K's Graffiti

文章を書いたり絵を描いたりします。

生活不適正

日中の気温が上昇傾向にあり、体内のバランスが変わってきた影響なのか知らないが、先週のように安定感のある昼夜逆転生活が成立しなくなっている。
一般的な観点から言えば、これは好ましい事態なのかもしれない。しかし私の場合、夜間に安眠できる環境が得られない以上は、却って睡眠不足や体調不良を招きかねないから困っている。

 

原因を辿っていくと、やはり一昨日の夕方頃、荷物受け取りのために無理をして起き続けていたのが諸悪の根源ということになりそうだ。
私にしては珍しく、あまり日々の変動なく素直に眠気に従って就寝できていたというのに……ちょっとしたことで、すっかりタイミングが変わってしまった。
そして案の定、昨日の晩は両隣からの睡眠妨害を受けて眠りの質が確保できず、今日は午前中から起きてはいたものの、どうにも冴えない頭を頑張って動かすようなイメージで過ごしてきた。
もはや隣人の問題は解決する見込みがないため、引っ越す以外にはストレスから逃れる術はないものだと半ば諦めかけている心境なのだけれど、今日に関して言えば別の意味で対策を立てることは可能だった。
要するに、私が眠くなる時間帯と隣人の音が活発になる時間帯が一致しているから、どうしようもなく不幸になるのだ。確率的には、正午から日没くらいまでは静かであることが多いのだから、特に頭の具合が万全ではない今日のコンディションなら、むしろ気持ちよく昼寝に心身を委ねることができたはずだった。
眠ろうと思えば、すぐに眠れる状態だったのに……つい他の関心事に気を取られてベストな選択ができなかった。そのせいで、もう相当に起きているのが苦しい夜中に、隣から響いてくる音に耐えながら眠る羽目になっている。

まぁしかし、日課の日記も書けていないうちに、何もかも忘れて眠りに向かうわけにもいかないため、今の私は脳の半分を睡眠に充てつつ、残りを本文作成と、騒音へのストレス抑制に使っている。
現実的には、そんな器用に脳を部分的に活用することなんてできないから、これはあくまでイメージに過ぎないが、疲れと眠気と苛立ちでどうにかなってしまいそうな状況下にもかかわらず、適当に文字で埋めていくことができているのは、長年の馴れが奏功していると言うほかないだろう。
ある程度クオリティが下がることを許容するなら、無意識の領域で文章を生み出すこともできるようになったのかもしれない。
なお、自身が何を書いていて、どんな結論に向かって筆を進めているのか、今の私には判断できない。

 

眠いのに、眠ることが認められない環境に長くいると、私の身体はどうなってしまうのだろう。
極論を言えば、いずれ体力が完全に尽きて糸が切れたように眠りへと移行するはずなのだが、かろうじて意識を保っていられるくらいの元気があると、決して睡眠状態に入るのは容易ではない。
最悪の場合、これが翌朝まで続いてしまうから厄介なのだ。雑音をスルーできるよう、自動的に処理できる鈍感な人が、今はとても羨ましい。