K's Graffiti

文章を書いたり絵を描いたりします。

生存記録(20231110)

室内の気温が、日に日に下がってきているのを実感する。少し前までは日中なら暑さを感じられるくらいだったところが、服を一枚追加するべきか悩む程度には。考えてみれば当然の話だ。もう冬が目の前に迫っているのだから、むしろ秋としては暖かすぎる。
部屋の中で寒気を感じる今日この頃ではあるが、一方で外の気温自体は大きな変化がないとも思っている。太陽光や風の影響で感覚が誤魔化されているところはあるだろうけれど、たとえば買い出しや散歩のために外出した時の体感温度は、この一か月ほど変わらない。特に後者の場合は全力で身体を動かすから、寒さに対して鈍感になってしまっているところはある。
いずれにせよ、在宅時間が一般的な人間よりも圧倒的に長いであろう私にとっては、外よりも内、この狭い空間の環境のほうが日々のパフォーマンスを左右する重要事項と言える。実のところ、そろそろ暖房の利用を検討し始める段階に入っているのかもしれない。
ここ最近は自然な形に眠気に意識を委ねることができているため、予定がある日を除いて寝不足に悩まされることは少ないのだが、こうして暑すぎず寒すぎない適度に快適な気候が続くど、どうしても寝すぎてしまうという課題は生じるものだ。自分で思っているよりも数時間は余計に眠ってしまう。もともと体力が少なくて大したことはできないとはいえ、限りのある活動可能時間が削られるのは本意ではない。不眠症で苦しむよりはいいが、もう少し自身の肉体を上手く扱えないものだろうかと、今さらのように考える。健常者であれば、この手の悩みは成長期のうちに解消するのだろうけれど、あいにく私は普通の中学生よりも貧弱な身体しか持っていないのだ。子供に特有の溌剌さが失われた分だけ一層、積極性を欠いているからタチが悪い。
一年前の冬はその凍えるような寒さによって深刻なまでに私から行動力を奪ってきたが、はたして今年はどうなるだろう。