K's Graffiti

文章を書いたり絵を描いたりします。

生存記録(20231024)

まだ日中は若干の暑さを感じることもある季節だが、夜には随分と冷え込むようになったせいで再び運動不足に陥りそうで困っている。本質的に寒さへの耐性が著しく低い私は、ちょっとした寒気の影響で活動能力が下がってしまう。
なるべく人目につかない時間帯を選びたい都合上どうしても夜、特に深夜にならないと運動する気分にならないわけだけれど、生活リズムのせいか寒さのせいか、日付が変わったあたりで全身が布団の温もりを欲するようになって、モチベーションが消失してしまうのだ。
いくら眠っても疲れが取れない気がする、すぐに目蓋が重くなって横になりたくなる、という最近の悩みは、しばしば夏場にも起きていた問題ではある。体力が少ない人間の宿命だ。ただ、気温の低下とともに頻度と程度が段違いになってしまったので、これはいよいよ冬の到来を感じざるを得ない。
先日の健康診断の結果が確認できるのは数週間後なので細かい変化は不明だけれど、体重や体脂肪率といった当日に知ることのできたデータからは、私の状態が一年前とほとんど変わっていないことが判明している。相変わらず痩せすぎの低体重で、普通なら環境変化から身体を守るはずの最低限の脂肪すら備えておらず、気温が下がると一瞬で芯まで冷えてしまうような虚弱性を誇る。エネルギーを溜め込むことができないがゆえに、ちょっとした動作でも相対的に消耗が大きくて、健康的に生きるにはあまりにも不適な器と言えるだろう。
もっとも、生まれてこの方、標準体重とされるレンジに届いたことはなく、幼少期から痩せ型という判定しか受けていないため、平均的な人間が発揮できる体力のポテンシャルというものを己の身で感じたことはない。活動量や時間の経過に対する疲労の度合いについては、私にとってはこれが当たり前なのだ。ただ、客観的に他者と比較しようとすると、あまりにも体力の絶対値が足りていないだろうと推測できるだけで……もし仮に18.5以上のBMIに到達したら、いったいどれだけ過ごしやすいのだろうか。ついつい、幻想を抱いてしまう。