K's Graffiti

文章を書いたり絵を描いたりします。

不健康お化け

もう週末という事実に軽い驚きを覚えながら、どうにか生活を改善せねばなるまいと頭を悩ませる一日を過ごした。
こういう状況に陥るのは、普通の人からすれば非常に珍しいことだと思うけれど、食の優先度が極めて低い私だからこそ定期的に発生してしまう。
以前にも生活習慣上の課題として取り上げた、食事不足と睡眠欲のダブルパンチだ。

 

週中のどのタイミングで崩れたのかイマイチ記憶が定かでないところが気持ち悪いのだけれど、原因はともかく、いつの間にか悪循環にハマっていた。
食事回数か食事量か、おそらく身体を健全に動かすには不十分な程度しか栄養を摂取できていない日があり、その影響か余分な睡眠を欲するようになる。疲れが溜まっているというよりは、起きていると体力が保たないから睡眠によってエネルギーの消耗を抑えているという感じなのだろうが、これにより起床が遅れると食間が長くなって、ますます栄養摂取の頻度が落ちる。
一日あたりの平均食事回数が減ったとしても、一回あたりの食事量が増えるわけではない(胃の大きさは変わらない)ため、睡眠時間と栄養状態は反比例することになる。

世間一般では、ダイエットをしたい人がオートファジーとか言って食事の間隔を空けようと努力するらしいが、私は意識的に食事を摂るようにしないと自然にその流れを作り出してしまうのだ。
ほとんど毎日、14時間前後(±2時間程度)の間隔が空いているから、ある意味で健康的ではあるかもしれないが、そもそも摂取エネルギーが足りていないから生物として衰弱していく一方かもしれず、精密検査をしたら危機的な状態になっている可能性は否定できない。
年齢的には肥えていくことを懸念する時期に差し掛かっているというのに、私は痩せ細っていくことを心配しなければならない。
別に食べる時には食べるから拒食症というわけではなく、単純に興味がないだけなのだ。それ自体が欠陥と言われたらその通りなのだが、食への消極性は幼少期から……というより生まれつきに近い性質な気がするため、今さらどうしようもない。
食わなくても腹が減らない。仮に空腹感を覚えても、それが食欲に直結しない。食事に動く前向きな条件と言えば、寝起き直後や低血糖などで頭の働きが冴えず気分が優れない場合くらいのものだ。

 

Twitterを眺める時間が減っている関係で、今年に入ってからは世情に疎くなってしまって大変なのだけれど、先日ちょっとだけトレンドを見る機会があって、体重云々という話題が目に入ってきた。
そのニュースに対して少なからず向けられていた、「私のほうが○○」とかいう意見は相変わらずTwitterの隙あらば自分語り感が溢れていて、面白くもあり気味が悪くもあったけれど、BMI換算で大半が私に及んでいなくて頭がおかしくなってしまった。
物心ついた頃から標準ラインの最底辺を辿っていた私だが、ここ数年の間に決して一般人が真似できない化け物の領域に入ってしまったのだと自覚する。

私の体質に一般論は通用しにくいとはいえ、流石に加齢による体力の低下は避けられないだろうから、あと20年くらい経ったらまともに起きていられなくなっているかもしれない。
まぁその前に病気で命を落としている確率も、それなりに高そうだが。