ふと、最近あまりアニメを見ていないことに気づいた。
昨年の春から夏くらいの時期にもアニメに対するモチベーション低下により、まったく見られない期間が続いていた記憶があるのだが、今回は若干の違いがある。
というのも、特に見たいと思う作品がなかったのだ。見たいのに見る気が起きないというパターンではなく、単純に惹かれないのだ。
などと思って冬アニメは大半をスルーしてしまっていたわけだけれど、気づいたら四月、つまり大量の新作アニメが放送されている。
こんな日記を書いておきながら、実のところ今期の放送アニメを一切チェックしていないという怠慢っぷりには我ながら呆れてしまうところではあるが、いくつか目に入った評判の感じでは前期よりも面白い雰囲気はある。
もしかしたら、久々にハマる作品との出会いが待っているかもしれない。
少なくとも、継続視聴となる水星の魔女くらいは溜め込まずに追いかけなければならないだろう。時間が経つのが速すぎる。
ちなみに、いきなり矛盾するようなことを言うが、日曜から始まったウマ娘のトプロアニメは公開時にリアルタイムで視聴していた。
今のところウマのアニメコンテンツにハズレはないし、テレビ放送やサブスク配信ではなくYouTubeのプレミア公開というところが気軽な気持ちでアクセスするのにちょうどよかった。
感想は全4話が終わってから気が向けば書くと思うけれど、映像のクオリティは劇場作品クラスで満足度が高い。短い時間に詰め込む必要があるためハイテンポ感は否めないものの、このままの調子で描いてくれたら間違いなく今期の中で最上位に評価されることになるだろう。
さて、そんな状況で新しく何を見ればいいかという話なのだが、作品リストなどを見ていない今の私が知っている作品は、他には『推しの子』くらいしかない。
原作の漫画がどこかで話題になっていたことを知っているくらいで、どんな内容なのかは何もわからない。ただ、注目作品のアニメ化ということで世の中の流れに疎い私にも、その情報が入ってきていた。
絵は個人的な好みに合いそうな気がするし、暇と体力があれば選択肢の一つに加えておきたい。
それにしても、いくら興味がないとはいえ冬アニメだっていくつか見始めていたような気がするのだけれど、いつの間にか見なくなっていた。
つまらなくなったから途中で止めた、というわけではない。ただ、自分の習慣に組み込むほど大事なものとして位置づけることができなかったのだ。
昔は毎日のように2作品、3作品とアニメを楽しむ時間を作っていたのに、余暇に融通が利くようになった今は逆に視聴頻度が減ってしまっている。
なんとなく知ってはいたけれど、何も制限がない状況というのは、却って欲望を減少させてしまうらしい。身をもって、その「無気力」を体感している。
