K's Graffiti

文章を書いたり絵を描いたりします。

様子見するとは言ったが

一昨日の日記で書いた咳について、確かに急患にかかるほど悪いわけではないのだけれど、昼夜を問わずゴホゴホと苦しい気分にさせられるものだから、もうすっかりと気が滅入ってしまっている。
こんなこと今までなかったものだから、何か変な病気にでもなったのかもしれないと、いよいよ思い始めた。

 

今日はちょっと買い出しに外出したのだけれど、帰ってきてからがひどいものだった。
鼻水はまったく出ない。ただ、目は物凄く痒いし、油断すると咳が止まらなくなる。前者は花粉のせいと見ていいだろうが、後者の原因がさっぱり不明で頭がおかしくなりそうだ。
身体が怠いわけでも、熱があるわけでもなく、咳を除けばまぁそれなりに調子はいいほうというのが悩ましいところ。起きていてもつらいから一日中寝込んでいるのが最も楽だというのに、多方面にモチベーションが高いせいで内なる私はそれを許さない。かつて経験のないディレンマに、どうしたらいいのかわからなくなる。

風邪で病院に行ったことなんて、小学生の時が最後だったのではないかというくらい記憶にない。
越してきたばかりで土地勘もなく、近所の医院の評判はどうなのか。もう少し安静にしていたら治るのか、薬が必要なのか。
これはもう、今の私にとっては難易度の高すぎる選択肢なので、正直お手上げといった具合だ。忘れてしまえるなら忘れてしまいたいのだが、しかし忘れた頃になって咳に苦しむ羽目になる。やっぱり、どうにかしたほうがいいのでは……そういう思考のループが数日続いているという状況に、そろそろ心が参ってきているような気がする。 

とはいえ明日は外せない用事がある。こういうご時世だから咳が出る身体で人前に出ていくのは憚られるのだけれど、本当に外せない件なのでなんとか我慢しなければならない。
それとは別に、個人番号カードを手に入れるために必要な資料を実家に取りにいくというミッションもあり……もし妙な感染症であった場合、家族に相当な迷惑がかかってしまうので、そのあたりの判断も難しくなってしまった。
いったい私の身体はどうなっていて、この先どうなるのだろう。途端に不安が募り始める。

咳の症状としては、咳が出たら苦しいという当たり前のレベルであって、そのたびに死ぬような思いをしているのではない。咳が出るようになった過程こそ未体験のものではあったが、咳そのものの苦しさには覚えがあるため、いちいち狼狽えるほどではないのだ。
Twitterなどでしばしば拡散されている、若者が例のアレに罹った時の想像以上に大変だったという体験談から比較すると、まだ慌てる段階ではないように思う。
だから楽観視、というわけではないけれど、あと数日……水曜日あたりまで耐えられるなら耐えてみて、あるいは症状が緩和されればそのまま経過を見ることにして、仮に重症化するようなことがあれば真剣に向き合って病院を探す。そんな感じで臨機応変に、よりよい選択ができるようにしていきたい。

あぁしかし、なんでこんなことに。