K's Graffiti

文章を書いたり絵を描いたりします。

気温の上昇と運動シーズン

冬は寒く、夏は暑い。断熱性の欠片もない住宅環境ゆえに、どうしても外気温の影響を受けやすい部屋で生きている私は、何かと体調を整えるのが大変だ。
天気予報すら見ない生活が続いているため知らなかったのだが、今日は日中にかなり温度が上がったらしく、暑さに強い私も流石に汗ばむ熱気を感じた。
つい冷房のスイッチに手が伸びてしまいそうなほど、これは夏の空気に近いものだったと思う。

 

過ぎたことのような言い回しだが、これを書いている夜中に至ってもなお、部屋は暑いままだ。
窓を開けて換気をすれば多少は涼しくなりそうなものだが、普段あまり掃除をしていないせいで埃が舞い上がりそうで、なかなか気が進まない。
もう少し時間が経てば、自然と過ごしやすいレベルまで気温が下がるだろうと考えている。

しかし、明日も同じくらいまで暑くなるようだから困ったものだ。せっかく快適な春が到来したと思っていたら、もう夏の兆しが見える頃なんて、電気代の節約意識が高い私としては先が思いやられる。
まぁ起きている間はほとんど稼働させているデスクトップPCが、室温が上昇している原因の半分くらいを占めているわけだから、悪いのは季節ではなく私のほうかもしれない。
冬は暖房代わりになるとはいえ、毎年この時季から徐々にしんどくなる。
本格的に夏、という感じになれば諦めて冷房に頼る気にもなるのだが、まだ四月ではないか。年によっては雪が降ることだってあるのだ。当分はエアコンをオフにしたまま、快適に生活したいという気持ちが強い。

 

気温が上がってきたということは、必ずしも悪いことばかりではない。
確かに日中は苦しい場面が増えてくるものの、気を休める暇なく全身を凍えさせてくる冬とは違って、室温管理にさえ失敗しなければ気温によるストレスは随分と減らすことができる。
さらに、個人的に活発化する夜間は、冬と真逆で昼間よりも快適度が増すし、しばらく休止していた運動不足解消のための散歩を再開しようという機運も生まれ始めている。
確か、昨年の十一月あたりに寒さで断念していた気がするから、およそ五か月ぶりということになる。
私の散歩は、一般的な水準を遥かに超えるハイペースを刻む激しい運動なので、軽い気持ちで臨んでは道中で倒れてしまっても不思議ではない。
実際、昨年に同様の流れで散歩を実施したところ心臓が負担に耐えきれず、途中で極端にペースを落とさなければならなかった。
今回も体力的には似たようなところまで落ちているだろうから、最初は身体を慣らすために全力は出さない程度で取り組むべきなのだろう。ただ、歩き出すと止まらないのだ。困ったことに、体力がないというのに、頑張りすぎてしまう。
だからこそ、気温というファクターは重要だ。暑すぎるとバテてしまう。寒すぎると喉や肺にダメージが出る。この季節の、ちょうどいい気温ならばギリギリ乗り越えられる気がしている。

来週になるまでのどこかのタイミングで、気温と体調が上手く噛み合うことがあれば、散歩を再開することになるだろう。