K's Graffiti

文章を書いたり絵を描いたりします。

健康的な生活は今日で終わり

今月の初めから昨日まで同じような日記を繰り返し書き続けていたが、そろそろ別の内容にしたい……ということで、書こうと思う。
実は接種後の体調不良を懸念して、一時的に実家の世話になっていたのだ。特に何をすることもなく、決まった時間に栄養のある食事が出てくる。本当は家事の手伝いなどをすべきなのだろうが、どうも親は甘やかしたがりで、私も変に意地を張ろうと思わないので、帰省する度にダメ人間になってしまうような気がする。
本当に、あの場所には何気ない至福が詰まっている。

 

毎晩、体調が悪化するせいで連泊が続いてしまったが、このままでは一生こちらに戻ってこられる気がしなかったため、多少の微熱は無視して帰宅することにした。
朝に起きて朝食を摂り、昼にはしっかり昼食を摂り、夕方には栄養たっぷりの夕食を摂る。こうした健康的な食生活は前回の帰省以来のことで、流石に体重も少し戻ったような気がしないでもないが、親の手を頼りすぎてしまうと今後の自立力に影響が出かねないから、ふと「もう少し居たい」と感じた今日、とうとう離れる決心をした次第だ。

まぁ健康的だったのは食事に関するところだけで、生活習慣はわりとガタガタだった。
今日は耐えたけれど、おそらく副反応と思われる気怠さから昼寝をすることが多く、早めに寝ることはできなかったし、朝は太陽光の力で室温が急上昇するため、暑さで寝ていられない。
特徴的な部屋の構造ゆえに仕方ない部分はあるものの、できれば身体を休めたいというのに、おおよそ4時過ぎに就寝して8時半に起床という寝不足一直線のリズムが基本となってしまった。
それを補うのは日中の昼寝であり、また夜に眠れなくなって……ありがちではあるが、なかなか修正が難しい状態に陥っているのが今の私だ。

結局のところ、本当にありがたい話ではあるのだが、好きにさせてもらえる環境と決まったタイミングで出てくる食事が堕落を誘発していることになるので、これくらいが甘えていい限度だろうという判断になる。
温かすぎて、家を出て駅に向かう道中には泣きそうになったくらいなので、なかなか危ないところまで心が動いてしまっていたように思う。
この感覚を味わえる期間や回数は、あとどれだけ残されているのやら……あまり考えたくはないけれど、物事には確実に終わりがあるから、いずれ訪れる「その時」に私はどんな精神状態になるのだろうかと、たまに怖くなる。

一人暮らしの人間にしては珍しく、ここまで平均すると毎月のように顔を見せているから、世の中の一般的な「自立」よりは距離が近い。
何が正しいのかわからないけれど、あまりにも会わずに長期間が経過してしまうと、本当に孤独に浸ってしまう気がする。互いの心の中から、存在感が薄れていく。
私は日常的に連絡を取り合う人間がほとんど皆無で、定期的に遊ぶ友人がいないから、特に心の拠り所という意味では、家族の存在が大きすぎる。
長い目で見ると、そういったものに縛られない強かな自分というものを確保していく必要があるのかもしれない。あるいは、それが難しい普通の人はパートナーを見つけるのだろうけれど、それは期待できない私であるから、なおさら今から意識していかなければならないだろう。

 

さて、明日からは自力で生活していかなければならないから、先週末までの感覚を少しずつ取り戻していきたい。
食事について考えるのは億劫の極みだけれど、まぁ適当に買い置きしてある食料を駆使すれば数日は生きられるだろう。
まずは狂った生活リズムを直していくところから頑張ろう。