K's Graffiti

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総力戦シーズン56・ゴズ(屋外)結果

今、最も熱いソシャゲと言っても過言ではないブルーアーカイブだが、そのエンドコンテンツ「総力戦」について、簡単な振り返りを書いていく。
これまでは周年やシナリオ実装時に言及するだけだったため、個人的なプレイ状況を細かく日記に書くことはなかったが、最近はユーザー数の増加によって上位争いが過酷になってきていることもあり、最上位報酬を気軽に取れるゲームではなくなってきた。だからまぁ、こうして書き残しておくのは、次の開催時のための備忘録的な意味合いも強い。

 

ブルアカにおいて特に注目を集めている魅力的なポイントを挙げていくと、まずはキャラクター、そしてストーリーというのが一般的な認識だろう。
SNSの「バズり」を活用してブルアカを認知している人を増やしつつ、周年のキャンペーンなどによって定期的に「始め時」を用意する。その上で、上質なストーリーによって、より深い沼へと沈めていくのだ。
基本的には、ストーリーを読みつつマイペースに任務を進めていけば十分に楽しめるゲーム性であり、毎日の負担も少ない。大部分のユーザーは、きっとカジュアルにブルアカ世界を楽しんでいることだろう。

ただ、私の性格上どうしても、やるからには全力でやれるところまで、というプレイスタイルになってしまうのだ。他のゲームを遊ぶ場合にも同様なのだが、対人コンテンツやランキング形式のコンテンツが用意されているのであれば、可能な限り上位を狙いたくなる。
幸い、ブルアカは直接的な対人要素が報酬差の少ない戦術対抗戦のみとなっているため、大して力を入れる必要がない。
一方で、総力戦はボスを倒したタイムで順位が決定され、そのランキングによって報酬が分けられる。上位を狙うには最適なキャラクターを駆使して、なるべく効率的にスキルを回したり、会心のお祈りをしたりする必要があるわけだけれど、ここの運と実力のバランスが個人的には好きなので、やりこみ要素として取り組むにはちょうどいい難易度だと思っている。いや、思っていた。
まだアクティブユーザーが爆発的に増える前は、キャラが揃っていたら適当に流していても上位報酬が余裕だとか、参加者の上位10%くらいに入れば大丈夫だったとか、今では信じられない状況だったみたいたが、今回の総力戦は参加人数が53万人に届くかという盛況具合で、いわゆるチナトロのボーダーは上位3%を切っている。
結局、最上位の15,000人に入ったとしても、明確な違いは貰えるトロフィーの色がプラチナかゴールドか、という自己満足に近い部分なので、モチベーションが下がれば無理に狙いにいくこともなくなるはずだ。しかし、盛り上がっているゲームで上位の報酬を獲得するという事実そのものが一種の快感に直結しているところはあるため、頑張って手が届くようなら狙い続けることになるかもしれない。

 

さて、今回の総力戦シーズン56となるゴズだが、こいつは全ボスの中でも最難関と言っていいくらい、攻略するのが大変な相手だ。ギミックが豊富かつランダム要素が多いため、最適なキャラが欠けているだけで安定した突破が危ぶまれる。
初実装時にはもちろん、二回目の登場となる前回も「持ち物検査」によってInsaneへの挑戦すら諦めることを余儀なくされた先生は多いはずで、私も移動およびシールドを付与できるキャラクターの不足により、チナトロを逃しているボスだった。
それから数か月が経過して、T8装備やレベル上限の解放という戦力強化はあったものの……前回の開催時から今回までの間に、必須級に使われている体操服ユウカや水着シズコを新たに入手する手段がなかったことで、実質的に環境変化は起こっていなかった。
私の手持ちで言えば、広範囲攻撃で雑魚処理が楽になる正月ムツキが加わったくらいで、依然として移動やシールドに課題を抱えていたのだ。開催前から、チナトロを獲得するにはどうすれば最適なのか、非常に頭を悩ませる羽目になった。

初日は難易度VeryHardまでなので二日目からが本番だが、とうとう当日まで答えは出なかった。大決戦コインで交換できるミモリを移動役として採用し、シールド付与役にカエデを使うか……はたまた体操服ユウカの完全下位互換であるコトリに育成リソースを費やすか。
ギミックのために、アタッカーをバフするアコヒマリが使えなくなったり、無駄なコストを使ったりしなければならない……あまりにも苦しいし、そもそもそれで撃破できるほど甘い相手ではない。ボスのHPは先月のグレゴリオが文字通り桁違いだったけれど、あれは範囲攻撃で攻めるのが基本だからこその設定であって、それを除けば最も多いのがゴズなのだ。
一応、戦力が上がっている影響か、二日目の朝は難易度Extremeまでは楽に倒せた。Insaneへの挑戦権を得た段階で、模擬戦闘を使った検証が必要になる。

結論から言うと、体操服ユウカをレンタルした上で、雑魚散らしに正月ムツキ、そしてメインアタッカーの体操服ハスミをアコヒマリ正月カヨコでバフしたパチンコによって、ほぼ1凸のような突破に成功した。
戦地が屋外になったことで、巷ではペロロジラと似たような形でウイとヒナタを採用する編成が流行っていたようだし、事実として1凸の回答としてはそれ以上のものはなかったと思う。
ただ、自前で体操服ユウカかヒナタを所持していなければならないというハードルの高さゆえに、そもそも試せる人間が15,000人に至っていなかった。あるいは、アコやヒマリやウイのいずれかを持っていないという人も多数いたはずで、やはり今回も「持ち物検査」に変わりはなかっただろう。
私はヒナタこそ持っているものの未強化のため、固有3にするには神名のカケラ2,400個の投入が求められた。周年のガチャで増えた分の余裕があるとはいえ、最重要なリソースだから躊躇する。できれば、使わずに済ませたいという思いが強かった。

最終的なチナトロボーダーは27,345,087、クリアタイムにして5分3秒台だったので、二日目の朝に私が記録した27,330,303というスコアはゴルトロに沈んでいることになる。日々のスコアを縮める試みが、無事に実ったと言えるだろう。
ちなみに、ハスミ採用型は一発一発の会心発生が極めて重要であり、会心値が低い代わりにヒット数が多いヒナタよりも、通すのが大変だったと思っている。
1凸目に中途半端な削りで4分を使いきってしまうと2凸で倒しきるのが困難になるため、運が悪いとスコア更新どころか撃破すら失敗する。実際それでチケットを1枚燃やしてしまったわけだが、本当に悔しかった。

より具体的な数字を書いていくと、ゴズに対する体操服ハスミの会心率が44.29%、正月カヨコのNSで会心値バフを受けると53.53%になる。
常にカヨコからバフを貰えるわけではないため、おおよそ会心率は40%台後半くらいの認識でいいだろう。その上で、求められるEXの会心回数は5/7だった。
ゴズ本体へのダメージソースとしてはEXの他にもNSが8発ほど、通常攻撃が30発ほどあるため多少はブレるものの、リスタートのタイミングを見極めるためにはEXの会心で判断するのが基本だった。一向に前半から進めず制限時間だけ減っていく苦しさは、ゴズに特有のものかもしれない。
以下、画像の最終順位は会心6/7を通せたパターンで、1凸目でほぼ倒せるところまできている。ここまで削れれば、2凸目の部隊はなんでもいい。

1凸終了時

編成

会心なら1凸で倒せていそうな雰囲気はあるし、実はヒナタの火力が落ちる屋内が来たら、有力な編成の候補となるかもしれない。
もっとも、来週の復刻イベントで水着シズコが配布され、秋には体操服ユウカが復刻することを考えると、Tormentがボーダーになっている可能性もあるだろうが。

ゴズが、そのギミックゆえ攻略にストレスを感じるボスであるということを否定するわけではないけれど、今回に関しては最適な編成が組めない中で試行錯誤した結果、自分なりのTLでチナトロを獲得できたという意味で、非常に満足度が高い総力戦だった。
最近は、そこそこ手持ちが揃っている先生向けの親切な解説動画が出るようになって、単純なユーザー数増加の影響以上に、動画をコピーするだけでチナトロ圏に入ってくる層が増えてきたように感じる。私も何度かお世話になったことがあるため文句は言えないが……半年前と比べて、二日目三日目あたりで立てた予測を超えてボーダーが伸びているように感じるのは、きっと気のせいではないだろう。


次回は、来週から大決戦の正式版がスタートするので、その振り返りをしたい。自身の都合にもよるが、開催が終了した週の金曜か土曜くらい、つまり二週間後付近の予定だ。
屋外のペロロジラなので少し前に開催されたものと条件は同じであり、さらに爆発と貫 通が追加される面倒な大決戦ということで、正直なところボーダー争いは緩くなりそうというのが事前の感触ではある。
10連チケットは参加賞となり、上位を狙う理由はチナトロと僅かなコインの差くらいのもの。頑張る人が、はたしてどれだけいるのだろうか。