K's Graffiti

文章を書いたり絵を描いたりします。

生存記録(20240329)

長かった冬の終わりというか、ようやく春らしい陽気を感じることができた週末、私は一週間ぶりに外出していた。別に他人と会う用事ではなく、いつもの買い出しではあったのだけれど、こういう風に気温が一気に変わると何を着るべきか悩ましくなる。もともと所持している服の数が少ないから、バリエーションに乏しくて悩むほどではないのかもしれないが、種類ではなく着る枚数に関しては世間一般の人間と共通の認識で考えることができるだろう。一枚間違えるだけで快適度が大きく変化してしまうから、外出日には気象情報のチェックが欠かせない。
冬の間、ずっと頼りにしていた上着はお役御免ということで、久々に身体が軽くなった感覚のまま家から出る。痩せている私にとって、身に纏う装備の重量というのは標準体重の人間よりも相対的に感じやすく、端的に言って負荷が大きい。服に限らず、手荷物の重量なども少なからず疲労の蓄積に貢献していることだろう。そういう意味でも、私は冬より夏のほうが好きなのかもしれない。
先月だったか、どこかで書いたような覚えがあるのだけれど、先日クレジットカードが更新された。諸々に登録している情報を変更する必要があったわけだが、日常的に発生している全部の決済に対して漏れなく対応するというのは意外と難しく、決済エラー後の案内に従って情報を書き換えたほうが楽ということもあり、実のところ半分くらいは「期限」に間に合わなかった。この期限というのは、すなわち前のカードの期限後に生じる決済タイミングを意味していて、これは決済先によって異なるから必ずしも各サービスにおいて一致するわけではない。サービス甲では間に合ったのに、サービス乙では駄目だった……なんてことがあり、その後に要求してくる対応方法も各社様々だ。多少の遅れは看過して、オンラインで対応可能なところは非常に助かるのだけれど、中には払込票を送付してコンビニ払いを強いてくるところもある。
というわけで、今月末が本当の「期限」となっていた某サービスへの支払いを、ついでに済ませてきた。コンビニに赴くのは数年ぶりといった具合で、最近の多様な電子決済に慣れていない私は普通の買い物をするのが怖いくらいだけれど、指定された支払いだけなら気楽なものだ。小銭が多くなってしまったけれど、お釣りが出ないようピッタリの額を用意してやった。慣れているのか、店員の手捌きが迅速で助かった。
30分にも満たない外出ではあったが、基本的に週一ペースでしか外に出ないため、これでも十分に外の空気を満喫した気持ちになっている。それにしても、以前ならこれだけで疲労困憊に陥って帰宅後に昼寝をしても不思議ではなかったが、意外と平気なのは体力づくりの効果が出ているということだろうか。