K's Graffiti

文章を書いたり絵を描いたりします。

数日前からだと思うが、妙な咳が一日に何度も出る。
先日、風邪について日記を書いたところなので、体調にやや怪しさを感じてしまうけれど、目立った不調はこの咳だけなのだ。もうしばらく様子を見ることにしたい。

 

この咳は、気管支炎や肺炎というような感じではない。どちらかと言えば、喉の奥に何かがつっかえているような、もしくは乾燥による異常から守るためであるかのような。そういった、よくわからない不具合を一時的に解除するために咳を出しているような印象だ。
まぁ呼吸周りの病気を患ったことがないので、本当の苦しさというのはわからないのだが。

しかし、意識してみると一時間に十回程度は咳をしたいと身体が訴えてきていることがわかる。どう考えても、正常な状態でないのは確かだろう。
私の場合、風邪を引いた際に咳が出るのはその一連の症状の最終段階にある時であって、いきなり咳から入るというのは経験上なかったことだ。
もちろん風邪の種類は無数にあるわけだから、必ずしも反応が同じとは限らないけれど、それにしたって過去の記憶にない咳なので判断に自身が持てないでいる。
いったい私の身体はどうなってしまっているのだろう。

咳以外にも不審な点はいくつか思い浮かぶ。
毎日、寝起きに顔を洗う時に気づくのだが、やたらと喉が詰まっているのだ。
鼻ではなく喉。まともに声も出せない。
本来は鼻水となって出てくるべき雑菌の死骸などが、眠っている間に喉に溜まっているかのように、ぶよぶよドロドロとした気持ちの悪い痰が、このところほとんど毎日、喉に絡んでいる。
咳払いをしてもなかなか解消されないそれは、起きて活動をしている間にも喉に溜まり続ける。当然、溜まりすぎたら苦しくなってくるため、咳のトリガーとなっている可能性としては十分にある。
また、くしゃみも増えている。これは花粉の時季だからだろうと、それだけで納得することもできるけれど、上の件と併せて考えるなら、部屋の中の空気が非常に汚れているのではないかという説が思い当たる。
そもそも外出回数は週に一度程度で、花粉を避けるために換気は最小限に減らしているから、体調に異常を来すほどの大量の花粉が室内に舞っているとは思えないのだ。
皮肉にも、花粉を回避するための行動が却って空気中の埃やハウスダストなどを増やしているとしたら、これはもう八方塞がりというか、どう転んでも苦しむしかない地獄なのではないか。

一応、空気清浄機は稼働させているのだけれど、意味があるのかどうか。
部屋の構造的に、全体に効力を発揮させることは難しそうではあるけれど、空気清浄機に頼りきりというのも好ましいことではない。
定期的な掃除と換気を怠っているからこそ招いている困難なのだとしたら、このまま機械任せにし続けるのは悪手というものだろう。

それにしても、ようやくモチベーションが上がりかけているという段階で、くだらない不調に出鼻を挫かれるのはなんだか悔しい思いだ。
咳なんて気にせずに集中できれば好ましいのだけれど、何かすればすぐに解決というわけではないだろうし、あと数日くらいは静観してみてもいいかもしれない。
いつの間にかなんでもなくなって、忘れてしまう可能性だってあるのだから。