K's Graffiti

文章を書いたり絵を描いたりします。

低気圧一過

起床した時点では異常を感じなかった今日だけれど、それにしても雨音が煩いなぁとは思っていた。これほどの大雨は、今年に入って初めてのような気がする。
時計を見ると、目覚ましを設定していた時刻はとっくに過ぎて去っていて、また起きることができなかったと自らの怠け癖を省みることになる。
しかし考えてみれば、思っていたように起きられないという点で既に身体に不調を来していたのかもしれない。


のっそりと布団から這い出て、眠気を完全に飛ばすためにシャワーを浴びる。しっかり寝たはずなのに、どうにも身体が重いものだから、不摂生が祟って風邪でも引いたのかと思った。
今日は寝坊したとはいえ、用事がないわけではなかった。食事を済ませて、午後の外出に備える。着替えて、適当にソシャゲのノルマを消化し、予定の時間になるまでは心穏やかにいられる至福のひと時だ。
相変わらず、具合が悪いと訴えるほどではない程度の微妙な気怠さが全身を包んでいるので、用事がなければ二度寝に向かっていた可能性がある。やはり生活リズムを整えるためには、予定を作ることが肝要なのだろうと思う。

外に出て、降ったり止んだりする雨にげんなりしながらも、無事にミッションを終える。帰宅したのは夕方に差し掛かる少し前くらいで、まだ明るい時間帯だった。
身体の不調が本格化してきたのはちょうどこの頃で、急激に目を開けているのがつらくなった。頭痛と、強烈な眠気。てっきり外に出た疲れかと思ったが、それにしてはどうにも様子がおかしい。
とりあえず横になり、目を瞑って耐えることにした。

いつ眠りに落ちたのかまったく記憶にないけれど、数十分は眠っていたらしい。症状は先刻から改善することはなく、むしろ頭痛が悪化してきたので動くのが大変に感じられた。
もうしばらく、じっとしていよう。そう決心し、完全に陽が落ちるまでは安静にしていた。
夕食の時間、頭痛に慣れてきたのか単純に治りつつあるのか、わからないけれど起き上がることができるようになったので、なんとか栄養を摂取する。
布団に入ればいつでも睡眠状態に移行できそうな感覚がある。本当に風邪かもしれない。
そうは思いつつも、調べてみたら台風並みの低気圧という情報が見つかったので、私は身体の不具合を天候のせいにすることにする。
影響を受けやすく、体力のない人間は生きるのが大変だ。

この日記を書いている現在、症状は随分と軽くなってきた。まだ頭全体にのしかかるような重い感じは残っているものの、もう立ち上がって動き回ることに支障はない。明日になれば、全快しているに違いないという謎の自信すらある。
ただ、頭の働きについては元に戻るまで時間が必要らしく、正直なところ自分が何を書いているのかよく把握できていない。読み返す気力もない。ひたすらに思考を垂れ流すだけ。
こういう日の文章は時に支離滅裂で、もしくはメインテーマ不詳につき何が言いたいのかわからないという怪文になりがちなので、あまりダラダラ書くメリットはないからこれくらいにしておきたい。
逆に言えば、己の能力の下限値を知るという意味では稀にあるチャンスで、日記の醍醐味でもあるのではないかと思わないでもない。