K's Graffiti

文章を書いたり絵を描いたりします。

生存記録(20240303)

春のクラシックに繋がるレースということで注目していた弥生賞なのだが、意外な結果で終わってしまったので春から何を応援しようか悩ましく思っている。例年、この時期になると一頭や二頭「コレ」という候補が頭の中に浮かぶのだけれど、昨年末の2歳戦も含めて混戦模様と言うしかない。世代レベルが疑問視されていた昨年ですらソールオリエンスとタスティエーラという軸がいたのに、今年は本当にわからない。牝馬のレガレイラか、朝日杯を勝ったジャンタルマンタルか、安定感のあるシンエンペラーか、あるいは強烈な末脚を持つビザンチンドリームか……いや、確かに有力馬はいるのだけれど、どれを上に考えればいいのか自分の中に明確な判断材料がないのだ。特に気になる馬、好きな馬というのも定まっておらず、このままではクラシック戦線が心から楽しめるか怪しい。
なお3歳戦への期待感が微妙な反面、古馬のレースは楽しみにしている私がいる。競馬を始めて数年が経つから、基本的に重賞レースに出てくるレベルだとほとんどが名前を聞いたことがある馬で、ざっと馬柱を眺めるだけで予想がしやすいのだ。これは競馬初心者だった頃とは真逆で、当時古馬戦は知らない馬ばかり、比較的詳しいのは若駒ばかりという状況だった。レースの楽しみ方は競馬歴と知識の積み重ねで随分と変わるものらしい。まぁ3歳戦に対する感覚の変化は相対的なものというか、古馬に詳しくなったからこそ重要度が下がっただけであって、絶対的な面白さが減少しているわけではないのかもしれない。
昨年や一昨年は土日の欠かせないイベントだった競馬観戦ではあるが、どうやら今年は自分の熱量的に難しそうなので、無理に重賞を全部チェックすることはなく適度な距離感で楽しもうと思っている。土日の昼から夕方にかけて拘束されるというのも行動に融通が利きづらくなるし、他の趣味との兼ね合いもある。GⅠ以外ならリアルタイムにこだわらず、後から映像で確認するだけでも十分なことは少なくないだろう。
実際のところは、生活リズムが壊れすぎていて毎週土日の昼間に確実に起きていることが困難になっている点が問題なのだけれど……夜中よりも日中のほうが眠りやすい体質は、なかなか容易に改善できるものではない。