく、単勝のみ、あるいは複勝のみ、という買い方なら的中率0%という悲劇は免れている。
まぁいずれにしろ80%を超えている箇所がないあたりセンスがないというか、どこまでも下振れているというか、何をしても裏目に出ている感は否めないのだが。
勝ったレースで言うと、本命にした馬は3/16、対抗馬も3/16となっていて、複勝圏内で見ていくと本命が6/16、対抗が7/16という状況だ。
また、平均着順は本命が4.31、対抗が5.67という数字を示していて、本命のほうが好走率が高いというのは喜ぶべきところなのだけれど、本命に指名するからには少なくとも3を下回るくらいの安定感を出したい気持ちがある。2桁着順の大敗を除いても3.21なので、現状ではどうやっても単複回収率が100%を超えるのは厳しいと言わざるを得ない。

本命対抗ではなく馬券として考えた時に、的中率が一気に下がってしまう原因は、展開予想の精度が低く、また他の馬との枠やトラックバイアスを含めた相対的な評価ができていないからだろう。
強いと思っていた馬は順当に来た。けれど、紐抜けや紐荒れで馬券は外れる。本命が好走したので気分は悪くないものの、レース自体への納得感は乏しい。
強いと思っていた馬だけ来ない。対抗以下の印を打っていた馬だけで決まる。競馬あるあるかもしれないが、ある意味で展開予想の半分以上は当たっているようなものなので、後に何も残らない虚しさと悔しさを強烈に味わう羽目になる。
競馬は難しい。

 

ふと、昨年同時期の成績はどうだったのかと気になったので確認してみた。
共同通信杯までの的中率は2/16の12.5%、回収率は5,470/36,700の14.9%となっている。
そういえば、昨年は昨年でなかなか当たらず苦戦を感じることの多い一年だった。
今年の0%ほど悲惨ではないけれど、最終的な年間の数字と比べたら大差ない酷さなので、実のところ、今から悲観する必要なんてないのかもしれない。
この当たらないドン底を抜けたら、ちょこちょこ的中レースも経験できるはずだ。問題は、いつ長いトンネルを抜けるのかという話なのだが……昨年は最初の大当たりが中山記念だったので、今年もそのあたり、クラシックが始まる前までには調子を取り戻していきたいという感じはある。

GⅠでも馬券購入の選択は慎重に行うと決めてはいるけれど、ダートや短距離ならまだしも、皐月賞やダービーを買わないわけにはいかないだろう。
素直にレースを楽しむ心持ちを維持できるように、外れすぎて競馬が嫌にならないようにしたい。そのためには、大勝ちとは言わないまでも、ある程度はコンスタントに当てていく必要があるので、そろそろ……そろそろ頼む。競馬の神様よ。