K's Graffiti

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チャンミLONG(202312)結果

ウマ娘の対人イベント「チャンピオンズミーティングLONG」の決勝戦が12/19に行われた。
舞台は中山2500m、つまり有馬記念であり、この12月に開催のチャンミとしては3年連続同条件となる。まぁ競馬をモチーフとしているゲームなら、一年の締めくくりとして有馬記念を特別視することは不思議ではないし、きっとゲームが順調に続いているなら来年も再来年も、対人戦はこのコースで開催されることだろう。
ダービーと並んで特別なレースであることを考えれば、いつもより勝ちたいという気持ちは強くなる。

 

まずは画像にて、結果から。

結果

チャンミの開催頻度が半分になってしまったせいで、随分と久々の勝利であるような感覚になる。実際、前回は負けたのでプラチナは夏以来ということになるわけだが、今年を振り返ってみると、どうにもLoHの実装がモチベーションに大きく関わっているような気がして仕方ない。
上位96人に入れるかどうかは、非常に緻密な育成と豪運が要求されるというのに、仮に達成したところで報酬が変わるわけではない。
私のように省エネ育成が常態化したプレイヤーにとっては、目に見える形で報酬が増えるチャンミ決勝の順位を追求するほうが、エネルギーの割きどころとして理に適っているのだ。
そういうわけで、やる気そのものは直近の中で高いほうではあったし、昨年には不運にも乱数の下振れで落としている舞台であるだけに、珍しく意気込んでいた……にもかかわらず、こうして勝利を手にした感覚を過去と比べてみると、あまりにも呆気ない。プラチナの喜びとは、こんなものだったのだろうか。
結局、適当に情報を漁って、環境に合ったキャラクターを採用していき、妥協育成でそこそこ勝つだけの作業になってしまっているから、もう全力で楽しめることはないのかもしれない。

さて、今回のコースだが、一昨年の場合は追込、昨年の場合は逃げが強いとされていて、マッチングする脚質分布に偏りが見られていた。今年はどうかというと、環境トップは差しになっていた。
これまで差しが強かったチャンミは非常に少ないため、最近のアップデートやスキル追加でようやく脚光を浴びるようになったかと感慨深い気持ちもある一方、差しばかりのレースは順位条件を満たせないリスクが生まれるため、事故率が上がるという問題を抱えることになる。
前に出すぎても大丈夫なようにスキルを組むか、複数の逃げや先行を出すことによって事故を回避する戦略もあるけれど、突き詰めていくと、活躍しにくいウマを出すよりは祈ったほうがいい。わりと早い段階で、先行1差し2という編成で方針は固まっていたように思う。
ただ、私は餓狼ナリブやローレルといった長距離特効キャラクターを持っていないため、決してベストな選択肢が用意されているわけではなかった。それでも戦えたのは、中山2500mという現実ではトリッキーなコースが、ウマ娘においては最低限のスキルさえ整っていたら誰でも活躍できる余地のある好舞台だったからだろう。

 

以下、チャンミLONGで走ったウマたちを記録しておく。

一枠目:トウカイテイオー(秋衣装)

トウカイテイオー(秋衣装)

テイオー自体が好きなキャラであり、新衣装特有のコース特効性を持つこと、また石に余裕があったことなどから、実は秋のイベント時にガチャを回して入手していた。日記には書かなかったけれど、それなりに副産物もあったので悪くない判断だった。
今回の先行は最強格ではないものの、ハマれば普通に勝てる、くらいの立ち位置だったので、巷ではナリブばかり使われていたような印象はあるものの、別に通常マックイーンなどでも十分に戦うことはできたと思う。私は、せっかく引いた秋テイオーを走らせたいという一心で育成を続けていたわけだが、こうして戦績を見る限りでは、ちゃんと期待通りに活躍してくれたので嬉しかった。
まぁ先行同士の争いに勝てるか否か、中盤にリードを確保できるかどうか、あとは加速スキル次第で大きく着順が変わるため、安定感には程遠かった。それでも全体を通じて見せ場はあったので、満足している。

 

二枠目:サトノダイヤモンド

サトノダイヤモンド

数えてみると、チャンミでは5回目の採用となり意外と使っているダイヤちゃんなのだけれど、脚質不遇なこともあって勝てないレースが多かった。それが、今回は環境にハマっていたおかげでトップTierに挙げられる存在となり、予想以上に活躍してくれた。ちなみに、個人的な結果においては全28回のチャンミ中、決勝では「差し」として初めての勝利となる。
今シーズンでは最も育成回数が多かっただけあって、ステータス評価値スキルどれを取っても文句ない出来にあると言える。距離S継承時にキレ者を引けたのは幸運だったが、おかげで序盤中盤終盤と隙のない安定感ある走りが実現して、抜きん出た結果を残すことができた。

 

三枠目:スペシャルウィーク(総大将)

スペシャルウィーク(総大将)

メインストーリーの配布でありながら有馬特効と言える強烈なスキルを持っており、私のようなキャラ貧ユーザーにとっては戦力の穴を埋める貴重なピースだった。
昨年にも採用実績があり、しかも今年は環境が差しに寄っているということもあって、悪くない活躍を見せてくれた。私の場合はダイヤちゃんが強すぎただけで、単体としてはテイオー以上に勝てているのだから、これも上位Tierと言って差し支えないだろう。
最終コーナーで怒涛の速度スキル連打かつインを突いて伸びてきて、いつの間にか直線では先頭付近にいるという勝ちパターンを何度も見ることができた。ハマった時の最大火力は間違いなくピカイチだっただろう。

 

決勝レースは、逃げ2先行3差し4という脚質分布だった。
逃げがいること自体は悪くなく、内枠の幸運先行が逃げきるという面白味のない展開を排除することができるから、むしろありがたい。バ群が詰まって差しが逆噴射することを防ぐ意味でも、他人が出してくれる逃げの存在は予選を通じても嬉しかった。
編成は、一人がシービー・餓狼ナリブ・パーマー、もう一人がローレル・餓狼ナリブ・タップダンスシチー、と逃げを除けば見飽きるようなメンツで、こちらが決して安心できる相手ではなかった。
ただ、おかしかったのは逃げが二人とも大逃げだったことだ。この距離では競り合った大逃げが垂れないはずはなく、またバ群が伸びまくる展開では加速スキルの怪物が不発するため、相手の餓狼ナリブには勝ち目がなかった。要するに、マッチング段階で好走可能性のあるキャラが、相手はどちらも後方脚質の一人ずつ、私は全員が勝てるチャンスを与えられている状況だったのだ。

レース展開は、非常にわかりやすく進む。
大逃げの二人が序盤から飛ばしまくって、ある意味で長距離らしい縦長の展開となった。テイオーは終始3,4番手を追走し、その後ろでは多少ゴチャつきながらもダイヤちゃんが6,7番手、スペちゃんが8,9番手あたりを進むことになる。
終盤突入の直後、思った通りに大逃げが後退してきて、それを交わしながらテイオーが先頭に、ダイヤちゃんが2番手まで位置を上げ、最終コーナーの時点でほとんど勝利を確信できる流れだった。なお、スペちゃんは最終コーナーで不運にもスキルが何も発動せず、大幅に火力を欠いたまま特に見せ場なく入線した。

着順

 

予選勝率は80戦68勝の85%ということで、これだけ安定した数字で予選を抜けられたのは、最近では記憶にない。
おそらく予選時のレーティングだと思われる例の分母を見る限り、マッチング相手が極端に弱かったわけではないだろうし、むしろ評価値だけで言えば格上を引きまくった印象さえある。
ただ、不思議と勝つことができたのだ。ダイヤちゃんが強すぎたのかもしれない。
内訳は、
ラウンド1が35勝(予選1日目19勝、予選2日目16勝)
ラウンド2が33勝(予選3日目16勝、予選4日目17勝)
となっていて、特に嬉しかったのは、最近なかなか貰えていなかったラウンド2で全勝した際の150ジュエルが、今回は三度も発生したところだった。

 

今回も例によって枠ごとの成績を出している。

枠成績

確率が収束するほどの試行回数ではないとはいえ、事前の印象ほどは内外による有利不利はなかったように思う。もちろん、逃げを採用していたら話は変わってきそうではあるが。
たとえば、3枠の数字が悪いのは最も強いダイヤちゃんが引かなすぎていて、不安定なテイオーが引きまくっているといった偏りによる部分が大きい。結局、強いウマは強い、ということしかわからない。


来年の初っ端は川崎での中距離ダートのLoH、その翌月には阪神1400mのチャンミという、いよいよGⅠ以外の条件で開催されることが決まったので、楽しみではある。
肝心のモチベーションは相変わらず微妙なところだし、アニメ3期の評判を含めたウマ全体の勢いは全盛期の見る影もないけれど、まだまだ注目を集めるコンテンツであることには違いないため、3周年に向けた施策と盛り上がりには期待している。