K's Graffiti

文章を書いたり絵を描いたりします。

生存記録(20240102)

やることがない。この状況が不満なら早く自宅へ戻ればいい話なのだけれど、ある意味で正月らしく寝る時間を増やすことによって、かろうじて退屈を凌ぐことができている。
寝正月そのものが目的というわけではない。ただ、大晦日の夜も元日の夜も、なかなか質の良い睡眠を取れなかったのだ。それなりに眠ったように思っても、意外と疲れが抜けていない、まだ眠いような気がする……寝具が普段と違うからなのか、家族の立てる物音によって無意識のうちに眠りが中断されてしまっているのか、実際の原因は不明ではあるものの、自宅環境と比べて熟睡しにくいのは確かなようだ。
まぁ自宅は自宅で隣人問題があるため、必ずしも睡眠に適した環境が常に手に入るわけではないとはいえ、妨げる要素を前提としない安眠の上限という点では、もはや実家はイレギュラーな場所になってしまったということになる。一人暮らしに適応しすぎて、家族とはいえ同じ家に他者が存在していること自体が、気づかぬストレスになっている可能性も否定できないだろう。
ただ、食事に関して言えば一人の状況とは雲泥の差で、面倒くさがって自ら動かずとも栄養摂取することができるのは、実家に留まる最大のメリットでもある。こだわりなく同じものを食べ続ける日常とは若干、異なるラインナップであるがゆえに、やや胃が驚きがちというか、腹を下すほどではないにしろ胃腸のバランスを崩している自覚はあるものの、数日もすれば慣れてしまうだろう。逆に、このままでは自分で用意する味気ない食事に戻した時、体調を悪くしてしまわないか心配になる。
年末年始の短い期間だけ食事のクオリティが上がったところで、特に体重が増えて体力が上昇するわけではない。結局のところ、寝ているばかりでは肉体が強化されることなんてないし、まともに運動できない冬の間は現状維持が精一杯なのかもしれない。そもそも幼少期から痩せ型でなかったことがないわけで、もし実家の食事で増量できるのなら、とっくに標準体重の世界を経験できているだろう。この際、意識的に食べる量を増やしてみて、栄養吸収に失敗しないギリギリのラインを探ってみるのも面白いだろうか。